ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に   作:烙印バンザイ

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 作者「2回目オルクス大迷宮の時オリジナルの敵を出すよ」
刀真「はあ、なんで」
作者「いや、原作だけだとちょっと物足りないでしょ、直死なら簡単だけど普通に戦ったら面倒な敵を書きます」
刀真「本当は?」
作者「あんまり直死の魔眼使ってないから」
刀真「書いてるのお前じゃん」


さまざまな再会、そして襲撃編
五十四話


 「ヒャッハー!ですぅ!」

 「・・・・・・・」

(どこぞの世紀末か)

 「……シアのやつご機嫌だな。世紀末な野郎みたいな雄叫び上げやがって」

 「……むぅ。ちょっとやってみたいかも」

 南雲も同じようなことを考えていた。現在、俺達は、ライセン大渓谷と草原を挟みながら四輪と二輪に別れて走行していた。シアと琥珀が二輪、後の全員は、四輪に乗っていた。

 「パパ! パパ! ミュウもあれやりたいの!」

 「ダメに決まってるだろ」

 「うぅ~」

 「ミュウ。後で俺が乗せてやるから、それで我慢しろ」

 「ふぇ? いいの?」

 「ああ。シアと乗るのは断じて許さんが……俺となら構わねぇよ」

 「シアお姉ちゃんはダメなの?」

 「ああ、絶対ダメだ。見ろよ、あいつ。今度は、ハンドルの上で妙なポーズとりだしたぞ。何故か心に来るものがあるが……あんな危険運転するやつの乗り物に乗るなんて絶対ダメだ」

 (なんだかとある漫画であんなポーズがでるようなやつがあったような。そう言えばああいうポーズて実際はどうやってやるんだろう)

 「そもそも、二輪は危ないんだから出来れば乗せたくないんだがなぁ……二輪用のチャイルドシートとか作ってみるか? 材料は……ブツブツ」

 「ユエお姉ちゃん。パパがブツブツ言ってるの。変なの」

 「……ハジメパパは、ミュウが心配……意外に過保護」

 「南雲君が親になると過保護になるんだね」

 南雲は、ミュウのことに関して過保護だと思った。

 「ううぅう〜」

「・・・・・・・」

 ティオが最初、うるさかったので口を塞いで黙らせていた。

「刀真お兄ちゃん。ティオお姉ちゃんがうぅぅいってるの」

 「…ミュウ、これは病気みたいなものだから気にしない方がいいよ、気にしたらキリがないから」

 「フォウ!」

 「う、ううううう」

「・・・・・・・」カチッ

  ズドン!ズドン!ズドーン!

「?刀真お兄ちゃん、いま後ろからすごい音がしたの、あれティオお姉ちゃんは寝てるの?」

「…気のせいだよ、ティオは疲れたんじゃないかな」

「・・・・・・・」しゅ〜

「・・・・・・・はぁ」

俺はあまりにもうるさかったティオを剣圧で黙らせた。春奈はため息をついていた。フォウくんは、春奈の頭の上にいた。

 

 宿場町ホルアド

 よる必要はなかったがューレンのギルド支部長イルワから頼まれごとをされたので、それを果たすために寄り道したのだ。といっても、もともと【グリューエン大砂漠】へ行く途中で通ることになるので大した手間ではない。

 「パパ? どうしたの?」

 「ん? あ~、いや、前に来たことがあってな……まだ四ヶ月程度しか経ってないのに、もう何年も前のような気がして……」

 「……ハジメ、大丈夫?」

 「ああ、問題ない。ちょっとな、えらく濃密な時間を過ごしたもんだと思って感慨に耽っちまった。思えば、ここから始まったんだよなって……緊張と恐怖と若干の自棄を抱いて一晩過ごして、次の日に迷宮に潜って……そして落ちた」

 「……」

 「…まだ四ヶ月くらいしか経ってなかったのか」

「本当に、それくらい濃い体験をしたんだよね」

「そうですね」

 「ふむ。ご主人様達は、やり直したいとは思わんのか? 元々の仲間がおったのじゃろ? ご主人様の境遇はある程度聞いてはいるが……皆が皆、ご主人様を傷つけたわけではあるまい? 仲の良かったものもいるのではないか?」

