バッハ「私たちは友達だからだ」   作:ホネホネ

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Even monsters eat

 

酷く喉が渇いていた。

その乾きに苛まれて目を覚ます。目を開いても、暗い。生暖かいベッドの中で、起き上がる。カーテンの隙間から窓の外を覗き込めば、高い月。まだ深夜なのだと察する。

 

喉が渇いていた。もう一度寝付くには、その渇きが邪魔だった。億劫さを天秤にかけても立ち上がろうとしてしまうくらいには水が飲みたくて仕方なかった。

 

暗い廊下をひとり歩いていく。歩く度に微かな足音が手に届く範囲にだけ響く。足は食堂に向かっていた。深夜だから誰もいないだろうが、水を一杯貰うくらい許されるだろう。

 

夢と現の境目のような感覚のまま、歩いて、歩いて、ようやく辿り着いた食堂。閉められた扉の隙間から微かに灯りが漏れていた。炊事班が残っていたのだろうか。まさか位持ちがこの時間にいるはずもない、適当に一声かければいい。

 

扉に近づくと光だけではなく、誰かの声まで漏れてきた。扉越しで声はくぐもっている。何を言っているかまではわからないが、独り言にしては長すぎるほどに喋っている。恐らく中にいるのは一人ではなく、他にも誰かがいるのだ。

 

……知り合いだと面倒だ。うっかり話に巻き込まれて部屋に戻れなくなるのは避けたい。本当に、ただ水が飲みたいだけなのだから。

どうかあまり交流のない奴らでありますように。

そう内心で祈りながら扉を開いた。

 

 

 

「……オープンサンドって、なに?」

「……なに、とは?」

「どのツラ下げてサンドウィッチを名乗ってんのって思わねえ?」

「まず下げるツラが無いと思うが」

「パンとパンで具を挟んでるからサンドウィッチなんだろ?ならそれをオープンさせたら元々の定義と矛盾するだろうがよ。そもそもパンの上に食材乗せただけでサンドウィッチの仲間になった顔でいるのはツラの皮が厚すぎる」

「顔もツラも皮も無いが」

「耳はあるだろうがよ」

「あったらなんなんだ」

 

……食堂の扉を上げたら、皇帝陛下と親衛隊隊長が夜食を食いながら駄弁っていた。

しかも本当にどうでもいい下らない話だ。

 

「おわっ!ビビった!誰かと思ったらバズビーか。なんだよ、深夜に食堂なんかに来て」

 

……来なきゃよかったな、と喉が渇いた少年──バザード・ブラックは深夜に目を覚ましてここまでやってきてしまった自分の判断を後悔していた。

 

 

昼間は食事を取る騎士たちで混雑する食堂も、深夜となれば誰もいない。厨房と入り口の中間点あたりのテーブルを占領する男二人を除けば、だが。

彼らのテーブルの上に置かれたランタンの火が揺れる。

ジークフリードとユーハバッハはそのテーブルで向かい合うようにして座っていた。

 

食堂の扉に背を向けていたジークフリードは椅子の背もたれに腕を引っ掛けて振り返ると、丸くした瞳にバザードを映す。

対して、ジークフリードよりも先にバザードの存在に気がついていた ──それこそ扉の外にいた時から気がついていたであろう── ユーハバッハは少年へ視線を向けることもなく我関せずという態度を貫いたまま、目の前に置かれた料理を黙々と食していた。

 

……なにしてんだ、こいつら。

 

バザードはそう思った。

その時、不意に鼻腔をくすぐる温かな食事の匂いに胃袋の隙間が存在を主張し始める。腹が鳴りそうでとっさに腹部を掌で押さえた。腹なんて空いていなかった。ただ喉が乾いて、水が欲しくてここに来ただけなのに。

 

「どうした?こんな時間に食堂に何の用だよ」

「……いや、アンタらこそ……」

「見てのとおりだよ、夜食」

 

ジークフリードが手で示したのはテーブルの上に置かれた『農夫の朝食(ホッペルポッペル)』と呼ばれるポテトオムレツと野菜の入ったスープだった。

夜食なのに朝食じゃねえか、というツッコミは敢えてしない。そんなバザードの無言を気にすることなく、ジークフリードは立てた指でユーハバッハを指すとよく回る舌を更に回して言った。

 

「こいつ放っとくと碌に飯も食わないで仕事仕事仕事仕事……。見てるこっちの気が滅入るからよ、たまにこうやって無理やり飯食わせてんだ」

「私は頼んでいない」

「あ?そういうこと言う奴は食わなくていいぞ」

「食わなくていいのか」

「は?何のために作ったと思ってんだ、いいから黙って食ってろ」

 

