ハイスクールD×F×C   作:謎の旅人

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第19話 私がいなくなって……

 母である薬信御魂(やくしのみたま)がいなくなって、娘であるフェリはあれからずっと御魂を待っていた。

 最初の数日間はちょっと不安があったが、いつも通り過ごした。

 なにせ転移術の失敗である。きっとすぐには帰ってこられないほど遠くへ飛ばされたのだろう。ならば仕方ないと思って。

 しかし、一ヶ月以上経ってその心の中には不安で一杯になっていた。

 いくらなんでもそれはありえない。御魂はいくら遠くへ飛ばされてもここまで時間はかからないからだ。

 

(お母様、どうして帰ってきてくれないのですか?)

 

 フェリは家の縁側に座り、自分の服を握って、空を見上げる。

 そこにあるのはフェリの不安な心とは裏腹に、いい天気と呼べるほどの空であった。青い空にぽつんぽつんと点在する雲たち。俗にいう快晴。

 そんな天気では自然たちも喜ぶ。

 野生の生き物たちは野を走り、草木たちはその緑をより色濃くする。

 

(お母様と一緒だったら今頃はこの天気を楽しんでいたのに……)

 

 御魂がいたならばこの空の下で二人仲良く縁側にでも座って、自分が作ったお菓子を食べていただろう。そして、食べ終わったならば御魂は自分の膝の上に頭を載せて寝るのだ。

 けれど、御魂はおらず、いるのはフェリだけだ。いや、もう一人いる。

 

「フェリ様」

 

 この声の持ち主で式紙の中で唯一名前を付けられた特別な式紙である(りん)だ。燐は御魂と長くいた式紙でその長さは万単位だそうだ。そのため名前を付けられたとか。それに燐はほかの式紙とは違うというのはフェリもずっと見てきてよく分かっている。なんとなくだが、それが分かった。

 フェリは燐に名前を呼ばれて顔を向けた。

 そこにいるのは御魂と同じ顔(封印解除状態時)で髪と耳、三本の尻尾が黒い燐だ。ほかの式紙と違うのは瞳に宿る生気があるかないかだ。

 

「燐さん……」

 

 フェリは燐のことをさんを付けて呼ぶ。

 いくら燐が母である御魂の従者であるとはいえ、燐を御魂のように呼び捨てにするなんてことは無理だ。

 フェリにとって燐は物心ついたときからずっといて、小さい頃に御魂がちょっと出かけたときに遊んでくれたり、悪いことをしたフェリを叱ったりなど御魂がいないときの母親代わりとなった式紙、いや人なのだ。

 フェリは燐のことを御魂と同じく母親、とまでは思ってはいないが、それなりに心を寄せている。

 そんな人物を呼び捨てなんてできるはずもない。

 

「悲しそうな顔ですね。やはりご主人様のことですか?」

「はい、そうです」

 

 基本フェリは誰に対してもこのような口調だ。

 これはいつもそばにいる燐や式紙の口調が影響しているのだ。それにフェリも大人ということもある。

 

「燐さんはお母様のこと分かりませんか?」

「いえ、分かりません。私たちにはそういう機能は組み込まれてはいませんので」

「そう、ですか」

 

 フェリの心の中により不安が広がっていく。

 自惚れのようだが御魂は自分のために帰ってくると思っている。自分のことを案じて帰ってくると。

 だが、その自惚れを否定しようにもできない。実際に御魂はフェリのもとへ戻ることを第一として行動している。現在進行形でそう行動している。

 それを一番理解している娘であるフェリではなく、ずっと御魂のそばにいた燐であった。燐は御魂からすると従者であると同時に自分の保護者的な立場であるのだ。

 フェリも時々だが御魂が燐に説教されるところを見たことがある。

 自分が作ったものが保護者とは変な話でもあるが、そもそも御魂が式紙を作った理由というのは自分の孤独という寂しさを無くすためである。そう考えると燐が御魂の保護者的立場でいるのは別に不思議ではない。

 それに御魂も燐がその立場でいてくれていることを実は望んでいたりする。

 それは御魂は燐にすでにいない母の面影を重ねているからかもしれない。自分を叱り、自分を慰めてくれる。それが今までの燐が御魂へしてきたことだ。

 それらはやはり従者がやるようなことではない。

 御魂と燐の容姿が似ていることからしても、燐を母親としてもおかしくはないだろう。

 そういうことからしても御魂のことを一番よく理解しているのだ。

 

「ですがご主人様のことです。きっと大丈夫です」

「なら……ならなんで帰ってこないのです? いくらお母様とはいえ、どんな距離があろうとすぐに帰ってくるはずです! なのに……なのに帰ってこない。もしかしてお母様は私を――」

「フェリ様」

「……っ」

 

 燐がフェリの言葉を遮った。

 

「それ以上言ってはいけません。あなたの母親であるご主人様はあなたを捨てるようなことは絶対にしません。それは娘であるあなたも分かっているでしょう?」

「……分かっています」

「ならそうは思わずにご主人様を待ちましょう。きっとご主人様にも何か事情があるのでしょう」

 

 燐はフェリを母親のようにそう言った。

 フェリはそれに従い、御魂が自分を捨てたと思った自分を心の中で叱りつけた。

 

(私のバカ! なんでお母さんを、ごほん、お母様を疑ったの! いつだって私のことを大切に思ってくれているのに!)

