ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に 作:烙印バンザイ
刀真「なあ、この話でからくり屋敷の製作者に触れないのか」
作者「触れるけど名前はでないな」
「やはり隙を待ってたんですね」
「ああ、わざとブロックを躱さずに飛んできたブロックに隙間作ってその中で隙ができるの待ってた」
「わざと当たったとはいえ心臓に悪いよ」
そんなことを話していると南雲とユエとシアが話していた。というかシアをほめていた。
「え、えっと、ユエさん?」
「……ハジメは撫でないだろうから、残念だろうけど代わりに。よく頑張りました」
「ユ、ユエさぁ~ん。うぅ、あれ、何だろ? 何だか泣けてぎまじだぁ、ふぇええ」
「……よしよし」
「あのぉ~、いい雰囲気で悪いんだけどぉ~、そろそろヤバイんで、ちょっといいかなぁ~?」
核を潰したはずのミレディが話しかけてきた。南雲達は、警戒していたが俺と琥珀は警戒をしていなかった。
「ちょっと、ちょっと、大丈夫だってぇ~。試練はクリア! あんたたちの勝ち! 核の欠片に残った力で少しだけ話す時間をとっただけだよぉ~、もう数分も持たないから」
南雲は、少し警戒をとき話した
「で? 何の話だ? 死にぞこない。死してなお空気も読めんとは……残念さでは随一の解放者ってことで後世に伝えてやろうか」
「ちょっ、やめてよぉ~、何その地味な嫌がらせ。ジワジワきそうなところが凄く嫌らしい」
「で? 〝クソ野郎共〟を殺してくれっていう話なら聞く気ないぞ?」
「言わないよ。言う必要もないからね。話したい……というより忠告だね。訪れた迷宮で目当ての神代魔法がなくても、必ず私達全員の神代魔法を手に入れること……君達の望みのために必要だから……」
どうやら世界を渡る神代魔法は、迷宮を全部、攻略する必要があるらしい。
「全部ね……なら他の迷宮の場所を教えろ。失伝していて、ほとんどわかってねぇんだよ」
「あぁ、そうなんだ……そっか、迷宮の場所がわからなくなるほど……長い時が経ったんだね……うん、場所……場所はね……」
ユエやシアが神妙な表情をしていた。長い間、使命、あるいは願いのために意志が宿る器を入れ替えてまで生きた者への敬意を瞳に宿した。
「以上だよ……頑張ってね」
「……随分としおらしいじゃねぇの。あのウザったい口調やらセリフはどうした?」
「あはは、ごめんね~。でもさ……あのクソ野郎共って……ホントに嫌なヤツらでさ……嫌らしいことばっかりしてくるんだよね……だから、少しでも……慣れておいて欲しくてね……」
「おい、こら。狂った神のことなんざ興味ないって言っただろうが。なに、勝手に戦うこと前提で話してんだよ」
「……戦うよ。君が君である限り……必ず……君…いや君達は、神殺しを為す」
「……意味がわかんねぇよ。そりゃあ、俺の道を阻むなら殺るかもしれないが……」
「ふふ……それでいい……君は君の思った通りに生きればいい…………君の選択が……きっと…………この世界にとっての……最良だから……」
「「・・・・・・・」」
ユエがミレディに近づいていた。
「何かな?」
「……お疲れ様。よく頑張りました」
「……」
ミレディにとっては意外な言葉だった
「……ありがとね」
「……ん」
「……さて、時間の……ようだね……君達のこれからが……自由な意志の下に……あらんことを……」
ミレディは淡い光となって天へと消えていった。
「「・・・・・・・」」
「……最初は、性根が捻じ曲がった最悪の人だと思っていたんですけどね。ただ、一生懸命なだけだったんですね」
「……ん」
「そうだね」
「はぁ、もういいだろ? さっさと先に行くぞ。それと、断言するがアイツの根性の悪さも素だと思うぞ? あの意地の悪さは、演技ってレベルじゃねぇよ」
「ちょっと、ハジメさん。そんな死人にムチ打つようなことを。ヒドイですよ。まったく空気読めないのはハジメさんの方ですよ」
「南雲に同意見だな」
「刀真さん?」
「私もです」
「琥珀!?」
「「春奈(お嬢様)…ミレディは、あの人よりは、マシだがあの人に似てるぞ(ますよ)」」
「あっ!」
「「???」」
春奈は気付いたようだ。
俺達は、ブロックに飛び乗ると足場の浮遊ブロックがスィーと動き出し、光る壁まで俺達を運んでいく。
「「「「……」」」」
「わわっ、勝手に動いてますよ、これ。便利ですねぇ」
「……サービス?」
浮遊ブロックは止まることなく壁の向こう側へと進んでいった。そこには…
「やっほー、さっきぶり! ミレディちゃんだよ!」
小さいミレディゴーレムがいた。
「「「……」」」
「ほれ、みろ。こんなこったろうと思ったよ」
「だろうな」
「ですよね」
予想はしていた。まず迷宮は試験みたいな物だから一回で終わるのはおかしい。さらに足場のブロックはミレディしか操作ができないためそれなのに動くのはおかしかった。そして、ミレディの性格の悪さは、あの人に似ているその人ならこういう事を平気で行うからミレディが消えていない事はわかっていた。