ジークフリードがテーブルの下でユーハバッハへ軽い蹴りを入れるのが見えた。端から見れば皇帝へ対する不敬で横暴な態度。普通ならば死罪になっても可笑しくないと言うのに、蹴られた当の皇帝は怒り狂うわけでもなく黙って脛を蹴り返している。

 

それだけのやりとりで二人は気安い仲なのだ、とわかってしまう。

ユーハバッハとジークフリードが友人であるということを、バザードはジークフリードによる自己申告で知っている。しかし、実のところバザードはそれを殆ど信じていなかった。

 

ジークフリードの昔馴染であるとか、ユーハバッハもジークフリードを友だと思っているだとか、軽口を叩ける仲だとか、そういうことをあまり事実として受け止めなくなかったのかもしれない。

 

だって、それではまるでユーハバッハが普通の人間みたいではないか。

 

(……つーか、あれ本当にユーハバッハか?)

 

バザードは目の前の男が自分の仇と同一人物だとは思えずに混乱する。

ユーハバッハとはもっと威圧感があって、悍ましくて、すべての者を見下すような瞳と圧倒的な霊圧を持つ化け物のはずだ。この国の皇帝で、滅却師の始祖で、不全だかなんだかという特殊な力を持った孤高で孤独な者のはずだ。

 

それがオムレツを食ってる。

気安い友達と駄弁りながら、夜食を食ってる。

 

……あまり見たくなかった光景かもしれない。

バザードは思った。

 

「スープの野菜さ、飾り切りとか結構頑張ったんだけどどうよ。その人参、何の形かわかるか?」

「……磔刑にされた救世主か。敬虔な教徒であったお前にしては痛烈な皮肉なことだ。失意に咽ぶ神父の顔が見える」

「いや普通に兎の形に切ったつもりなんだけど、お前には何がどう見えてんの?」

「それを私に与えるということがどのような意味を持つのか……語るまでもない。お前の意思は余すところなく伝わっているぞ」

「意味も意思もまず当の俺が理解できてないんだけど。勝手に盛り上がんねえでくれる?」

「……ふっ」

「何の笑い?」

 

……笑うなよ。そんな下らない話なんかするなよ。

人殺しのくせに、簒奪者のくせに、一族の仇のくせに、普通の人間みたいに生きるなよ。

 

バザードの瞳にユーハバッハの姿が映る。その大きな瞳の中に映る男は、どこまでもその子供への無関心を貫き続ける。それは路傍の石のように。戦場で踏み潰される花のように。

 

鮮明に思い出されるのはあの日抱いた絶望と憎悪。ただ震えて隠れるしかなかった己の無力さ。いつしか頭痛がしていた。鼓動に合わせて頭の血管が圧迫されてズキズキと痛むようだった。浅く息を吸って、浅く息を吐く。その度に思考は冷えていく。鋭利になった感情はより深みへ堕ちていく。暗く、遠く、深く。

 

ユーハバッハ、お前みたいな人殺しは苦しむべきなんだ。もっと辛い思いをして、何もかもを失って、悪夢に魘されながら少しも笑えない日々を孤独に過ごすべきだ。僅かな幸福さえ、お前には与えられるべきじゃない。……ああ、いや、違う。そうじゃない。そうじゃなくて、お前は──。

 

「おい、バズビー」

 

名前を呼ばれて、バザードは深く陥りそうになっていた思考の海から脱する。一瞬肩を揺らしてから眼の前の現実に焦点を合わせれば、どこか胡乱げにこちらを伺うジークフリードの姿があった。

 

「あ、な、なんだよ、師匠」

「いや、寝てんのかと思って。なあ、お前胃袋空いてるか」

「え?」

「スープまだ残ってんだよ。食えるんなら食ってってくんねえか」

 

ジークフリードはそう口にすると、バザードの返事も聞かずに立ち上がった。当たり前のように背を向けて厨房へ入っていく。

その後ろ姿をバザードはどこか呆然として顔で見送る。

 

正気か。だって、今あんたが此処からいなくなったら──。

 

バザードは厨房の入り口から、そばのテーブルへ視線を向けた。

そうすれば、つまらなそうに食事を続けるユーハバッハの姿が当たり前のように目に映る。

 

普通、新兵と皇帝を二人きりにさせる奴があるか。

信用されているのか、歯牙にもかけられていないのか。答えはわかりきっていたが、それにしても……

 

……いや、むしろ、チャンスなのか。

そう思った瞬間、バザードの背中を汗が伝う。

 

自分とユーハバッハが一対一になれる瞬間など滅多に有りはしない。もとよりこの男を殺すために騎士団に入ったのだ。最早側近という立場を得ることが不可能となった今、この瞬間こそが絶好のチャンスなのではないか。

 

ジークフリードはここを離れた。彼が強いことはわかっているが、壁の向こう側にまで目は向けられまい。

彼が戻ってくるまで、その僅かな時間がバザードに与えられた暗殺の好機。

 

ユーハバッハは死ぬべきだ。

不幸に生きていく日々さえ与えられるべきじゃない。

 

だから、殺す。今、ここで。殺さなくては、ならない。大丈夫だ。殺せる。できる。できなくてはならない。しなくてはならない。その後のことは考えない。どうなろうとも今は、次の瞬間のことだけを考える。殺す。殺すんだ。殺せ。殺せ。殺してしまえ!

