「吸血鬼の件属になるって意味分かってる?
一生お天道様と顔向けできないし、肉と血を求めるようになるのよ?」
アヤは赤い顔を見せたくなく顔をそらしながら件属のデメリットを教える
「わかってます!だけどそれで村が救えるなら……お願いです!僕を吸血鬼に!!」
「村?」
「はい僕は故郷を救いたいんです!」
その少年の真っ直ぐな目にますますアヤはやられる
「君件属になるって事を勘違いしてない?」
「え?件属になれば吸血鬼になれると教えられましたけど」
「誰がそんな嘘を教え込んだか知らないけど、吸血鬼にはなれない。変わりになるのは奴隷よ
主のために全てを捧げるように矯正され性格も変えられそれを喜ぶようになる。それが件属化よ」
「そんな……」
「そもそもさっきから何なの?村を救うとか私にも分かるように言いなさい」
「す、すみませんそうですよね。あれは一ヶ月前の事です」
「僕たちの村は小さいながらも平和な村でした。
小さいから皆仲良く協力してなんとか食いつないでいました
でもそれはあれが起きるまででした」
「あれ?」
「狂い病って分かります?」
「あぁ、人間や家畜が狂ったように暴れだす病だっけ」
「それを治すには吸血鬼の血が必要でだから!」
「はぁ誰からそんな話聞いたの?
それ真っ赤な嘘 吸血鬼を狩るために国が流したプロパガンダ そんなもの必要ない それに件属になったからって吸血鬼になれる訳じゃないのよ」
「それじゃあ救う方法は……」
「あるわよ はぁ、めんどくさいけどこれも何かの縁だし村に案内しなさい 治してあげるわその病」
「良いんですか!?ならすぐ!!」
「待ちなさい!!その前に日傘を買って!!」
「日傘?」
「私吸血鬼よ このままいったら村につくまでに焼け死ぬわ 焦るのもわかるけど私が死んだら元もこもないでしょ?」
「す、すみません」
(まぁこういうまっすぐな馬鹿は嫌いじゃないし、すぐ終わるししょうがないか もう待っててねハーレム)
これがあんな大きな事件になるとはその時は誰も思ってみなかった
「結構遠いわね 蝙蝠君達がいなければ3日はかかったんじゃない?」
アヤ達は蝙蝠で移動している
まるでどこかの幽霊の少年のように
「もっとかかりますよ!蝙蝠さん達速すぎて気分が……」
少年はあまりの速さに吐き気に襲われる
馬車以上の速度なので無理もない
「蝙蝠の中で吐かないでよ この子達私の一部なんだから 吐かれたらわたしの中に吐かれる事になるし……美少女ならありだけどね……」
「気持ち悪い なんか言いました?」
「なんでもないない 所でもうすぐなの?」
「はい 後数分で!?」
少年はまわりをみて驚愕する
何故なら少年の村は燃えていた