ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に 作:烙印バンザイ
作者「結構、前からでてたのからな」
フード男「名前はでないけど僕初登場するよ」
作者「お前…なんでここにいるんだよ」
フード「まあまあ、一応、今後も出るんだから」
(あれ?なんか、前方にたくさん人がいるな…いやこれは)
前方から複数人の人の気配を感じていたが数人が教わるているようだった。琥珀も気づいていたが南雲は…ユエとイチャイチャしていた。
「あれ? ハジメさん、あれって……何か襲われてません?」
南雲はシアの言葉でようやく前方に注意を向けた。
「相手は賊みたいだな。……小汚ない格好した男が約四十人……対して隊商の護衛は十五人ってところか。あの戦力差で拮抗しているのがすげぇな」
「……ん、あの結界は中々」
「ふむ、さながら城壁の役割じゃな。あれを崩さんと本丸の隊商に接近できん。結界越しに魔法を撃たれては、賊もたまらんじゃろう」
「でも、一向に引く気配がありませんよ?」
「そりゃあ、あんな隊商全体を覆うような結界、異世界組でもなけりゃあ、そう長くは持たないだろう。多少時間は掛かるが、待っていれば勝手に解ける」
「そうですね…そろそろ結界が破られますね」
琥珀がそう言った直後、結界は消え、賊達は隊商になだれ込んで行った。
「…あれ?」
隊商の中にどこかで会ったような顔ぶれがいた。
「ハジメくん、お願い! 彼等を助けて! もしかしたら、あそこに……」
白崎が最後まで話す前に南雲はアクセルを踏んだ。
「ハジメくん……ありがとう」
白崎が礼を言っていたが南雲が何をするか気づいた俺達はシートベルトをし直した。
「…雫ちゃん、煉獄…シートベルトをして何かにつかまって…」
「急にどうしたんだ?」
「…まさかだけど」
「あ、あの、ハジメくん? まさかと思うけど……」
白崎は引き攣っていたが南雲はすまし顔で言い放った。
「犯罪者を見たらアクセルを踏め……教習所で習うことだろ?」
「習わないよ! 勝手に交通ルールを歪めないで! ほら、ユエ達がそうなのかって頷いてるよ!」
「…南雲さん、その赤いボタンを押してください」
「?ああ、分かった」
琥珀にいわれ南雲が赤いボタンを押すと車体の後ろからロケットエンジンが飛び出しさらに加速した。
「なんでロケットエンジンがついているの?」
「私が改造しておきました」
「琥珀は機械いじりが得意だから」
「流石にやりすぎだけどな」
指示をしていた賊のリーダー目掛けて突進していた。急に現れた四輪に驚いていたが賊のリーダーが指示を出し魔法を撃ってきたが気にせず四輪ギミックのブレードを出し突撃した。
ドゴォ! バキッ! グシャ!
この一瞬で後方集団の七人の賊が死んだ。後方集団を轢き殺した後その先でドリフト気味に車体を反転させ停車する。
「やるからには容赦しない。奴らは皆殺しにする。慈悲なんてものはない。分かっているよな?」
「……うん。わかってるよ」
「ええ」
白崎は怪我人のところへ行き。雫は煉獄を構えていた。白崎目掛けてフードを被った人間が近づいていたが敵意が無かったので無視した。その後、賊を一掃した後、白崎が騒いでいた。すると知った声が聞こえてきた。
「お久しぶりですな、息災……どころか随分とご活躍のようで」
「栄養ドリンクの人……」
「は? 何です? 栄養ドリンク? 確かに、我が商会でも扱っていますが……代名詞になるほど有名では……」
「ええ、覚えていて下さって嬉しい限りです。ユンケル商会のモットーです。危ないところを助けて頂くのは、これで二度目ですな。貴方とは何かと縁がある」
確かこの人はフューレンまで護衛をしたことがあるモットーという商人だったはず。商人としての熱意が高かったと覚えていた。
「久しぶりだな」
俺はモットーに話しかけたが
「両儀さんは…覚えてますよね」
急にフードを着た人に話しかけられた
「・・・・・・・・・・・・・・」
女の声だった。俺はこの世界に来てから会った人物を思い出していた。そして、考えたところ5分間、ようやく思い出した。
「あ…もしかしてハイリヒ王国の王女さんか」
「…両儀さんもですか」
「リリィ安心して…刀真は悪い人ではないけど人として少し抜けてるだけよ」
「そうだよ、リリィ…刀真君は敵には容赦はないし人の事をあまり覚えようとしていないだけで優しさはあるから」
「…ちょっと待て二人とも俺を軽くディスてるよな」
どうやら南雲もディスられていたらしい。モットーが俺達にホルアドまで護衛を頼みに来たがリリアーナが待ったをかけた。
「申し訳ありません。商人様。彼等の時間は、私が頂きたいのです。ホルアドまでの同乗を許して頂いたにもかかわらず身勝手とは分かっているのですが……」
「おや、もうホルアドまで行かなくても宜しいので?」
「はい、ここまでで結構です。もちろん、ホルアドまでの料金を支払わせて頂きます」
「そうですか……いえ、お役に立てたなら何より。お金は結構ですよ」
「えっ? いえ、そういうわけには……」
「二度と、こういう事をなさるとは思いませんが……一応、忠告を。普通、乗合馬車にしろ、同乗にしろ料金は先払いです。それを出発前に請求されないというのは、相手は何か良からぬ事を企んでいるか、または、お金を受け取れない相手という事です。今回は、後者ですな」
「それは、まさか……」
モットーとリリアーナ王女の話を聞いていると何かあったようだ。
「どのような事情かは存じませんが、貴女様ともあろうお方が、お一人で忍ばなければならない程の重大事なのでしょう。そんな危急の時に、役の一つにも立てないなら、今後は商人どころか、胸を張ってこの国の人間を名乗れますまい」