 

キリキリと精神が張り詰める。そっと利き腕を背後に隠す。見開いた目はただ殺すべき相手だけを映す。世界が静まり返る。躊躇う最後の糸を振り払う。

 

「バズビー、と名乗ったな」

 

ユーハバッハが口を開いたのは、バザードが霊子兵装を構築するその直前だった。空気を震わせるような低い声。それまで下げられていた視線がバザードを捉えてぴたりと止まる。赤い、紅い、朱い、赫い瞳。

殺意が行動に変換されるその直前、不意打ちのように出鼻を挫かれたバザードは、声を発することも動くこともできないまま、身体を石のように硬直させる。

動けなくなるバザードを気にかけることなく、ユーハバッハは言葉を続けた。

 

「ジークフリードへ識字を教えている、と本人から聞き及んでいる」

 

ユーハバッハは食事の手を止め、さして大きくもない声で言った。静まり返った食堂だが、厨房にいるジークフリードにまでは届いていないだろう。

 

「……あれは幼少から聖書を全文暗誦できるほどで、まともな教育の機会さえあれば司祭にでもなっていただろう男だ。下らぬ路傍の石を救わんと道を踏み外しさえしなければ、善良に生き、真っ当な人間として死ねていたことだろう」

 

語られる言葉を、その意味を、容易く飲み込むのは今のバザードには難しいことだった。

自分の中にある衝動のような殺意と、それが押し留められたことによる怯み、それから語られる言葉の中に見え隠れする穏やかさ。何もかもがチグハグで、アンバランスで、少しでも重心をずらしたら倒れてしまいそうだった。

 

「お前に感謝をしている」

 

ユーハバッハはそう口にした瞬間、バザードの心臓は撃たれたように酷く跳ねた。酷く喉が渇く。頭の中に疑問が満ち溢れていく。……なんで、どうして、と。

 

語るユーハバッハの顔は変わらない無表情のままで、そこに嘘があるようには見えなかったが、感情があるようにも見えなかった。水が川を流れるように言葉は滔々と紡がれていく。

 

「学びとは、生者が生きる為に行うことだ。明日をより良く生きるためにする行為だ。呪詛も憎悪も冒涜もあの男には全てが許されているというのに、それでもなおより良い未来のために生きようと足掻く。その姿に私はようやくこの世界から意味と価値を見出だせる」

 

その男に目を向け、その唇に耳を傾ければ、その視線も言葉もどこまでも穏やかで熱と色彩のあるものだと理解できる。

 

「……この世界は美しいのだと、まだ信じていられる」

 

旧くからの友の幸福を祈っているだけなのだ、と理解できてしまう。

 

………なんで?

人殺しのくせに。俺の一族を皆殺しにしたくせに。

なんでのうのうと生きていられるんだ。なんで他人の幸福を祈れるくせに、虫ケラみたいにみんなを殺したんだ。

 

それじゃあまるで、殺されるに値するだけの理由がみんなにあったみたいじゃないか。

 

やめろ、やめてくれ。お前はもっと悍ましい化け物であってくれ。人の心も血も涙もない暴君であってくれ。理不尽で理解不能で救いようもなくて、今すぐにでも殺すほうが世界のためになるような、そんな存在であってくれ。

 

だって、そうじゃなきゃ、殺せなくなってしまう。

呪いきれなくなってしまう。

 

目の前の人間が持つ生々しい体温を前に、刃を振り上げることさえ出来ないまま喉が締まる。

衝動のような殺意はとうに絶え、熱とも呼べない燻りだけが胸の中に残っていた。

 

「待たせたな……って、バズビーお前ずっとそこ立ってたのか?座れよ」

 

湯気の立つスープ皿を手に厨房からジークフリードが戻ってきたのはその時だった。彼が現れたということはバザードに与えられた数少ない暗殺の好機が失われたということを示している。

 

「なんか声聞こえたけど、何の話してたんだ」

「お前がいかに愚かで救いようのない存在であるかを少々、な」

「てめ、人の悪口で仲良くなろうとすんじゃねえ」

 

ジークフリードはユーハバッハの肩を肘で小突いてからもともと座っていた場所に腰掛け直す。そうしてその隣、空いた席にスープを置いた。

 

