ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に   作:烙印バンザイ

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琥珀「・・・・・・・」サングラスをつけアサルトライフルの手入れをしている。
作者「琥珀なんかキャラ変わってない」
刀真「琥珀は、スイッチが入るとキャラ変わるぞ」
琥珀「刀真には、言われたくありません」
刀真「そうか?」


二十九話

 「さて、お前等には戦闘訓練を受けてもらおうと思う」

 大樹に拠点をつくり一息をついた後に南雲がそう言った。

 「え、えっと……ハジメさん。戦闘訓練というのは……」

 「そのままの意味だ。どうせ、これから十日間は大樹へはたどり着けないんだろ? ならその間の時間を有効活用して、軟弱で脆弱で負け犬根性が染み付いたお前等を一端の戦闘技能者に育て上げようと思ってな」

 「な、なぜ、そのようなことを……」 

 「なぜ? なぜと聞いたか? 残念ウサギ」

 「あぅ、まだ名前で呼んでもらえない……」

 「いいか、俺がお前達と交わした約束は、案内が終わるまで守るというものだ。じゃあ、案内が終わった後はどうするのか、それをお前等は考えているのか?」

 俺は、ハウリア族の様子を観察していた。ハウリア族は不安に駆られている様子だった。

 「まぁ、考えていないだろうな。考えたところで答えなどないしな。お前達は弱く、悪意や害意に対しては逃げるか隠れることしかできない。そんなお前等は、遂にフェアベルゲンという隠れ家すら失った。つまり、俺達の庇護を失った瞬間、再び窮地に陥るというわけだ」

 「「「「「「……」」」」」」

 「お前等に逃げ場はない。隠れ家も庇護もない。だが、魔物も人も容赦なく弱いお前達を狙ってくる。このままではどちらにしろ全滅は必定だ……それでいいのか? 弱さを理由に淘汰されることを許容するか? 幸運にも拾った命を無駄に散らすか? どうなんだ?」

 「そんなものいいわけがない」

 「そうだ。いいわけがない。ならば、どうするか。答えは簡単だ。強くなればいい。襲い来るあらゆる障碍を打ち破り、自らの手で生存の権利を獲得すればいい」

 「……ですが、私達は兎人族です。虎人族や熊人族のような強靭な肉体も翼人族や土人族のように特殊な技能も持っていません……とても、そのような……」

 「俺はかつての仲間から〝無能〟と呼ばれていたぞ?」

 「え?」

 「〝無能〟だ〝無能〟。ステータスも技能も平凡極まりない一般人。仲間内の最弱。戦闘では足でまとい以外の何者でもない。故に、かつての仲間達は俺を〝無能〟と呼んでいたんだよ。実際、その通りだった」

 南雲が自分の事を話した。

 「だが、奈落の底に落ちて俺は強くなるために行動した。出来るか出来ないかなんて頭になかった。出来なければ死ぬ、その瀬戸際で自分の全てをかけて戦った。……気がつけばこの有様さ」

 ハウリアは、驚愕していた。それなら俺も言うか。

 「俺も昔は弱かったよ」

「え」

「「「「え」」」」

「いや、ハウリアはわかるけどなんで4人も反応するんだよ」

「いや刀真くん出会った時から普通に銃火器を持った大人を余裕で再起不能にしてたよね」

「いや、俺は家族や親戚や知り合いの中で1番弱かった」

「「「「「・・・・・・・」」」」」

「俺が家族とかとまともに戦えるようになったのは、直死の魔眼が目覚めてある人と会ってからだ。その時から前は、少し身体能力が高くて偶に見えない物が見えるだけだった。」

「「「「・・・・・・・」」」」

「まあ、コイツの話は、無視して」

「おい、なんでだよ」

「「「「比較対象がおかしいんだよ」」」」

「え、そうなのか」

「刀真くん家は、特殊すぎるだけだから」

家族からは、一言も言われていなかったから分からなかったが俺の比較基準は、おかしいらしい。

 「っ、とりあえずお前達の状況は、かつての俺と似ている。約束の内にある今なら、絶望を打ち砕く手助けくらいはしよう。自分達には無理だと言うのなら、それでも構わない。その時は今度こそ全滅するだけだ。約束が果たされた後は助けるつもりは毛頭ないからな。残り僅かな生を負け犬同士で傷を舐め合ってすごせばいいさ」

 「やります。私に戦い方を教えてください! もう、弱いままは嫌です!」

 「ハジメ殿……宜しく頼みます」

 ハウリア族の目には、決意が固まっていた。

 「わかった。覚悟しろよ? あくまでお前等自身の意志で強くなるんだ。俺は唯の手伝い。途中で投げ出したやつを優しく諭してやるなんてことしないからな。おまけに期間は僅か十日だ……死に物狂いになれ。待っているのは生か死の二択なんだから」

 「それなら私達も訓練の内容を考えます」

「そうだな」

「「「お前ら二人は、何もするな(しないで)」」

「「え、」」

「お前らが考えた訓練をすると下手したら死人が出るというか俺達も死ぬ」

「刀真くんと琥珀は、手伝うだけでいいの」

「…刀真…琥珀余計なことしない」

「「あ、はい」」

何故か3人に止められた。

 

 シアは、春奈とユエの二人が担当していた。時々シアの叫び声が聞こえるため順調そうだった。…しかし問題は、他のハウリア族だった。

 「ああ、どうか罪深い私を許しくれぇ~」グサッ!

