ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に   作:烙印バンザイ

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 作者「はい、琥珀の過去の一部です」
琥珀「お嬢様とまだ出会ってませんが?」
作者「あ、それはまた幕間で書く…」
琥珀「話が違います…」カチャ
 作者「え〜と、ごめんな…ああああ!」ドン!!
 刀真「作者、悪いけど聞きたいことが…このくだりまたか」


幕間 琥珀の過去

 これは16年から17年前のある山の奥で起きた出会いだ。

 「はあはあ、今回はきつかったかな」

黒いスーツを着た女性が山の中を歩いていた。

 「うぎゃー!!うぎゃー!!」

「なんで?こんなところに赤ん坊の声が聞こえるの?」

 女性は、赤ん坊の鳴き声の場所に向かうと

 「白い虎?」

 その赤ん坊を守るように白い虎が立っていた。女性は銃を構えその赤ん坊と虎に近づこうとしたが

 「・・・・・・・」

白い虎は女性を見ると山の中へ消えた。

 「なんだったの?それよりも…」

 「うぎゃー!うぎゃー!…きゃは!きゃは!」

「…!」

女性が抱いた瞬間、赤ん坊は泣き止み笑った。

 「・・・・・・・」

女性は赤ん坊を抱え帰路に着いた。これがとある魔術師殺しとメイドの少女の出会いだった。

 

 ———

 五年の月日が経った。

 「・・・・・・・」ガチャ

 ドン!ドン!ドン!

 「・・・・・・・」

「琥珀そっちはどうなった?」

「終わりました。師匠」

「・・・・・・・」

 「何でしょうか?」

「…ううん、なんでもないわ」

私、佐々目琥珀は、師匠の仕事を手伝っていた。私は5年前に山の奥、仕事帰りの師匠に拾われたらしい。名前の由来は、師匠が私を見つけた時…白い虎が私を守るように立っていたからだそうだ。

 「とりあえず、帰りましょう」

「わかりました」

 ——-

  ガチャガチャガチャ、ドン!

 「出来ました」

 「うん、タイムも早くなった。これなら大丈夫」

 帰った後も訓練をしていた。師匠は私の頭をワシワシと触ってきた。

 「痛いですよ…急にどうしたんですか?」

「いや、…特に何でもないよ」

 私はなんでなんにもないのに頭を触るのか分からなかった。昔からなぜ私に対してさっきのような事をやるのか分からなかった。

 訓練が休みの日、私は散歩をしていた。そして公園のベンチで座っていると

「お母さん〜」

 「どうしたの?」

「・・・・・・・」

公園で遊んでいる親子を見た。

 (あれが、親子…家族)

 親子は楽しそうに笑っていた。私はその様子を見て、私と師匠の関係を考えた。

 (師匠は、私を拾って育ててくれた人…それは母親?お母さんと言って良いのだろうか?でも師匠からは師匠と呼びなさいと言われている…)

私と師匠の関係はただの子弟なのか?私のことをどう思っているか気になった。

私は散歩から戻り夕食で私と師匠の関係を聞いてみた。

 「私と琥珀の関係?…師匠と弟子じゃなくて?」

 「私が聞きたいのは…」

「琥珀はどう思うの?」

「え…」

答えられなかった。分からないから師匠に聞いていたはずなのに逆に質問されて私は答えることができなかった。

 「はい…この話はおしまい、次の仕事の事を話しても良いかな?」

「…はい」

 こうして、この話は終わってしまった。

 ——-

今回の仕事は、飛行機の中だった。私はポイントのところで待機していた。

 「師匠、ポイントにつきました。」

「分かった、私もターゲットを見つけた、それじゃ何かあったら連絡する」

「わかりました」

それからしばらく経つと

 「…おかしい?」

下から見ていた飛行機の様子がおかしかった。

 「琥珀?」

「師匠!何かあったんですか?」

 「あはは…ッごめん琥珀、ターゲットをやったけどやられたよ、まさか、身体に蜂をしのばせていたなんて」

 「蜂!まさか」

「そのまさかだよ…さって琥珀…私との最後の仕事よ。飛行機を爆破しなさい。」

「え…師匠は?」

「私は飛行機を操縦するわ」

「嫌です…師匠、嫌です」

「…琥珀が我儘とは珍しいね」

私は頭が真っ白になった。飛行機を着陸させてはいけないそれは分かっている頭の中で分かってはいるが

 「いやだよ…お母さん」

「…ッ!琥珀…前に私は琥珀の事をどう思っているか聞いてきたよね」

「…こんなときにどうしたんですか?」

「私は、弟子だと思っているけど…それ以前に可愛い自慢の娘だと思っていたわ」

「…ッ!」

「琥珀、母親として最後のお願いがあるの…今までありがとうそして…」

「・・・・・・・」カチャ

 私は飛行機に向けてロケットランチャーを構え…そして

ドカーーン!!!

 飛行機は爆発して粉々になった部品などが下に落ちってきた。

 「・・・・・・・」

ししょ…お母さんの言うことは正しい。あのまま着陸すれば被害が拡大するところだった。それでも…

「うぁあああ!!うわぁああん!!」

私の目から涙が流れてきた。久しぶりに悲しいと感じた。そして私の頭の中にはお母さんの最後の言葉がながれていた。

 どうか幸せに暮らしてください

 たった一言、母親が娘に対して言った一言。そんなありふれた言葉だがそれでもこの言葉は私の心に響いた。

 この日は、ひたすら泣き続けた。この一件からしばらく経ち私は半年、少女兵になっていた。

 「次の仕事はこれだ…魔術師の家系で子供がいる生きて攫って来い」

私は仕事で殺しをすることは多かったがこのような仕事は初めてだった。

 「……わかりました」

 この依頼で私は、仕えるべき主と出会うことになりました。その話はまたいずれ。




 作者「前回の話で雫を同行させるかという意見をとり2回目のオルクス迷宮の後に同行の意見が多かったので本編の次の話で同行にすることにしました。白崎と同じタイミングでの同行になったので勇者側の戦力が原作より弱体化しましたがそんなことは些細なことだと思っています。結構、原作改変してるので。次は雫をどう強化するかを考えることにします
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