「これ食ったら、ガキはとっとと寝ろよ。背ぇ伸びねえぞ」

「…………ねえ」

「あ?」

「いい、いらねえ」

「は?あ、おい!」

 

瞬間、ずっと入り口付近にいたバザードは顔を強張らせながら身を翻して走り去っていった。

一瞬でドアの向こうの闇の中に消えていった少年を見届けて、ジークフリードはぽかんとする。

 

「えっ、どうすんだよ、このスープ」

「さあな」

「ユーフェン、お前何言って虐めたの?」

「……さあな」

 

悪意を持って本心を語ることなど、ユーハバッハには容易いことだったというだけ。人の心を惑わす悪魔としての振る舞いならば何度でも経験がある。

 

答える気のないユーハバッハにジークフリードは呆れたような顔をしてから、バザードのために持ってきたスープ皿へ自分のスプーンを入れた。

またコイツに振り回されました、という顔をして見せるジークフリードに、ユーハバッハは口を開く。

 

「ジーク、お前こそ私を餌にあの子供の始末を考えていただろう」

「だって現行犯以外に手早く始末する方法なんか考えつかなかったからな。お前に矢を向けたらすぐに殺すつもりだったよ」

 

スプーンで掬ったスープを啜りながら、ジークフリードはユーハバッハへ視線を向けて肩をすくめた。

 

「経験談しか語れねえけど、やっぱ初めての殺人ってその場のノリと勢いが無いとできないもんなんだろうな。あいつ、最初は結構殺意あったのに、途中から急に勢い殺されて動けなくなってたろ」

「そもそも対象を尊厳のある人間として認識できたまま殺人を行える人間も少ない。大抵の場合、自分よりも下等な存在や物質に脳内で貶めて、自己の正当化をした上でしか殺せないものだ。それができなくなれば、精神の成熟していない子供など容易く動けなくなる」

「……ほんとどういう話をしてやったんだか。で?その正当化ってのはお前の経験談か?」

「……大抵の場合、と言っただろう」

「はいはい」

 

ユーハバッハは食事を再開させる。じゃがいもの入ったオムレツはボリューミーかつエネルギッシュでどう考えても夜食として食べるべきものではない。

たまにこちらの世話を焼きたがるジークフリードに付き合って今夜のように食事を与えられてやることがあるが、様々な肉を大量に詰め込んだサンドウィッチだの、数時間煮込んで作ったアイスバインだのとやけに元気が良過ぎる。

場所を借りているだけで食材はこっちで用意しているだの、健康な肉体と精神は良い食事からだのなんだのと言い訳をしていたが、ユーハバッハの食事への無関心を良いことに調理欲を身近な相手で発散させているとしか思えない。

 

「あいつ、もうお前を殺せなくなったかな」

「己の中で他者の尊厳を貶めるのは容易いことだ」

「あー、定期的にこの茶番やったほうがいいってこと?」

「不要だ、あの程度に私が殺されると本気で思っているのならそれこそ私の尊厳を貶めているに等しい」

「それは流石に思ってねえけどさあ、俺は仮にもお前の騎士様だぜ?払える火の粉は払わせてくれよ」

「…………」

「なにその顔」

 

古い約束を守り続けようとするその姿はどこまでも愚かしく、なれどその愚かしさこそがユーハバッハにとっての報いであり、救いだった。

ユーハバッハは目の前の男を無視して、製作者曰く兎の形だという人参へフォークを突き刺す。

無言で会話を終わらせれば、自然と空間は無音に包まれる。それもジークフリードというお喋り好きの前では数秒の命であったが。

 

「なあ、ユーフェン」

「なんだ」

「全然違う話していい?」

「私の許可を得て話題を変える殊勝さがお前にあったか?好きにするがいい」

「あのさ、寝る時に全裸の奴がいるんだよ。前に飲みに連れてった時に話してさ、寝る時は全裸派だって。俺が「じゃあお前寝てる時に襲撃とかされたらどうすんだよ」って聞いたら「いや、フルチンで応戦します」って。逆に男気がある気がしてきてよ」

「……あるか?」

「まあ男気の有無はどうでもいいんだよ。別に真似しねえし。つか俺はパンイチ派。だってパンツ履いとかねえと夢精した時の被害デカくなんじゃん」

「そんな心配をするほどの甲斐性がお前にあるのか?」

「俺のインポを甲斐性が無いって表現すんのやめてくんね?まあ、その点で言えばお前は甲斐性ありそうだけどな」

「今の発言をザイドリッツに密告すれば、私の言い方次第ではお前を不敬罪で死刑にできるのだろうな」

「マジ?今のって褒め言葉になんねえんだ」

「褒めたつもりか?」

「んー、まあ、割と?」

「そうか、ならば仕方あるまい」

「え?逆転無罪?」

「いや、死刑だが」

「あ、普通に死刑なんだ」

 

 

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