霊「流華〜お皿洗い終わったら掃除もよろしく〜」
博麗神社に居候し始めて数日が経った。俺は毎日の様に家事全般をやらされていた。
流「……霊夢、お前も少しは手伝えよ」
霊「あら、私は家主よ?居候の癖に歯向かうのかしら?」
ふふっと笑ってから霊夢はお茶を啜る。
…………少しやり返してやろう。
俺は霊夢の隣に座り肩に手を触れ、とある事を願う。油断してる今なら能力も効くだろう。
霊「何よあんた、そんなことしてる暇あったら掃除でも…………っ?!」
霊夢も自分の変化に気付いたか、もう遅いがな。
霊夢は何も言わずに横になり俺の膝に頭を乗せる。
所謂膝枕だな。
霊「どういう事?!身体が勝手に動いたんだけど?!」
流「いつも俺に家事全部やらせてんだろ?報いを受けるべきだ」
霊夢にとってこれはかなり恥ずかしいだろう。これに懲りたら少しくらい家事を手伝って欲しいものだが。
下を見ると霊夢は湯気が出そうなほど顔を赤くして黙り込んでいた。
霊「?! な、なにすんのよ!」
俺が霊夢の頭を撫でると身体をビクッとさせて声を上げる。
流「ん〜? 可愛いものは愛でるべきだろう?」
霊「か、かかかかかか可愛っ?!」
霊夢も黙ってりゃ文句ねぇんだけどな。
立てば牡丹座れば芍薬、口を開けばラフレシアって感じだもんな。
霊「……あんた今失礼なこと考えたでしょ」
流「……………………いんや?」
霊「嘘つけ!考えてた間よそれは!」
流「はいはいどうどう」ナデナデ
霊「…………くっ///」
さらに撫でてやると大人しくなった。
相当効いてるなこれは。明日から家事を手伝ってくれることを期待しよう。
…………にしても前世(?)の俺だったらこんな事出来なかったな。この能力さえあれば、やろうと思えばこれ以上の事も出来るだろう(ナニかはご想像にお任せするが)が、霊夢にはかなりお世話になってるからな。こんくらいの罰で許してやろう。
霊「………………///」
流「?(随分と大人しくなったな?止め時か?)」
と、能力を解除しようとした瞬間だった。
?「おーい霊夢!遊びに来てやった…………ぞ?」
The・魔法使いの見た目をした金髪の美少女が部屋の襖をガラッと開けて入ってきた。勿論霊夢は膝枕のままだ。
?「あー……お取り込み中ってやつか?」
流「…………解除」
俺はしれっと能力を解除して逃げようとした……が霊夢に服を掴まれる。
流「れ、霊夢さんや。今回は家事をしなかった霊夢さんにも非があるという事でお互い様ということに」
霊「問答無用!!死ねぇっ!」
流「グベラッ?!」
俺は霊夢に思いっきしぶん殴られて倒れ込んだ。
?「あー、とりあえず霧雨魔理沙だ。よろしくな?」
流「お、おうふ……如月流華です……」
霊「…………ふんっ」
はじめましてなので挨拶をしておく。第一印象はかなり悪いんじゃないか?これ。
魔「にしてもあの博麗の巫女様が、くくっ……膝枕されてるとはな…………ギャハハハハ!!!」
そう言って魔理沙さんは俺たちの前で大爆笑し始めた。
霊「魔理沙、あんた殺すわよ」
魔「ご、ごめんって…………ブフッ!」ガツンッ
魔理沙が再び吹き出した途端、霊夢の拳骨が魔理沙と俺の頭に落ちてきた。
魔「ぬぐうっ?!」
流「があっ!……なんで俺まで……」
霊「あんた達が悪いのよ!」
顔を真っ赤にして霊夢はそう言う。
魔「痛てててて……まぁこの話は置いといて「置いとけるか!」流華、ここら辺で見たことないけどもしかして外来人か?」
流「そうです「あ、敬語いらねぇぞ」……そうだ、能力も持っているが一応外来人ってやつだな」
霊「あんたやっぱり能力持ってたのね!!道理で体が動かなかった訳だわ!」
魔「どんな能力なんだ?」
流「欲を操る程度の能力だな。俺が望んだことを叶える……的な感じだな」
魔「そりゃまたえげつない能力だな……」
流「その代わり疲労は凄いけどな」
霊「あんたこんな事に体力使うんじゃないわよ……」
霊夢は呆れ顔で言う。
魔理沙は少し思案して俺に尋ねる。
魔「なぁ、流華。外から来たってことは幻想郷の事知らないんだよな?」
流「あぁ、そうだな」
魔「じゃあ弾幕勝負の事も知らないよな?」
流「弾幕?ってなんだ?」
魔「いよっしゃ!流華、表出ろ!私が弾幕を教えてやる!」
という訳で、魔理沙の提案で急に弾幕勝負が始まった。