ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に   作:烙印バンザイ

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刀真「おい、作者…お前来月から予定やばいんじゃなかったけ?」
作者「やばいよ…」
刀真「ならなんで描いているんだ」
作者「それはね今書いておかないと時間がないからだよ」
作者は今年の予定に現実逃避をしています。


八十六話

 ヘルシャー帝国の帝城は帝都の中にありながら周囲が幅二十メートル近くある水路に魔法的な防衛措置が施された堅固な城壁で囲まれている。水路の中にも魔物が放たれていて。城壁も常に見張りが巡回している。入り口は正門だけでその正門も入場許可証がいる。

 現在、俺たちは帝城に一室にいった。

「それで?何故ここに来られたのですか?皆さん」

 リリアーナ王女は笑みを浮かべていたが目は笑っていなかった。

「昨晩の騒動は絶対、貴方達が絡んでいますよね!というかなんで刀真さんはメイド服なんですか!?」

「まあ、落ち着け…琥珀と春奈の気迫に負けて限定的に性別が女になって

着せ替え人形化してるだけだ。」

「なんで落ち着いているんですか!?」

「まあ、慣れだ…」

俺は遠い目をしながら元の世界の事を思い出していた。

 その後リリアーナ王女は南雲に質問していた。そしてぞんざいな扱いを受けショックを受けていた。そしてリリアーナ王女の発言により雫もショックを受けていた。部屋の中は混沌とした空間が広がっていた。

——————-

 通された部屋は三十人くらいは座れる縦長のテーブルが置かれた、ほとんど装飾のない簡素な部屋だった。その上座に頬杖をついて不敵な笑みを浮かべる男———ヘルシャー帝国皇帝ガハルド・D・ヘルシャーがいた。その他にも10人ほどいたが皇帝の後ろにいる二人の騎士以外は隠れていた。

「お前が、南雲ハジメか?それに両儀刀真だな?」

 部屋に入るなり皇帝は南雲にプレッシャーを放った。リリアーナ王女はプレッシャーに当てられ息苦しくしていたが勇者(笑)一行やユエ達には効いていなかった。勇者(笑)に関してはオルクス迷宮の時や昨日の訓練で慣れたのだろう。

