【R18個性】も『クソナード』に掛かれば【強個性】   作:『代行さん』

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雄英体育祭『お祭り騒ぎの裏』

『雄英体育祭』ー1高校の体育祭、東京ドーム少なくとも30個は入る程の敷地面積を誇る雄英高校にて行われる体育祭。少なく見積もって150万人が収容できるにも関わらずそこに"見にくる"人や雄英体育祭のイベント中は屋台等の出店が学生より行われるため、それを目当てに"来場する"人も多くーより人が集まる事態となるわけでとあってその喧しさや問題発生率の高さは言うまでもないと言ったイベントごとである。

 

そんな中、緑谷は巻原と共にやって来たわけだが緑谷が学校指定のジャージを指定されたとは違い巻原は何やらスーツケースに普段のスーツ姿と物々しい雰囲気を醸し出していた。

 

緑谷出久

「巻原先生はどうされるんですか」

 

巻原包傭

「基本的に見回りをする位だな」

 

巻原がスーツケースを胸の辺りまで上げると軽く叩いてみせた。このことからスーツケースの中がヒーローコスチュームであることがわかった。

 

巻原包傭

「後ここではヒーローネームの"ペイルシャドウ"で呼んでくれ」

 

緑谷出久

「わかりました。ま…ペイルシャドウ」

 

ペイルシャドウ

「頼むぞ?」

 

緑谷出久

「名前の由来とかありますか?」

 

緑谷は『将来のためのヒーローノート』を開いた緑谷が興味深々で聞いてきたのを見て巻原は『思い出す仕草』を取った。

 

ペイルシャドウ

「元は蔑称だったが」

 

緑谷出久

「あ」

 

ペイルシャドウ

「気にするな、俺は気に入っている」

 

 

 

緑谷は一般人の括りのため、ヒーローの更衣室には入れず巻原と別れ、ひとりで屋台を見て回っていた。

 

緑谷出久

「雄英体育祭のテレビ放送ではこう言う場所は取り上げられなかったな」

 

人気爆発というわけではないものの人通りが多くー屋台通りは人で賑わっていた。夏祭り等でも見られる"一般的"な食事所の屋台に景品屋とそれぞれ人気どころは制覇している様子だった。

 

緑谷出久

「本当にお祭りみたいだな」

 

緑谷は屋台にあった焼きそばを注文するべく屋台で注文をした。

 

緑谷とMt.レディ

「焼きそばをひとつ、あ」

 

横から入ってきたマウントレディと鉢合わせになった。

 

 

 

マウントレディ

「ガキンチョも来てたのか」

 

緑谷出久

「はい、付き添いで」

 

マウントレディ

「職場見学ってわけか」

 

焼きそばを食べつつマウントレディと話す緑谷はよく見れば辺りはヒーローだらけであることに驚いていた。

 

緑谷出久

「殆どヒーローですね」

 

マウントレディ

「そうなのよ、息苦しいったらありゃしない」

 

緑谷出久

「やっぱり例の?」

 

マウントレディ

「そうそう」

 

マウントレディが『緑谷の片腕がないこと』ー緑谷に向き直って初めて、その異変に気がついた。

 

マウントレディ

「ガキンチョ、それどうしたのよ」

 

緑谷出久

「色々ありまして」

 

マウントレディ

「色々って」

 

緑谷出久

「僕が厄介ごとに首を突っ込んだのが原因でして」

 

マウントレディ

「詳しく話しな」

 

マウントレディが詰め寄るも緑谷は言葉を濁した。それでも詰め寄るマウントレディに緑谷が困っているとペイルシャドウが割って入った。

 

ペイルシャドウ

「ウチの生徒に何か御用ですか」

 

緑谷出久

「巻原先生?」

 

全身を覆う赤黒い包帯に特殊部隊を思わせる装い、プロテクターからはほのかに薬品の匂いを漂わせ『パッと見』ヒーローというにはあまり、華やかさのない見た目をしていた。普段ダラけ具合とは掛け離れた姿ー性格からは掛け離れたビジュアル。緑谷は『個性を含む背格好やその声』で漸く巻原であることがわかった。

 

マウントレディ

「あんたがこの子の先生か」

 

マウントレディは明らかな敵対心を持って立ち上がった。ペイルシャドウもまた警戒を前面に押し出し、一触即発の雰囲気を纏っていた。

 

新人とはいえ【巨大化】の個性の単純な盤面制圧力の高さは言うまでもない、巨大化を許したなら一方的な蹂躙が始まるのは明白だ。一方の【木乃伊化】は手数の多さは【巨大化】に引けを取らないと言える。【巨大化】が点の制圧力なのだとしたら【木乃伊化】は線的な制圧力と言える。

 

ペイルシャドウ

「そうですが」

 

マウントレディ

「その子から、あまり目を離すなよ」

 

ペイルシャドウ

「ご忠告ありがとうございます」

 

漂う雰囲気は最悪だったが『緑谷に軽く手を振ったマウントレディ』は2人と別れた。その顔は何か言いたげながら諸々を飲み込んだ"苦い"顔をしていた。

 

緑谷出久

「すみません、巻原先生」

 

ペイルシャドウ

「プライベートに干渉できない分、自衛手段をつけないとな」

 

緑谷出久

「すみません」

 

ペイルシャドウ

「俺は緑谷の決定に口は出さないが、それだけ自分に責任が出てくるのを忘れるな」

 

緑谷出久

「はい」

 

ペイルシャドウ

「後」

 

緑谷出久

「?」

 

ペイルシャドウ

「名前」

 

緑谷出久

「あ」

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