アルノアンジュ ~天使と機械と竜の輪舞~   作:京橋

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みなさんあけましておめでとうございますww

 クロスアンジュの先の読めない展開に毎週放送日が楽しみでなりませんwww

 そしてクロスアンジュの世界観が微妙にアルノサージュと被ってきたと妄想してしまうw



 


EP-02 戦う存在と戦う者達

 

 

 

 

 

 

 アルゼナルで再起動したアーシェスは、総司令を務めているジルとアルゼナル内で唯一のマナが扱えるというエマ・ブロンソンという二人の女性と出会った。

 

 そこでアーシェスは、この世界で人間として認識されるためには“マナ”と呼ばれる特殊な能力があることが絶対条件であり、そのマナが扱えない…又はマナの干渉を受け付けない人は“ノーマ”と呼ばれ、世界から邪魔者扱いされていることを知った。

 

 ジルとエマはアーシェスをアルゼナルへと案内するために格納庫へと足を踏み入れた。

 

 アーシェスは格納庫で自分のいた場所で同じ形をした戦闘機らしき機体が何機も置かれており、そこで整備班長を任されている幼い容姿をした少女メイと出逢い、人型ロボットであるアーシェスを見たメイはメカニックとしての性か若干興奮気味になってしまった。

 

 ところが……その時、突然格納庫内に警報が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 赤いランプの光と共に警報が鳴り響き、緊張を含んだ女性の声が放送機から響き渡る。

 

『第一種遭遇警報発令!繰り返す、第一種遭遇警報発令!!』

 

 放送から聞こえる声に反応するかのようにメイと格納庫の整備班の人々が大慌てで動き回り、色は様々だが、ほぼ同じ形をした戦闘機が次々とリフトアップされていく。

 

 そして戦闘機のパイロットであろう人達が格納庫へと集合する。

 

(えっ!?あそこにいる人達…全員女性!?)

 

 戦闘機のパイロットが全員女性であることに驚くアーシェス。

 

「よし!行くぞ!!」

 

 隊長であろう威厳のある声と共に女性たちは続々と戦闘機に乗り込んでいく。そして発進準備が完了した戦闘機はリフトとの接続部分が切り離され宙を浮き、次々と空へと舞い上がって行った。

 

「司令!」

 

「分かっています、監察官。アーシェス、すまんが私は戦闘指揮に行かなくてはならない。案内はまた後でな」

 

(戦闘?一体何と戦っているんだ?)

 

 ジルはアーシェスにそう告げるとエマと共に格納庫から出て行ってしまった。一体何と戦っているんだろうと考えていた。

 

 

 

 

 指令室へと戻ったジルはオペレーターである金髪の少女【パメラ】、赤髪の少女【ヒカル】、緑髪の少女【オリビエ】の三人に状況を確認するために声をかける。

 

「状況は?」

 

「空間の乱れを感知!扉が開きます!……ドラゴンの出現を確認、スクーナー級が30、ガレオン級が1です!!」

 

「第一中隊、ドラゴンと接触、交戦を開始しました」

 

 統率管制を担当するパメラと戦闘機【パラメイル】の操縦者であるメイルライダーのモニタリングを担当しているオリビエはジルに報告する。

 

「今回は割と少ない方の数か…だが油断は出来んな。オリビエ、ゾーラ達に油断するなと伝えてくれ」

 

「りょ、了解」

 

 ジルの言葉にオリビエは若干オロオロしながらも返事を返す。オリビエはまだオペレーターとしては新米で、まだ不慣れであるため緊張していた。

 

 それから戦局は第一中隊のパラメイル部隊によって有利に進み、今回も問題なく任務終了かと思われた。しかし……

 

「しっ、司令!大変です!!アルゼナル上空に小規模の空間の乱れを感知しました!!」

 

「何っ!?」

 

「何ですって!?」

 

 パメラの報告にジルとエマは驚きの声を上げる。

 

「扉が開きます!!ドラゴンの種類確認!スクーナー級が3です!」

 