「ええ、俺が南雲ハジメですよ。御目に掛かれて光栄です、皇帝陛下」

「お会いできて光栄です。私が両儀刀真です。皇帝陛下」

 皇帝にお辞儀をして挨拶をすると全員に驚愕の視線を向けられた。

「「「「「!?」」」」」

南雲に対してはわかるが一応、俺は剣道家の息子であり礼儀作法は一応習っていた。

 何故今までしなかったか?勝手に召喚して戦争に参加しろと言う王国や洗脳されてドmになった変態…大体がする気がなくなっていただけだった。

 今回は帝城から追い出される訳には行かなかったので最低限の礼儀は示すためにおこなった。

「ククク……思ってもいないことを。普段の傍若無人な態度はどうしたんだ? ん? 何処かの王女様が対応の違いに泣いちまうぞ?」

 皇帝は笑っていた。どうやらリリアーナ王女から聞いているようだった。南雲はリリアーナ王女を睨んでいた。

「似合わねぇ喋り方してぇねぇで、普段通り話しな。俺は、素のお前たちに興味があるんだ」

「……はぁ、そうかい。んじゃ、普段通りで」

「なら俺もいつも通りにさせてもらう」

「くく、それでいい…確か両儀刀真は男ではなかったのか?」

「仲間に薬を飲まされ女になっているが俺は男だ」

「そうか…」

皇帝は笑いながら応えていた。俺達は順番に席に着いた。

「雫、久しいな。俺の妻になる決心は付いたか?」

「お、おい! 雫は、既に断っただろう!」

 眼中にないという態度に天之河は額に青筋をたてていた。

「前言を撤回する気は全くありません。陛下の申し出はお断りさせて頂きます」

「つれないな。だが、そうでなくては面白くない。元の世界より、俺がいいと言わせてやろう。その澄まし顔が俺への慕情で赤く染まる日が楽しみだ」

「そんな日は永遠に来ませんよ。……というか、皇后様がいらっしゃるでしょう?」

「それがどうした? 側室では不満か? ふむ、正妻にするとなると色々面倒が……」

「そういう意味ではありません! 皇后様がいるのに他の女に手を出すとか……」

「何を言っている? 俺は皇帝だぞ? 側室の十や二十、いて当たり前だろう」

「ぐっ……そうだったわ。と、とにかく、私は陛下のものにはなりません。諦めて下さい」

「まぁ、神による帰還が叶わない以上、まだまだこの世界にいるのだろうし、時間をかけて口説かせてもらうとしようか。クク、覚悟しろよ、雫」

 どうやら雫は皇帝に気に入られているようだった。何故か俺に視線を向けていたが俺にはどうすることもできない。その様子を見て皇帝は話し始める。

「ふん、面白くない状況だな。……両儀刀真。お前には聞きたいことが山ほどあるんだが、まず、これだけ聞かせろ」

「なんだ」

「お前、俺の雫はもう抱いたのか?そして雫の隣にいる子供はなんだ?」

「「「「ぶふぅーー!?」」」」

 雫を含めた数人がその場で吹いた。最初の質問がそんなものでいいのだろうか。

「その子供?は煉獄といって雫の相棒みたいな感じだ」

「それなら抱いたのか?」

「抱く……ああ、そう言う話?それは無いな。というかなんでそう思ったんだ?」

「どうやら、雫はお前に心を許しているようだからな……ないとは思うが、念のためだ」

「……ふむ、嘘はついてないな。では、雫のことはどう思っている?」

「友人であり……苦労人」

「刀真…表にでなさい」

「……まさかの回答だが……まぁ、いい。雫、うっかり惚れたりするなよ? お前は俺のものなのだからな」

「だから、陛下のものではありませんし、刀真に惚れるとかありませんから! いい加減、この話題から離れて下さい!」

「わかった、わかった。そうムキになるな。過剰な否定は肯定と取られるぞ?」

「ぬっぐぅ……」

 雫は呻き声をあげながら席に座り直した。そして天之河に何故か睨まれていた。

「両儀刀真。お前も、雫に手を出すなよ?」

「はあ?いや手を出す気は無いし、それに俺に惚れる奴なんていないだろ大体は某勇者(笑)やら南雲の方がモテてるよ…そもそも惚れる奴なんて相当な物好…「ペシっ!」痛え…何するんだよ琥珀!?」

「いえ、少しムカついたので」

何故だか南雲達に呆れられた視線で見られていた。

「 ホント無駄話しかしないなら、もう退出したいんだが?」

「無駄話とは心外だな。新たな側室……あるいは皇后が誕生するかもしれない話だぞ? 帝国の未来に関わるというのに……まぁ、話したかったのは確かに雫のことではない。わかっているだろう? 両儀刀真やお前の異常性についてだ」

 もうやら話の本題は俺と南雲のことだった…異常なのは他にもいる気がするのだが…

「リリアーナ姫からある程度は聞いている。お前が、大迷宮攻略者であり、そこで得た力でアーティファクトを創り出せると……魔人族の軍を一蹴し、二ヶ月かかる道程を僅か二日足らずで走破する、そんなアーティファクトを。真か?」

「ああ」

「そして、そのアーティファクトを王国や帝国に供与する意思がないというのも?」

「ああ」

「ふん、一個人が、それだけの力を独占か……そんなことが許されると思っているのか?「それに…両儀刀真、大迷宮の攻略者であり特殊な目を持っていて…それに九つの頭の竜になれるんだったか?」

「竜については知らん…だが目の事についてはなんで王女さんが知る訳…なるほど誰かから聞いたのか…それでなんだ?」

「誰の許しがいるんだ? 許さなかったとして、何が出来るんだ?」

「それとも、部屋に入る奴らと一緒に殺し合いでもするのか?」

 俺は隠れている連中に視線を向けると隠れている奴らは動揺していた。

「はっはっは、止めだ止め。ばっちりバレてやがる。こいつらは正真正銘の化け物だ。今やり合えば皆殺しにされちまうな!」

 皇帝は豪快に笑いかけていた圧を収めた。

「なんで、そんな楽しそうなんだよ?」

「おいおい、俺は〝帝国〟の頭だぞ? 強い奴を見て、心が踊らなきゃ嘘ってもんだろ?」

 実に実力主義の国の人間らしい考えだった。その後、皇帝からハッタリや質問をされたが興味ないの一言で終わった。

 ハウリアの脱獄を手引きしたのが俺達だと言う事に気づいているが直接相対することはしないようだった。

 背後に控えていた男が皇帝に耳打ちすると皇帝はおもむろに席を立った。

「まぁ、最低限、聞きたいことは聞けた……というより分かったからよしとしよう。ああ、そうだ。今夜、リリアーナ姫の歓迎パーティーを開く。是非、出席してくれ。姫と息子の婚約パーティーも兼ねているからな。真実は異なっていても、それを知らないのなら、〝勇者〟や〝神の使徒〟の祝福は外聞がいい。頼んだぞ? 形だけの勇者君?」