 その言葉に俺は考えた。

 「まあ、仲が良かった奴はいるけど他がなあ」

「…そうだね」

「八重樫さんのことですか」

まあ昔、祖父がもう少し友達増やそう企画で道場に試合を申し込んだ道場で仲が良くなった相手だから他の奴よりかは思うことがあった。

 「まあ、心配事の大部分は、勇者のお守りの事だけどな」

「「「あ、ああ」」」

春奈、琥珀、南雲は俺が言ったことに納得していた。他の全員に勇者がどんな奴か言ったらミュウ以外は納得した。

 「南雲は、どうなんだ?」

 「確かに、そういう奴等もいたな……でも、もし仮にあの日に戻ったとしても、俺は何度でも同じ道を辿るさ」

 「ほぅ、なぜじゃ?」

 「もちろん……ユエに会いたいからだ」

 「……ハジメ」

 「バカップルだな」

 「そうだね」

 「そうですね」

「フォウ!」

 人々で賑わうメインストリートのど真ん中で、突如立ち止まり見つめ合い出すハジメとユエ。周囲のことなど知ったことかと二人の世界を作って、互いの頬に手を伸ばし、今にもキスしそうな雰囲気だった。

「ティオさん、聞きました? そこは、〝お前達に〟っていうところだと思いません? ユエさんオンリーですよ。また、二人の世界作ってますよ。もう、場所も状況もお構いなしですよ。それを傍から見てる私達にどうしろと? いい加減、あの空気を私との間にも作ってくれていいと思うんです。私は、いつでも受け入れ態勢が整っているというのに、いつまで経っても、残念キャラみたいな扱いで……いや、わかっていますよ? ユエさんが特別だということは。私も、元々はお二人の関係に憧れていたからこそ、一緒にいたいと思ったわけですし。だから、ユエさんが特別であることは当然で、それはそうあっていいと思うんですけどね。むしろ、ユエさんを蔑ろにするハジメさんなんてハジメさんじゃないですし。そんな事してユエさんを悲しませたら、むしろ私がハジメさんをぶっ殺す所存ですが。でも、でもですよ? 最近、ちょっとデレてきたなぁ~、そろそろ大人の階段上っちゃうかなぁ~って期待しているのに一向にそんなことにならないわけで、いくらユエさんが特別でも、もうちょっと目を向けてくれてもいいと思いません? 据え膳食わぬは男の恥ですよ。こんなにわかりやすくウェルカムしてるのに、グダグダ言って澄まし顔でスルーして、このヘタレ野郎が! と思ってもバチは当たらないと思うのですよ。私だってイチャイチャしたいのですよ! ベッドの上であんなことやこんなことをして欲しいのですよ! ユエさんがされてたみたいなハードなプレイを私にも! って思うのですよ! そこんとこ変態代表のティオさんはどう思います!?」

 「シ、シアよ。お主が鬱憤を溜め込んでおるのはわかったから、少し落ち着くのじゃ。むしろ、公道でとんでもないこと叫んでおるお主の方が注目されとる。というか、最後さりげなく妾を罵りおったな……こんな公の場所で変態扱いされてしもうた、ハァハァ、心なし周囲の妾を見る目が冷たい気がする……ハァハァ、んっんっ」

 「パパ~、シアお姉ちゃんとティオお姉ちゃんが……」

 「ミュウ。見ちゃダメだ。他人の振りをするんだ」

 「……シア……今度、ハジメを縛ってシアと一緒に……」

 「・・・・・・・」カチッ

 ズドン!ズドン!スドドン!!