 なんとアルゼナルの上空にドラゴンが出現する空間の乱れが発生し、そこからスクーナー級と呼ばれるドラゴン三体がアルゼナルに向けて降下して来たのだ。

 

「緊急指令発令!警備班を完全装備で直ちに迎撃に向かわせろ!オリビエ、至急ゾーラ達を基地に呼び戻せ!!」

 

「了解!!緊急指令!緊急指令!!ドラゴンがアルゼナルに接近中!警備班は完全武装で直ちに格納庫に集合せよ!!」

 

「はっ、はい!!ゾーラ隊長、聞こえますか!?至急アルゼナルに戻ってください!!」

 

 突然の襲撃にも関わらず、ジルは冷静にパメラとオリビエに指示を飛ばし、パメラはアルゼナル内に警報を鳴らし、オリビエは急ぎ通信を入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『緊急指令発令!!スクーナー級ドラゴンがアルゼナルに接近中!!警備班は完全装備の下、格納庫に集合せよ!!繰り返す!スクーナー級ドラゴンが……』

 

 放送から聞こえるパメラの声に整備班たちは「ドッ、ドラゴンが来る!?」と騒ぎだし、格納庫には銃器を持った女性たちが大勢集まってきた。

 

 警備班の女性たちはパラメイルの発艦所から外に向かう通路に集まり、手にした銃器を外に向けて構える。するとファンタジーの世界に出てくるようなドラゴンが三体降り立ち、警備部隊に向けて咆哮を上げる。

 

「撃てぇぇぇぇっ!!」

 

 警備部隊のリーダーである女性の声に合わせて横一列に銃を構える部隊のメンバーはトリガーを引いてドラゴンを迎撃しようとする。

 

 だが、三体のドラゴンは銃弾を受けて血を流しながらも、警備部隊に向けて二足歩行で走り出し、それに驚いた警備部隊のメンバーは散り散りに距離を取ろうと動き出す。

 

「きゃあ!!」

 

「あっ!メリー!!」

 

 その時、部隊のメンバーの一人であるメリー(モブ)がバランスを崩して転倒してしまい、それに気づいたドラゴンは一斉にメリーに向けて走り出した。

 

「いっ、いやぁぁっ!!」

 

 襲い掛かってくるドラゴンにメリーは恐怖の余り叫び声を上げて銃を乱射するが命中せず、ドラゴンの勢いは止まらず、口を開けたドラゴンに食い殺されると感じたメリーは思わず目を瞑った。

 

 だが、そこへ一本の鉄パイプ(通常より遥かに大きい)がドラゴンの顔面目掛けて飛来し、「ガンッ」という音と共に鉄パイプを食らったドラゴンは悲鳴を上げ後ろによろめいた。

 

 その声にメリーは目を開けると、彼女の横を何かが通過し、ドラゴン三体の前に人型ロボット、アーシェスが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アーシェスSide

 

 

 

 

 

 

 

 あの戦闘機みたいなものが出撃していってから暫く格納庫にいたけど、そのあとの緊急放送が流れてから自分の目を疑った。

 

 格納庫の外に降り立った三つの影…それはファンタジーの世界などでよく出てくるドラゴンだった。

 

(どっ、ドラゴン!?あれがジルさんの言っていた“戦っている相手”!?)

 

 移民船ソレイルでイオンと一緒に数多くのシャールや動物、ガーディアンロボットと戦闘を繰り返してきたけど、流石に本物のドラゴンが相手というのは初めてで驚いてしまう。

 

 ドラゴンの出現に格納庫に銃を手に武装した兵士数人が現れ、銃を一斉射してドラゴン三体を撃破しようとするが、手持ちの装備では太刀打ちできないのか、徐々に押され始め、格納庫内にドラゴンが侵入してくる。

 

 そんな時、後退しながら銃を撃っていた一人の兵士がバランスを崩して転倒してしまった。

 

 僕は考える事より先に近くにあった太い鉄パイプを掴むと遠心力を利用してドラゴンに向かってぶん投げた。それと同時に僕もドラゴンに向かって走った。

 

