ありふれた世界で死が見える剣士が世界最強に   作:烙印バンザイ

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作者「この小説の終わりどうしよう」
刀真「急にどうしたんだ?」
作者「いや、ちょっと今回というか、前から出てる奴を出すんだけど、完全にけすかそれとも…」
刀真「それとも?」
作者「それを迷ってる」
刀真「よく分からん」
琥珀「お嬢様は!」
作者「……夢の世界になるまで出ないよ」


九十二話

 ズドォオオオン!! ドォゴォオオン!! ゴォバァア!!

 どこかから爆音が鳴り響いていた。おそらく南雲達だろう。たぶんだが南雲達の方にも誰か偽物がいる可能性があった。

「さて、俺もあっちに…」

目の前にゴブリンが立っていたがただ立って見ているだけだった。

「なあ?もしかしてだけど琥珀か?」

「……」

目の前にいるゴブリンは首を縦に振った。

「……」

「気づいたらこうなっていて銃も無ければ魔法も使えないと……なるほど、これは、他にもこうなってる奴らはいるよな……よしとりあえず他の奴らと合流するか?」

「……」

「え?春奈はどこにいるのか?すまんな春奈とも逸れていてな南雲達と一緒にいるかもしくはお前みたいに……て、おい?琥珀?」

  ズドォオオオン!! ドォゴォオオン!! 

向こうの方で爆発音がするなかゴブリンの姿をした琥珀は爆発がする方向に走り出していた。

「おい、待てよ……」

 俺は急いで琥珀を追いかけた。

———

「……」

南雲達の方へ向かったのだが…

「やめろ!なんだこのゴブリン!」

 琥珀は天之河の鎧を掴んで振っていた。

「なにこのゴブリン…もしかしてユエみたいに…」

「琥珀…少し落ち着け?春奈が居なくて人に聞いているのは分かったから…」

「と、刀真さん!?一体どこにいってたんですか!?」

「あー、その話は後で話すとして…とりあえず琥珀をどうにかしないと」

琥珀はまだ天之河の体を掴み振っていた。とりあえず琥珀を落ち着かせながらお互いに現在の状況を話した。

 どうやら南雲達の方は、ユエ、ティオ、坂上が偽物だったようだ。そして、ゴブリンになったユエと再会したようだった。

「ところで刀真、なんで刀真は琥珀と意思疎通ができていたの??」

「え、なんとなくだけど」

 なんとなくそう思って当たっていただけでまあ、昔馴染みだからと説明しておいた。

 ただ雫にジト目で見られていたのが気になった。

『そうですか…つまりお嬢様も姿が変わってるに違いないですね』

ちなみに琥珀は南雲と合流して念話石と銃をもらっている。

「まあ、そうだな。とりあえず探しながら進むしかないか…」

「ところでで佐々目…お前は戦えるのか?」

『まあ、銃もありますからね…」

「その姿で撃てるも……」ドン!ドン!

 天之河が銃が撃てるのか聞いた時、琥珀は天之河に近づいていた魔物を撃ち抜いた。

『大丈夫ですよ』

「「あ、そうですか」」

————

 しばらく歩き、ゴブリンになったティオとオーガになった坂上と合流したが春奈とは合流出来ていなかった。

『……』

 琥珀の機嫌はあまり良く無かった。

「落ち着いて…琥珀」

 春奈を探しながら歩いているなかただ無言で襲いかかってくる魔物を殺していた。

『……』

「なんかゴブリンの姿でも怖いですねぇ。」

『そうじゃの、ところでご主人にも無視されているのじゃが、これなんだか興奮…」

「おい、刀真いつもみたいに…?おい刀真?」

「…刀真?」

「うん?あ、悪い…どうしたんだ?」

「ハァハァハァ」

「あ、ああなるほど…すまんな」

俺はいつもより手加減したがティオを気絶させた。気絶させたティオはシアに運ぶのを任せた。

「刀真もさっきからなんかおかしいわよ?」

「おかしい?いや、別にそんなことはないはずだが?」

「もしかして、琥珀さんみたいに春奈さんと合流できないから動揺しているとかじゃないですか?」

「いや、あの両儀だぞ。さすがに無いだろう。」

『流石に無いだろ』

「いやいや、あの両儀君だよ!?それはないんじゃないかな?」

 天之河、坂上、谷口にはそれは無いと否定していた。

「あれ?あのゴブリン」

 突如、目の前にゴブリンが立っていた。

「もしかして春奈さんじゃないですか?」

南雲はゴブリンに念話石を渡した。するとゴブリンは春奈の声を出した。

『合流できてよかった』

「…よかったわね、琥珀、刀真?どうしたの?」

「……」

あのゴブリンは春奈じゃない。確かにあれは、魔物の姿をした別の存在だった。ただ春奈の真似をしていた。

『……お嬢様、大丈夫でしたか』

『うん、大丈夫だったよ琥珀。』

『そうですか…』

琥珀も気づいていた。だが言わないかった。

 おそらく琥珀も動揺しているようだった。俺達は奇妙な事には慣れていると思っていた。

 いくら大迷宮の中とはいえ今は意識がある現実だった。

 …考えられるはずがなかった。

『どうしたの刀真君?」

…いくら非日常な事になれていても。

「いや、なんでもない。とりあえず早く進もう。」

…夢でもないのに自分が殺したはずの相手と話しているとは。




 一応、今のところは終わりはハッピーエンドかは分かりませんが鬱エンドにはならないつもりではいますが、気分によっては少しだけバッドエンドになるキャラもいるかもしれません。
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