【R18個性】も『クソナード』に掛かれば【強個性】 作:『代行さん』
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結論から言えば、アイ・アイランドは不時着した。原因は電気系統のトラブルによるもの"と"表向きになっている。しかし、緑谷を含む通形たちは知っている。アイ・アイランドの悲劇、その惨状は天を穿つ一撃によって引き起こされた。
それはアイ・アイランドの土手っ腹に大穴を開け、水面にその巨大をひれ伏させるに至った。唸り続ける機体を背に
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『アイアイランド-02便をご利用いただきありがとうございます。現在天候不良のため運航の見合わせを行なっております。お客様には大変ご迷惑をおかけしております』
アナウンスの響く空港通路内を誰かがゆっくりと歩いていた。足音から体重は重く、重心の安定した印象を受けることだろう。トレンチコートとシルクハットで全身の大部分を隠している。
そんな巨漢はトレンチコートの懐から葉巻を取り出すと口に咥えた一咥えた葉巻からはいつの間にか煙が上がっており巨漢はそれをひと息で吸い終わると吸い殻を落とし、咥えていた部分を空港の通路に投げ捨てた。
「さて、やるか」
《グルル》と唸る様に巨漢はひとり呟いた
搭乗口前ではアイ・エキスポの思い出を語り合う乗客によりごった返していた。天喰はその人混みにより人酔いを起こしていた。通形ミリオはそんな天喰に寄り添う形で緑谷から離れていた。
緑谷は搭乗口付近の巨大な窓ガラスの向こうに見える景色を茫然と眺めていた。増した雨足が窓ガラス《パラパラ》と叩き、窓ガラスの向こうの鉄の鳥に汗をかかせている。
「緑谷君、気分は大丈夫?顔色が真っ青だよ?」
「え?そうなんですね、でも大丈夫です」
「雨凄いね!今日飛ぶのかな?」
「そう…ですね」
波動に声を掛けられた緑谷は何ともなしに窓ガラスに触れ、メリッサの言葉を思い出していた。『珍しい』ー雲自体を避けるため雨自体が珍しいのにも関わらず自分達が過ごした時間の大半に雨は存在していた。それは『不自然』と形容できるものだった。
「何故」
《ゴロゴロ》ー皆の鼓膜を揺らした雲の上の閃光。激しい点滅と轟く雷鳴。乗客の内ー子どもの悲鳴が上がった。
「…ッ」
「緑谷君、本当に大丈夫」
『…』
「…この感覚」
《ゴロゴロ》《ゴロゴロ》ー緑谷が頭を押さえて顔を顰めた。波動がそれに駆け寄った瞬間、耳をつんざく雷鳴と共に搭乗口を真っ白な光が駆け抜けた。