 「「・・・・・・・」」

 「ごめんなさいっ! ごめんなさいっ! それでも私はやるしかないのぉ!」

 「「・・・・・・・」」

 バキッ!

 「ふっ、これが刃を向けた私への罰というわけか……当然の結果だな……」

 「族長! そんなこと言わないで下さい! 罪深いのは皆一緒です!」

 「そうです! いつか裁かれるときが来るとしても、それは今じゃない! 立って下さい! 族長!」

 「僕達は、もう戻れぬ道に踏み込んでしまったんだ。族長、行けるところまで一緒に逝きましょうよ」

 「お、お前達……そうだな。こんな所で立ち止まっている訳にはいかない。死んでしまった彼(小さなネズミっぽい魔物)のためにも、この死を乗り越えて私達は進もう!」

 「「「「「「「「族長!」」」」」」」」

 …俺達は、なにを見せられているんだ?南雲を見るとキレていた。

 「だぁーーー! やかましいわ、ボケッ! 魔物一体殺すたびに、いちいち大げさなんだよ! なんなの? ホント何なんですか? その三文芝居! 何でドラマチックな感じになってんの? 黙って殺れよ! 即殺しろよ! 魔物に向かって彼とか言うな! キモイわ!」

 ハウリア族は、「そうは言っても……」とか「だっていくら魔物でも可哀想で……」など呟いていたが余計に南雲をキレさせていた。

 (なんか、俺と琥珀の出番か来そうなんだが、ん?)

南雲にハウリア族の少年が近づいていた。

 「? どうした?」

 「あ、うん。このお花さんを踏みそうになって……よかった。気がつかなかったら、潰しちゃうところだったよ。こんなに綺麗なのに、踏んじゃったら可愛そうだもんね」

 「お、お花さん?」

 「うん! ハジメ兄ちゃん! 僕、お花さんが大好きなんだ! この辺は、綺麗なお花さんが多いから訓練中も潰さないようにするのが大変なんだ~」

 「……時々、お前等が妙なタイミングで跳ねたり移動したりするのは……その〝お花さん〟とやらが原因か?」

 「いえいえ、まさか。そんな事ありませんよ」

 「はは、そうだよな?」

 「ええ、花だけでなく、虫達にも気を遣いますな。突然出てきたときは焦りますよ。何とか踏まないように避けますがね」

  ハウリア族がどんなに残念かを知った俺と琥珀は、すぐさま道具を取りに行った。ドパンッ!

 南雲達のところに戻ると中銃声が聞こえた。俺達は、急いで戻った。すると。

 「貴様らは薄汚い〝ピッー〟共だ。この先、〝ピッー〟されたくなかったら死に物狂いで魔物を殺せ! 今後、花だの虫だのに僅かでも気を逸らしてみろ! 貴様ら全員〝ピッー〟してやる! わかったら、さっさと魔物を狩りに行け! この〝ピッー〟共が!」

 南雲がテレビとかでよく流れる規制するときの発言をしていた。そして南雲は、ハウリア族に容赦なく発砲した。

 「ハジメ兄ちゃん! 一体どうしたの!? 何でこんなことするの!?」

 「南雲さん・・・・・・・」

「どうした佐々目?」

「私も手伝います」ガチャ

 すると琥珀がもってきたアサルトライフルで周りに発砲し始めた。

 「琥珀姉ちゃんもどうして?」

「口を慎みなさいこのピッーども、グズグスしないでさっさと動きなさい」

あ、琥珀のスイッチがはいった。まあ、それは、そうとして。

 「おい、ピッー共、死にたくなかったら、魔物を狩れ、魔物を狩れなかったピッーでピッーな奴らは、飯抜きに魔物を呼び寄せる餌にするからな」

「刀真殿?」

「南雲・・・・・・・」

「なんだ…?」

「訓練メニュー俺と琥珀で考えたものでいいか」

「ああ、構わない」

「よし、琥珀…」

「わかりました。」

「さあ、十日間ハウリアブートキャンプを始めようか…」

大樹では、銃声と衝撃波の音とハウリア族の悲鳴さらにたまにピッーという声が響いた。




琥珀「最近、文を書く比率が減りましたね」
作者「そうかな?最近、fgoとかデュエプレとかマスデュエとかペルソナ4gやってるくらいだよ」
琥珀「結構やってますね。まあ、お嬢様を活躍させなさい」
作者「過去回とかたぶん後々活躍すると思う」

ギャグ回か過去回みたいなの作るときにどういうネタにするか

  • 幼児化
  • 性別転換
  • 王様ゲーム
  • 先生との過去
  • 刀真のトラウマ
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