 

 御魂はいつだって自分のことを大切にしている。

 もし怪我でもしようならば、「フェリ! 大丈夫!?」とまるで大怪我をしたかのようにそう言うのだ。そして、丁寧に手当てをする。それはフェリが子どものときから今までずっと変わらない。

 御魂は親バカとかいうやつなのだ。そして、何よりも家族を愛している。

 そんな御魂が血の繋がりがないとはいえど、フェリを家族だと娘だと認めここまでずっと育て上げたのだ。決して捨てるはずがない。

 それにフェリを捨てるならば、こんなふうにではなく、フェリの記憶を消すなり、殺すなりとできたはずだ。

 そう考えるとやはり御魂はフェリを捨てたわけではないということだ。

 

「……お母様、ごめんなさい」

 

 フェリは燐に聞こえない程度の声で小さく呟き、部屋の中へと入ろうと襖に手をかけた。

 

「フェリ様、もうよいのですか?」

「はい。お母様がいないとそんなに気分が乗りません」

 

 フェリはそう言って部屋へと入る。ここは自室ではない。

 母がいない日常はやはり物足りなく感じる。だから、これ以上あまり満足できないことをしたくはない。不完全燃焼になるどころか、むしろ悲しくなるだけだ。実際、不安が募り始めた頃から幸せだったときの縁側に座って二人で過ごす時間が、今では徐々に母がいないという悲しさを味わう時間となっていた。

 別にこの時間が嫌いというわけではないが、やはり御魂がいないのでは嫌なのだ。御魂がいてこその時間なのだ。御魂がいなければフェリの幸せな時間はやってこない。

 フェリは御魂なしでは幸せにはなれない。一種の依存症のようなものになっていた。しかも、本人は薄々とそれを自覚している。

 御魂はもちろんのことフェリからの依存を知っていた。それを知って最初のうちはもちろんのこと、その依存を消し去ろうとしたのだが、それに気づいたフェリが「私を捨てるつもりだからそうするの?」と泣きながら言われたので、家族大好きの御魂にはこれ以上は無理だったので中断。それからも何度かやったのだが、その度に気づかれて泣かれた。そして最後には泣きながら「ぐすっ、本当は私のこと嫌いなんですよね? だからそうするんですよね。なら、もう私なんて!」と言って何やらフェリのほうがやばかったので、ついに御魂は諦めたのだ。

 

「はあ……お母様。会いたいです。早く帰ってきて私を抱きしめてほしいです」

 

 抱きしめてくれる母、御魂がいないので変わりに自分で自分を抱きしめた。しかし、もちろんのことそれでは満足はできなかった。というか何も感じない。自分で自分を抱きしめることで御魂のあのぬくもりを再現することは無理だったようだ。

 なんだか空しい自分の行動が恥ずかしくなり、その場で頬を染めた。

 

「うう……なにやっているんだろう、私。バカみたい」

 

 よかったのは燐や式紙が見ていなかったということだろう。もし見られていたならば、どうなっていたか。想像しただけでも顔が真っ赤になる。

 これ以上は考えないほうがいい。

 そう思いフェリは御魂が帰ってきたときの文句を考えることにした。

 自分をこれだけさびしい思いにしたのだ。文句や怒りをぶつけて自分の寂しさを分かってもらおう。

 そう思って自分を元気付けた。誤魔化しでしかないのだが、それでもちょっとは気が楽になった気はした。

 フェリは一旦外を見る。 

 外はまだ明るい。太陽が頂点からちょっと傾いたくらいだ。

 

「燐さん! 夜まで寝ます!」

 

 離れた燐に聞こえるくらい大きな声を出した。

 しばらくするが反応がない。

 

(聞こえなかった? ならばもう一回)

 

 そう思って大きく息を吸う。

 先ほどよりも大きな声で言うのだ。

 そう思ってもう一度言おうと思ったのだが……。

 

「分かりました」

「うひゃっ!?」

 

 いきなり背後から声がして、驚いた。

 これでもフェリは御魂から気配の察知や戦闘技術などを教え込まれている。それはもう一流レベルである。余計なプライドなどないので勝てないと分かった相手と出会ったらすぐに逃げることができるのだ。