「リリィ、婚約ってどういうことだ! 一体、何があったんだ!」

「それは……たとえ、狂った神の遊戯でも、魔人族が攻めてくれば戦わざるを得ません。我が国の王が亡くなり、その後継が未だ十歳と若く、国の舵取りが十全でない以上、同盟国との関係強化は必要なことです」

「それが、リリィと皇子の結婚ということなのね?」

「はい。お相手は皇太子様ですね。ずっと以前から皇太子様との婚約の話はありました。事実上の婚約者でしたが、今回のパーティーで正式なものとするのです。魔人の侵攻で揺らいでいる今だからこそ、というわけです」

「王国には? 協議が必要ではないの?」

「事後承諾ではありますが、反対はないでしょう。元々、そういう話だったわけですし。それに、今の王国の実質的なトップは私です。ランデルは未だ形だけですし、お母様も前には出ない人ですから。なので、問題ありません。今は何事も迅速さが必要な時なのです」

「……リリィは、その人の事が好きなのか?」

「好き嫌いの話ではないのです。国同士の繋がりのための結婚ですから。ただ、皇太子様には既に幾人もの愛人がいらっしゃるので、その方達の機嫌を損ねることにならないか胃の痛いところです。私の立場上、他の皇子との結婚というのは釣り合いが取れませんから、仕方がないのですが……」

「な、なんで、そんな平然としているんだよ! 好きでもない上に、そんな奴と結婚なんて、おかしいだろ!」

 リリアーナ王女は困ったように笑っていた。その様子に天之河は喚いていたが雫に止められていた。

「……」

 俺は立ち上がりひと足先に部屋から出ようとしたが天之河が突っかかってきた。

「おい!両儀!何処へ行くつもりだ。お前はなんとも思わないのか!」

「知らん…そもそもどうでもいいし婚約は政治のことだ。素人が口を挟む事ではないだろ」

「ぐっ、でも…」

「しつこいぞ……俺達はいろいろやる事があるんだ邪魔はするなよ」

 俺はそれだけ話し部屋から出ていった。おれは

「刀真君…様子が少しおかしかったよね?」

「様子がおかしかったですか?いつも通りに見えましたけど…」

「なんだか急に殺気が漏れてたわね」

 その後部屋から南雲達が出ていき。雫は疲れ気味に天を仰いでいた。

—————

 俺は部屋から出た後、帝都の町を歩いていた。舞台を整えるのは南雲達に任せることにしてある場所に向かっていた。

「なんの用だ…新夜…」

「やあ、王国以来だね刀真」

 婚約の話を聞いていた時に気配探知にひっかかりこいつが帝都にいることを知りいそいでここに来たのだが余裕な様子だった。

「そんな怖い顔をしなくても僕はただ弟の様子を見にきただけだよ…それにしても面白い格好をしているね」

「……」

俺は剣を構えていつでも戦闘ができるようにしていたが新夜は笑っていた。

「まあまあ、刀真…剣を構えても…全力で戦えないでしょ?」

「……ッ…」

今は性別転換の薬で女になっていた。今の状態だと蛇行剣や身体能力が色々下がっていることに新夜にバレていた。

「僕はただ刀真を揶揄いにきただけだよ」

「なら帰れ…」

「酷いな…そうだ!刀真…君、中学の記憶が戻ったんじゃない?」

「……それがどうした。」

「君は………」

新夜が話し終わると俺は新夜に向かい攻撃を仕掛けた。

「おっと!危ない…それじゃあまた今度……」

そう言い新夜はゲートをくぐり何処かへ行ってしまった。

「……」

新夜は何処かへいったため南雲達と合流することにした。頭の中では新夜が話した言葉が残っていた。




 エレちゃんピックアップ護符6枚!
作者「お、止まった…きたかな?」フラグ
 ライダー
「……」
エウロペ
「……」スゥー
 ライダーですり抜けるなら公望かオジマンにしてくれよ…
皆さんはすり抜けた時どんなキャラが来ますか?知り合いは同じキャラですり抜けを起こしすぎてそのキャラのピックアップかと思ったらしいです。
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