 僕の投げた鉄パイプは見事にドラゴンの顔面に命中し、よろめいた所に滑り込んで兵士を護るようにドラゴンの前に立った。

 

【早く逃げろ!!】

 

「あ……えっ?」

 

「メリー!早くこっちへ!!」

 

 僕の声に驚いた様子で固まる女兵士は仲間の兵士に手を引っ張られながら後方へと下がって行った。

 

 三体のドラゴンの内一体は、先程のパイプ攻撃で後方へと吹き飛び、残り二体は僕をにらみつけながら唸り声を上げている。

 

 その時、ドラゴンの後ろからさらに三体のドラゴンが飛来し、計五体のドラゴンと対峙することになった。僕は不思議とイオンとの戦いの中で使用していたハンドガンの形を意識すると、開いた手の平に光が集まり、手に重みを感じるとハンドガンが姿を現わした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アーシェスは手にしたハンドガン【シングル】を正面のドラゴンに向けて一発放つと、腹部に攻撃を受けたドラゴンは赤い血を吹きだしながら倒れようとした。

 

 そこへアーシェスはハンドガンで撃たれたドラゴンに向かって走り出し、倒れようとしているドラゴンを踏み台にするように足場にして飛び上がった。

 

 その姿に左右にいた二体のドラゴンがアーシェスの方を振り返ったその時だった。アーシェスの両腕には大砲のような武器【クラッシャー】が装備されており、それを見た二体のドラゴンは驚いた表情をした瞬間、両腕を広げたアーシェスの持つクラッシャーから肺胞の発射音が響かせながら火を噴き、左右にいた二体のドラゴンの頭は吹き飛んでしまった。

 

 ハンドガンの攻撃を受けて倒れたドラゴンの後ろに着地したアーシェスは、今度は体を左に体を捻って左回転しながら飛び上がり、両腕のクラッシャーは再びハンドガンに変化したが、先程は単発だったのが二丁拳銃になり、両手に収まった【ダブル】で回転中にハンドガンを連射すると残りのドラゴンはハンドガンの銃弾で穴だらけにされ……絶命した。

 

 

 

 

 

 

 アーシェスの戦いに格納庫にいた全員が口を開けてあんぐりしていた。ドラゴンの中でも小型種のスクーナー級ですら脅威であるにも拘らず、目の前にいるロボットはあっという間に六体のドラゴンをパラメイルに乗らずに撃退してしまったのだ。

 

 その様子を見ていたのは格納庫の人達だけではない。指令室にいたジル、エマ、そしてパメラ、ヒカル、オリビエも唖然としていた。

 

「す、スクーナー級相手に…たった一人で…?」

 

「そっ、それに六体はいたはずだよね?」

 

「信じられない……」

 

 パメラ、ヒカル、オリビエの三人は目の前のスクリーンに映るドラゴンを倒したアーシェスの戦闘能力に驚き、エマもボーとしてしまっていた。

 

(なるほど……それがお前の力か……)

 

 そんな空気の漂う指令室の中で唯一人、アーシェスの戦闘能力を見て密かに笑みを浮かべているジルの姿に誰も気づいていなかった。

 

 

 

 

 

 再び格納庫に移り、アーシェスは死骸と化したドラゴンを見渡しながら命を奪ってしまった事に対し、静かに黙祷を奉げる。

 

 そんな時だった。ふとアーシェスはドラゴンの死骸の先に人影のようなモノが見えたような気がして、その近くまで歩いて行った。

 

 

 

 そこには気を失って倒れている一人の少女(全裸)が横たわっていた。

 

 

 

 








 実は作者は11月末から年末にかけてリアルの仕事が忙しく、さらに体調なども崩してしまい、殆ど小説書く時間が無く…もう一つのオルタジェネが全く進んでいない状況です・・・

 でも時間があればちょこちょこ書いていくので長期間の更新の遅さに目をつぶってくだされば幸いです・・・

 ホントに申し訳ない!


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