 とにかくそんな能力を持っているフェリが背後を取られた。驚いて当たり前である。

 振り返るとそこには背筋をピンと伸ばし姿勢よ立っている燐だった。

 

「? どうかなさいましたか?」

「な、なんでもないです!」

「そうですか。それで布団のほうは準備できております。食事ができるまで起こしませんのでごゆっくりお眠りください」

「あ、ありがとうございます」

 

 すでに布団が用意されていることには驚かない。なにせ燐は優秀な従者なのだ。あのわずかな時間で布団を準備して何事もなかったかのように後ろに立つことなど当たり前のことだ。

 燐はその場から去ってゆく。

 フェリは自室へと戻った。

 

「さすが燐さん。きれいに敷かれている」

 

 一瞬で用意したのに自室に用意された布団はきれいに敷かれていた。

 フェリは今着ている服を脱ぎ、下着のみとなる。

 この時代、下着なんとうものはなかった。

 けれどそれなのにフェリは着けているのは、御魂がいたからである。御魂は転生者であり、異世界人であり、未来人であったからだ。いくら御魂が転生してすぐは狐だったとはいえ、中身は元人間である。御魂が人型になれるようになって初めてしたことは服を着ることだった。

 だから下着から服まで揃っているのだ。

 続いて押入れから寝巻きを取り出し、それを着る。

 そして、布団の中へと潜り込んだ。

 

「お母様、おやすみなさい」

 

 フェリはそう言って数秒後には眠りについた。

 フェリが寝ると言い出し、寝たのは別に眠かったからではない。起きている時間を減らして、夢という名の楽園で過ごしたかったからだ。起きている時間を減らせばそれだけ母がいないという現実の時間が少なくなる。だからフェリは寝るのだ。

 

 

 そして、時間は経ち、日は暮れて外は暗闇となる。その暗闇の中の唯一の明かりはやはり御魂の家であった。その明かりはろうそくのようなゆらゆらとした今にも消えそうなものではなく、はっきりと堂々とした明かりを発していた。それは人工的に作られた明かりである。電球だ。

 まだ電球などない時代なのだが、御魂の知識と能力のおかげで存在している。

 これについてフェリは何の疑問も思っていないし、オーバーテクノロジーだとも思っていない。

 それはフェリがこの明かりの下で育ってきたからだ。

 小さい頃から、それも物心付く前からこの明かりの下で育ったのだ。別に疑問には思うはずがない。

 だが、フェリの知っているオーバーテクノロジーなのは電球のみだ。それ以外は知らないので他は周り者と同じである。

 とにかく、暗闇の中の明かりはこの時代では月、いや、太陽に匹敵するほどのものだ。

 その明かりを発している部屋は居間である。

 居間にはこの家の持ち主である御魂の従者である燐がいた。

 燐は居間につい先ほどできた料理をせっせと運んでいた。その料理の量は一人前だ。

 夕飯の準備が終えた燐はこの料理を食べる者を呼ぶために居間を出て、その者の自室へと向かう。

 どの道中、燐はふと外を見上げる。

 

「今日はいい天気ですね。星がきれいです」

 

 燐の瞳に映し出されているのは満面なく広がる星空。

 それは発達した未来では滅多に見ることのできない自然の美しさである。

 燐はその美しさに見惚れる。

 数多くの星と大きく欠けた月、そしてちょっと寒いと感じさせる程度の風。

 自然を楽しむという行為をするなら打ってつけの条件である。

 それを感じて燐は口元を緩ませ(・・・・・・)微笑む(・・・)

 

「この美しさ。知識にある百万ドルの夜景よりも美しいです。なぜ人間はあのような光を美しいと言うのでしょうか? 私には理解できません。あのような夜景など、作ろうと思えば作れる。その程度のものなのに」

 

 燐は知識にある人工物の光でできた光景に怒りを覚える(・・・・・・)

 

「反してこれらは違う。真似なんてできない! ただの偶然でできた美しさ! ふ、ふふふっ。ああ、私は自然が好き! 大好き! この自然が私を満たしてくれる! 星だけじゃない! 周りに溢れる草や木! 山や川や湖! 全てが美しい! それと同時に恐ろしいと思う! 美しさと恐ろしさの二つがあってこそ!」

 

 燐は狂った信者のように自然を褒め称えた。

 作られた存在で未だ成功作ではない式紙たちの一つであり、ちょっとだけ特別な従者、燐。

 そんな燐が表情を変え、自然の美しさが好き、人工物の美しさが嫌いという大きな感情の変化を持っている。それは実は御魂がずっと求めていた成功作であった。だが、御魂はそれに気付くことはなかった。

 それは御魂にフェリという家族ができたからかもしれない。

 もとはと言えば御魂は家族が欲しいという理由で式紙を作ったからだ。家族ができてしまえば式紙を作り続ける必要ないし、燐が特別ということで満足したのかもしれない。ゆえに気づくことはなかったのだ。