「あれぇ? あれぇ? テンション低いよぉ~? もっと驚いてもいいんだよぉ~? あっ、それとも驚きすぎても言葉が出ないとか? だったら、ドッキリ大成功ぉ~だね☆」
「……さっきのは?」
「ん~? さっき? あぁ、もしかして消えちゃったと思った? ないな~い! そんなことあるわけないよぉ~!」
「でも、光が昇って消えていきましたよね?」
「ふふふ、中々よかったでしょう? あの〝演出〟! やだ、ミレディちゃん役者の才能まであるなんて! 恐ろしい子!」
ミレディはテンションが上がっていたがユエは手を前に出してシアは武器を構えていた。
「え、え~と……」
「テヘ、ペロ☆」
「……死ね」
「死んで下さい」
「ま、待って! ちょっと待って! このボディは貧弱なのぉ! これ壊れたら本気でマズイからぁ! 落ち着いてぇ! 謝るからぁ!」
「なんだろう」
「なんででしょうね」
「なんでだろうね」
「「「ものすごく見たことがある気がする」」」
「このまま愉快なデザインになりたくなきゃ、さっさとお前の神代魔法をよこせ」
「あのぉ~、言動が完全に悪役だと気づいてッ『メキメキメキ』了解であります! 直ぐに渡すであります! だからストープ! これ以上は、ホントに壊れちゃう!」
南雲がミレディにアイアンクローをしていた。
「これは……やっぱり重力操作の魔法か」
「そうだよ~ん。ミレディちゃんの魔法は重力魔法。上手く使ってね…って言いたいところだけど、君とウサギちゃんとは適性ないねぇ~もうびっくりするレベルでないね!」
「やかましいわ。それくらい想定済みだ」
「まぁ、ウサギちゃんは体重の増減くらいなら使えるんじゃないかな。君は……生成魔法使えるんだから、それで何とかしなよ。剣士くんとメイドちゃんは、二人よりは、適正あるね。金髪ちゃんと白髪ちゃんは適性ばっちりだね。修練すれば十全に使いこなせるようになるよ」
「おい、ミレディ。さっさと攻略の証を渡せ。それから、お前が持っている便利そうなアーティファクト類と感応石みたいな珍しい鉱物類も全部よこせ」
(しかしこの部屋なんか見た前に見覚えが…なんだけ?…うん?)
「……君、セリフが完全に強盗と同じだからね? 自覚ある?」
「おい、それ〝宝物庫〟だろう? だったら、それごと渡せよ。どうせ中にアーティファクト入ってんだろうが」
「あ、あのねぇ~。これ以上渡すものはないよ。〝宝物庫〟も他のアーティファクトも迷宮の修繕とか維持管理とかに必要なものなんだから」
「知るか。寄越せ」
「あっ、こらダメだったら!」
(南雲は、相変わらずだな…なんか見慣れているというか…白くて個室…はっ!)
俺は、部屋にあるかもしれない物が分かってしまった。
「はぁ~、初めての攻略者がこんなキワモノだなんて……もぅ、いいや。君達を強制的に外に出すからねぇ! 戻ってきちゃダメよぉ!」
「やっぱり」
「「「「?」」」」
ガコン!!
「「「「「!?」」」」」
その音が響き渡った瞬間、轟音と共に四方の壁から途轍もない勢いで水が流れ込んできた。
「てめぇ! これはっ!」
「嫌なものは、水に流すに限るね☆」
「それじゃあねぇ~、迷宮攻略頑張りなよぉ~」
「ごぽっ……てめぇ、俺たちゃ汚物か! いつか絶対破壊してやるからなぁ!」
「ケホッ……許さない」
「殺ってやるですぅ! ふがっ」
「お嬢様〜どこですか」
「琥珀〜ケボ」
「やっぱりゲボゲホこうなったか」
「ゲホッ、ガホッ、~~っ、ひでぇ目にあった。あいつ何時か絶対に破壊してやる。ユエ、シア、刀真、佐々目、遠野。無事か?」
「ケホッケホッ……ん、大丈夫」
「こほこほ…なんとか」
「かはかは…ああ」
「ケホッケホッ…琥珀のおかげで」
「シア? おい、シア! どこだ!」
「シア……どこ?」
シアの返事が返ってこなかった。
「ユエ、人工呼吸を!」
「……じん…何?」
「あ~、だから、気道を確保して…」
「???」
ユエが心肺蘇生を見て不機嫌になっていた。…琥珀もできるんだけどな。
「ケホッケホッ……ハジメさん?」
「おう、ハジメさんだ。ったくこんなことで死にかけてんじゃッん!?」
「んっ!? んー!!」
「あむっ、んちゅ」
「おいおい」
この後、騒ぎになっていたようで南雲とシアがキスをしていた場面を他の人達に目撃されさらに混沌とした状況になった。
作者「三章に入ってからキャラ紹介書きたいです。」
ギャグ回か過去回みたいなの作るときにどういうネタにするか
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幼児化
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性別転換
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王様ゲーム
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先生との過去
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刀真のトラウマ