【R18個性】も『クソナード』に掛かれば【強個性】 作:『代行さん』
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曇り空の下、緑谷とメリッサは通形、天喰と合流し、続いて甲矢、波動、八百万からの揶揄いを受けつつ合流をした。
最終日の賑わいの最中、とあるパビリオンに参加することになった。
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緑谷が背伸びをし、鼻から大きく息を吸い込み口から吐くー深い呼吸を繰り返した。呼吸の最中、肩の『紅の塊』にあるパネルを押し込む。
湧き上がる歓声を背中に受けながら身体を屈める
司会者の女性
「最初の挑戦者はイズク・ミドリヤ!」
パネルから手が離されると淡く発光始めー"それ"が解ける。解けると共に無数の螺旋が塊から伸び地面に向かって垂れ下がると束なりを見せた後、収縮してつつ一本に纏まっていき『スケイル・アーム』を形作った。
『1.4』ーメリッサと共に改良を重ねた1品。仕掛けと構造の単純化を行った"ものの"大まかな設計に変更はない。緑谷は両手を地面に添え『クラウチングスタート』の姿勢をとった。
通形ミリオ
「リラックスだよ!緑谷君」
天喰環
「くれぐれも無茶だけは…」
八百万百
「ファイトですわ緑谷さん!」
甲矢有弓
「ねじれ、うちらも準備しとこう」
波動ねじれ
「そうだね」
メリッサ
「頑張れ緑谷君」
緑谷一行が挑むのは『ヴィランアタック』と言うー仮想ヴィランが凸凹とした岩山の段々に配置されており、それを如何に速く倒す、もしくは戦闘不能にするかと言った趣旨の競技だ。
司会者の人
「ヴィランアタック、レディ・ゴー!」
開始の合図と共に緑谷が地面を蹴飛ばした。初速の勢いは衰えることなく緑谷を押し出し、観客が気づく頃には1台目の仮想ヴィランの懐に迫る勢いを見せていた。
緑谷出久
「やるからには」
緑谷はスケイル・アームを肩の可動域目一杯に引き絞ると仮想ヴィランの胸部目掛けて振り抜いた。
投球に似た動きをしたスケイル・アームがー観客が見守る中、仮想ヴィランを真正面から殴りつけた。仮想ヴィランはその衝撃を身体を揺らして相殺した。金属同士の衝突音が会場に響いた直後、遅れて同様の金属音が空気を大きく揺らした。
腕の中の錘により衝撃を十分に伝える役割を持つ仕組みー『パイルバンカー機構』を内蔵したスケイル・アームの一撃は仮想ヴィランを立っていた位置から後方に吹き飛ばし、岩肌へと叩きつけた。
仮想ヴィランを吹き飛ばし、次へと向かう緑谷
緑谷出久
「全力で!」
『黒色化』の反動まで後『0:02:55.35』
緑谷は『黒色化』を維持しつつ頂上に目掛けて一目散に駆け上がった。残りの仮想ヴィランを目視で確認しつつ、頂上にいた仮想ヴィラン目掛けてスケイル・アームを振り抜き突っ込んだ。
緑谷出久
「うわ!?」
観客の内から小さな悲鳴が上がる。緑谷が仮想ヴィランを捉えて放ったアッパーはオーバーランを見せ、緑谷を大きく突き上げた。頂上に居た仮想ヴィランはスケイル・アームの初撃でバランスを崩すと落下した。
その性でパイルバンカーが作動し、空中へ投げ出された。
緑谷出久
「(これ、使える)」
緑谷が浮き上がり落下を始めると勢いそのままに、三体目の仮想ヴィラン目掛けて拳を振り下ろした。威力は十ニ分、仮想ヴィランの頭部を粉砕した。そして
緑谷出久
「ここで!」
緑谷は腰を捻ると空に突き上げた。直後パイルバンカーにより再び身体が持ち上げられるとそのまま四体目を破壊した。
しかし、四体目の近くに配置された五体目に僅かな躊躇を見せた。スケイル・アームの効力を十分に発揮するには距離が確保できない程近かった為だ。
そこで緑谷は直接的な破壊を諦め、スケイル・アームとは反対の腕で仮想ヴィランに触れると擦り上げる様にして突き飛ばした。
緑谷出久
「これで最後!」
続く、最後の六体目は飛び降りしなー両腕の振り下ろしで捉え、全ての仮想ヴィランと接触、突き飛ばした五体目が緑谷の後ろで地面に落ちると爆発した。
司会者の人
「これは凄い!24秒です」
緑谷出久
「うん、大丈夫そう」
スケイル・アームの調子を確認しつつ『歓声』の中、皆の元に戻る緑谷だった。