 ティオに向かって四発の剣圧を飛ばした。剣圧を飛ばす時、ノーモーションで撃ったから周りの人間は誰がやったか分からずティオが急に倒れて驚いていた。

 俺は、ティオに[私は、ただの変態です。気にしないでください]と書いた木の板を高速で首にかけた。

 「・・・・・・・」

「…刀真君、流石にこれは・・・・・」

「刀真、流石にやり過ぎなんじゃ」

「とりあえず冒険者ギルドに行くぞ」

ティオが起きるまで引きづりながら冒険者ギルドに向かった。

 

 冒険者自体の雰囲気も他の町とは違うようだ。誰も彼も目がギラついていて、ブルックのようなほのぼのした雰囲気は皆無である。冒険者や傭兵など、魔物との戦闘を専門とする戦闘者達が自ら望んで迷宮に潜りに来ているのだから気概に満ちていた。

 ただ、なにかピリついていたようだった何か深刻な事が起こったような。

 俺達が足を踏み込んだ途端、冒険者達の視線が俺達に向いた。ミュウは怯えて南雲に顔を埋めていた。

 ドンッ!!

 「あ〜あ」

 南雲が威圧と魔力放出を同時におこなった。

のプレッシャー〝威圧〟と〝魔力放射〟を受けながら意識を辛うじて失っていない者も、大半がガクガクと震えながら必死に意識と体を支え、滝のような汗を流して顔を青ざめさせている。

 永遠に続くかと思われた威圧がふとその圧力を弱めた。その隙に止まり掛けていた呼吸を必死に行う冒険者達。中には失禁したり吐いたりしている者もいるが……そんな彼等に南雲がニッコリ笑いながら話しかけた。

 「おい、今、こっちを睨んだやつ」

 「「「「「「「!」」」」」」」

 「笑え」

 「「「「「「「え?」」」」」」」

 「聞こえなかったか? 笑えと言ったんだ。にっこりとな。怖くないアピールだ。ついでに手も振れ。お前らのせいで家の子が怯えちまったんだ。トラウマになったらどうする気だ? ア゛ァ゛? 責任とれや」

 「南雲、ミュウへの過保護がすごいな」

「そうだね」

「フォーウ」

 その後、ユエがミュウになにかを呟き、ミュウが愛想を振りまき冒険者達がにやけていた。

 「支部長はいるか? フューレンのギルド支部長から手紙を預かっているんだが……本人に直接渡せと言われているんだ」

 受付嬢が何故か緊張で強張っていた。

 「は、はい。お預かりします。え、えっと、フューレン支部のギルド支部長様からの依頼……ですか?」

 一介の冒険者がギルド支部長から依頼を受けるなどということはありえないので、少し訝しそうな表情になる受付嬢。しかし、渡されたステータスプレートに表示されている情報を見て目を見開いた。

 「き〝金〟ランク!?」

 受付嬢は、自分が個人情報を大声で晒してしまったことに気がついてサッと表情を青ざめさせる。そして、ものすごい勢いで頭を下げ始めた。

 「も、申し訳ありません! 本当に、申し訳ありません!」

 「あ~、いや。別にいいから。取り敢えず、支部長に取り次ぎしてくれるか?」

 「は、はい! 少々お待ちください!」

 だんだん周りが騒がしくなっていた。そんな事を思っていると何やら知ってるような気配を感じた。

 (うん?この気配は、もしかしてだけど)

 やがて、と言っても五分も経たないうち、ギルドの奥からズダダダッ! と何者かが猛ダッシュしてくる音が聞こえだした。何事だと、俺達が音の方を注目してみるとカウンター横の通路から全身黒装束の少年がズザザザザザーと床を滑りながら猛烈な勢いで飛び出てきて、誰かを探すようにキョロキョロと辺りを見渡し始めた。

 「……遠藤?」

 南雲は、その少年の名前を呟いた。俺は、遠藤の様子を見て面倒な事になりそうな気がした。

 

  




 作者「琥珀の強化案を出して」
刀真「▇▇のレールガン」
春奈「▇▇の宝具」
作者「もう追加してある」
琥珀「固有時制御」
作者「あ、あ〜あ、いいね採用」
 ▇▇「水上バイク」
作者「もしかして、水着オルタ?ていうかなんででてるの」
▇▇「本編に関係ないからいいでしょ」
作者「メタいし、お前が出るのまだ後だからな」
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