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原作開始前
学校に着いた俺と凛はそのまま校舎に向かおうとした矢先、偶々美綴と鉢合わせると俺は2人とそこで別れた。凛はというと、折角だしホームルームまでの時間潰しをしてくるなんて言い美綴とそのまま弓道場の方へと向かうようだ。
「教室で暇になったらアンタも観にきたら?」
「そうね、夜祭くんならいつでも歓迎よ?なんならそのまま弓道部に入ってくれたらとっても嬉しいんだけどね」
「悪い、美綴。誘いは嬉しいんだけど弓道はちょっと…な」
凛は体よくそんな理由を言って弓道場へと赴いていたが、わざわざ何故そんな理由を言ったのか俺にはわからない。
凛がわざわざ足を運ぼうと考えた訳に関しては心当たりはいくつか出てくる。叩いて埃の出ない布団が無いのと同じように。
でも今回は凛の単なる気まぐれか、それか唯の物見遊山感覚での見物かのどっちかだと思うし…これ以上凛のことを変に勘繰るのは凛に失礼だし蛇足なので語ることは無い。
そんなことを1人寂しく考えながら歩いていたらいつのまにかふらふらと生徒会室前まで俺は来ていた。俺はそのまま扉に手をかけて中に入ると1人の男と目が合った。
「おっーす、一成。また1人でクロスワードか詰碁でもしてんのか?」
「一体どうしたのだ、善。お前がこんな朝から生徒会室に来るとは……して、生徒会室に何の用だ?」
柳洞一成
穂群原の生徒会長で俺の数少ない友人の1人であり、同じクラスメイト。馴れ初めとしては昔、衛宮からの紹介で知り合った所謂友人の知人レベル。
初見ではなんだこの堅物と口からついて出るほどの堅物で遊びのない性格だが、割と融通が利かないわけでもなく、筋さえ通れば鷹揚さを見せることもある。真面目すぎるのが玉にキズ。
「ちょっと暇だったんでな。久々に碁でも打とうかなと思ったんだけど…やる?一局…?」
「…別にお前と打つのは構わんが……善。お前がわざわざ生徒会室に来て碁を打ちに来たとは思えんのだが、何か相談事か?」
凛と善の2人が登校する数分前に時間は遡る______
自分はいつもと同じように朝早く学校に1人で登校すると、部室棟の方に向かって歩き始める。
「…今日は一段と冷えるな」
今朝の厳しい寒さに身を震わせながら
私がこんなに朝早くから部活動に打ち込んでいる理由は3つ程ある。
それはいつもの
最後の理由を聞いて中には拍子抜けした人もいると思う。意外に自己顕示欲が強いんだなとか、でも本音を言えば私は他人からの評価なんて毛ほども興味は無い。
だけど私にとって他人からの
もし学校で私が評価を下げたと知った時、自分の顔に泥を塗ったな?とプライドの高い
____________でもソレが頻発し続ければどんなに辛抱強い私でも
だから私は努力をする。
たとえストレスを溜めてでもどんな無理をしたとしても優等生らしく、注意を払って生活をするようにと心掛けている。
「…誰かいる…?」
寒さで悴んだ掌を擦り合わせながら弓道場の方に向かうと、何やらその弓道場から微かに話し声が聞こえてくる。私が来たさっきまでは誰もいなかったと思うけど…
最初はいつも私よりも早く来ている他の先輩か美綴先輩のどちらかが話でもしているのかと思った……だけど声を聞いた限り、美綴先輩は遠坂先輩と話をしているらしい。
遠坂凛…先輩
学問に置いては成績優秀、更にスポーツ万能で容姿端麗…その上、学年に限らず学校全体で彼女は『高嶺の花』として周囲に認知されている人。
そんな人がこんな場所にいる事に私は些かの違和感を感じつつ、弓道場へと向かった。
先輩方、おはようございます、と私が声をかけると踵を返して後ろを振り返った美綴先輩と遠坂先輩。
……遠坂先輩は私を見るなり気まずそうな顔をして少し表情に陰りを感じる。でもそんな表情の変化に他の生徒は全く気づかないし現に隣の美綴先輩は変化に気づいていない。でも私には
そんな顔するくらいなら来なければいいのに…と内心で毒を吐きつつも、表情には毛ほども出さずに自然な流れで2人の会話に混ざる。最初は世間話や部活関係の会話で流れを掴む。この技術も厄介そうな先輩方から目をつけられないようにする為の処世術の一つだ。
「賭け…ですか?」
話を聞く限り先輩方は賭けをしているらしく、負けた方が相手の言う事を可能な限りの事で何でも聞くという約束をしているらしい。
正直、どんな高尚な内容の会話をしているのかと思ったけど、蓋を開ければ年相応な内容で少し拍子抜けした。
…普段から色恋沙汰の全く無さそうな二人からすれば、それが賭けの対象となる事は十分にありえる話だ。と、少し失礼な事を頭の片隅で考えながら会話は進んでいく。
「ところでさ、本当にパートナーになりそうな相手に心当たりあるの?遠坂」
「…まぁ、1人はいるわ。…今更アイツとはそんな関係になるとは思ってないけど」
「…」
遠坂先輩は意味深な事を言いながら、その綺麗な黒髪を指にくるくると巻き付ける動作をする。私が知る限りアイツとは私のよく知るあの人物のことを指して言っているのだろうと予測する。
「さて、そろそろほかの部員も練習に来るから…遠坂」
「えぇ、暇つぶしに付き合ってくれてありがと、綾子。それじゃ桜もね」
「…そうですね、遠坂
遠坂
話せばそれなりに長くなるのだが私は昔、幼い頃に遠坂から間桐に売られた。売られた理由を今更詳しく知りたいとは思わないし、知るにしても父である時臣お父さんは既に死別しているから聞くに聞けない。それに今更遠坂から売られた私がそんな事を考える暇も必要もない事だ。
けれど、間桐で魔術を学んでいる今では間桐と遠坂家の裏で何が合ったのか、想像に難くは無いし自分なりに色々理解してはいるつもりだ。
それにもしかしたら姉さんは私と離れ離れになった事を今も悲しんでくれているのかもしれない…だけど…やっぱり私は姉さんを
頭で理解しているつもりでもやっぱり
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Q.第五次聖杯戦争で主人公の立ち位置について
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A.マスターになる、触媒は用意している
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A.マスターになる、縁による召喚
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A.そのまま原作介入(なお改変は…)