「ならば尚更、感謝の印にお受け取り下さい。貴方方のおかげで、私は、王都を出ることが出来たのです」
「ふむ。……突然ですが、商人にとって、もっとも仕入れ難く、同時に喉から手が出るほど欲しいものが何かご存知ですか?」
「え? ……いいえ、わかりません」
「それはですな、〝信頼〟です」
「信頼?」
「ええ、商売は信頼が無くては始まりませんし、続きません。そして、儲かりません。逆にそれさえあれば、大抵の状況は何とかなるものです。さてさて、果たして貴女様にとって、我がユンケル商会は信頼に値するものでしたかな? もしそうだというのなら、既に、これ以上ない報酬を受け取っていることになりますが……」
「貴方方は真に信頼に値する商会です。ハイリヒ王国王女リリアーナは、貴方方の厚意と献身を決して忘れません。ありがとう……」
「勿体無いお言葉です」
どうやらモットーも俺や南雲が異端者認定を受けている事を知っている口振りで、何やら王都の雰囲気が悪いと忠告までしてくれた。南雲はモットーにアンカジが完全に回復した事を伝えていた。モットーは「今後も縁があれば是非ご贔屓に」と言っているのに。モットーは生粋の商人だと思った。
四輪中でリリアーナの話を聞くことになった。
「愛子さんが……攫われました」
どうやら最近、国王や重鎮達がエヒトへの信仰心を強くなっていたようだ。更に違和感はそれだけでなくどうやら騎士の様子もおかしいようだ。生気のない騎士や兵士達が増えていたらしい。受け答えはしているが機械のようだったそうだ。そのことを誰にも相談できずに俺達が異端者認定をされた時、愛子先生に相談したようだ愛子先生は生徒やリリアーナに俺達がなにを知ったのか話すことにしたらしい。だが愛子先生は銀髪の教会修道服を着た女に攫われたようだ。リリアーナは王族のみが知る隠し通路で隠れその場を乗り切り王都から逃げ出しアンカジ公国を目指したようだ。
「あとは知っての通り、ユンケル商会の隊商にお願いして便乗させてもらいました。まさか、最初から気づかれているとは思いもしませんでしたし、その途中で賊の襲撃に遭い、それを香織達に助けられるとは夢にも思いませんでしたが……少し前までなら〝神のご加護だ〟と思うところです。……しかし……私は……今は……教会が怖い……一体、何が起きているのでしょう。……あの銀髪の修道女は……お父様達は……」
国王がおかしくなったのはおそらくエヒトが何かをしたようだが…
「おい待て、銀髪の女て…」
「刀真もしかしてあの時の…」
「ああ…それに天之河達との決闘の時」
メルジーナ海底遺跡の見せられた映像にも銀髪がいた。更にいえば決闘の時に観客席にいた銀髪の女から異様な気配を感じていた。
「取り敢えず、先生を助けに行かねぇとな」
「宜しいのですか?」
「勘違いしないでくれ。王国のためじゃない。先生のためだ。あの人が攫われたのは俺が原因でもあるし、放って置くわけにはいかない」
「愛子さんの……」
「まぁ、先生を助ける過程で、その異変の原因が立ちはだかればぶっ飛ばすけどな……」
「……ふふ、では、私は、そうであることを期待しましょう。宜しくお願いしますね。南雲さん……」
異変以外にも恐らくは神山にもよるのだろうと思った。すると何かを思い出したのかリリアーナから話しかけられた。
「そういえば…両儀さん宛に手紙を受け取りました」
「は?どういうことだ」
何故、俺を名指しで、それに俺に対しての手紙をリリアーナがもっているのかが分からなかった。聞いた話によると王都を抜け出した後、道でフードを被った人物から渡されたらしい。その人物は声から男だったらしい。両儀刀真に渡してくないと男は手紙を渡したらしい。
「誰からの手紙なのかしら?」
「分かるわけないだろ、フードの男なんて知り合いにいないしそれになんで知らない奴が俺の名前を知っているんだよ?…なんて書いて…っ!!!どういう事だ…」
書いていた内容を見て驚いた。
「何が書いてたの…え…なんで?」
「どうしたんですかお嬢様…これは!!」
春奈や琥珀も驚いていた。その手紙にはこう書かれていた。
遠野春乃をおぼえているか…そして二年前の事は覚えているか…あの時の事は終わってない。
「・・・・・・・」
何故かは分からなかったが手紙を読んでいると殺意と怒りで頭の中がいっぱいになった。
俺は読んでいた手紙を握りつぶすと無意識に殺気を撒き散らしていた。
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刀真が手紙をみて殺意を撒き散らしていた。
「刀真?」
「ご、ご主人様?」
全員が冷や汗をかいていた。今の刀真は光輝にキレた時よりもキレていた。
「刀真…落ち着いてください」
「…刀真くん」
二人が話しかけ刀真はようやく落ち着いたようだった。
「…すまん」
刀真は謝っていたが春奈を見た時の刀真はなにか罪悪感を感じてるような表情をしていた。
手紙の内容は三人が見た後は刀真が握りつぶし見れなかった。
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王都のある家…
「刀真…あの時は僕が負けたが今回はあの時みたいにはやられないよ」
フードの男は笑っていた。男の前には怪物が立っていた。
作者「ようやく消えたか…」
春奈「あれ?誰か来てたの?」
作者「あ、春奈に琥珀…あれ刀真は?」
刀真「・・・・・・・」
琥珀「さっきから殺気を撒き散らしているんですが…」
作者「…あ、(あれがいたからかな)」