 自然を堪能し終えた燐は自分がちょっと興奮しすぎたということを自覚し、目を瞑り大きく息を吸うなどして落ち着ける。

 

「ふう、私としたことが……。これではご主人様の従者失格ですね。ちゃんとしっかりとしないと」

 

 完全に落ち着いた燐はフェリが寝ている部屋へと向かった。部屋の前に来るとまずは襖越しで声をかける。

 

「フェリ様、私です。夕飯の準備ができました。起きていますか?」

 

 しかし、返事は返ってこない。どうやらぐっすりと寝ているらしい。

 そう判断した燐は失礼しますとやや小さめな声で言い、襖を開けた。

 中では気持ちよさそうに寝ているフェリの姿。しかし、その目元にはうっすらと涙があった。

 何か嫌な夢を見ていたのだろうか。それともうれしい夢を見ていたのだろうか。

 寝顔は普通で笑ってもいなくて苦しんでもいなくてどちらなのかは本人しか分からない。

 

「フェリ様、起きてください」

 

 フェリのそばで膝をつき、両手でフェリの体を揺すって起こし始める。

 

「フェリ様、フェリ様」

「ん……い、や……です……。もう少し……」

「ダメですよ。もう起きなくては。ご用意したものが冷えてしまいます。起きてください」

「う、うう……分かりました……」

 

 フェリは目をゆっくりと開け、体を起こした。

 

「フェリ様、服が乱れていますよ」

「え? あっ」

 

 言われて自分の状態を確認してみる。どうやら寝相が悪かったようで寝巻きははだけて、その下に着ている下着や肌が覗いていた。

 それを本人である自分だけではなく、燐に見られた。

 燐はフェリにとって家族に近い(それも家族という中のでも母)認識の相手だが、それでもやはりこういった無防備な姿を見られることは恥ずかしいことだった。

 フェリは体と顔が熱くなるのを感じた。きっと真っ赤だ。

 すぐに寝巻きを整える。

 

「こ、これで大丈夫ですか?」

「ええ、問題ないです。さあ、起きてください。本当に冷めてしまいますよ」

「はい。でも、あの、先に行ってください」

「分かりました。すぐに来てください」

 

 フェリは燐が自室から出るのを見送った。自室には未だに恥ずかしさが残り、体が熱くなり火照ったフェリのみ。

 燐を先に行かせたのはこの体と羞恥心を治めるためだ。

 

(う~~! とても恥ずかしかった! お母様が見ていたら何と言っていたか)

 

 想像してみるとその御魂はくすくすと笑い呆れながら、自分の頭を撫でたりと可愛がる姿だった。

 それは相変わらずの子ども扱いであったが、それをうれしく思う。自分はいつまだたっても御魂の娘だ。御魂の子だ。他人からされるならともかく、してくれるのは母だ。撫でてもらえるならば子ども扱いされてもいいと思う。

 

「はあ……私も相変わらず子どもですね。もうとっくの昔に大人のはずなのに。やっぱりちょっとは親離れをしたほうがいいのかしら? で、でもお母様から離れたくないし……」

 

 フェリ自身も自分が親離れができていないと自覚はしている。

 だが、それでも御魂からは離れたくはなかった。なぜならば……

 御魂にとってフェリは血の繋がりのないただの邪魔者のはずだった。しかし、御魂はフェリを拾い、娘として育ててくれた。本来ならばすでになくなっていたはずの命。それが現在まで生を保っている。それに加え、フェリをとても可愛がってくれた。大切に育ててくれた。幸せにしてくれた。大事にしてくれた。

 そんな母、御魂へ恩返しもせずに離れることなどできるはずがない。

 だから離れない。

 御魂はそんなことをして自分の幸せが……などと言うだろうが、フェリにとっては御魂のそばにいるだけで幸せなのだ。

 だが、今御魂はいない。

 

「本当に……どこへ行かれたのですか?」

 

 先ほどまでとは変わり、フェリは悲しい顔をする。

 襖を開けて自室を出て空を見る。そこにあるのは漆黒と点々する小さな光。

 それは美しいが、今のフェリには悲しみしか生まないものでしかなかった。

 

「お母様……」

 

 そう呟くと胸が締め付けられるような感じがする。

 

「ぐすっ、たった一ヶ月なのにこんなになるなんて……」

 

 別にフェリを残して御魂だけどこかへ行くなんて事はなかったというわけではない。何度もあった。その期間は最低十日から最高一年とちょっとだった。そのときこのような思いをしたことはなかった。

 なのにたった一ヶ月でこうなった。

 それはやはり唐突にいなくなったからだろう。いつものようにいつまでに帰ってくるとか言っていたならば、フェリはこんな風にはならなかったのだ。これが原因なのだ。

 御魂が言ったのはすぐに帰ってくるだったのに帰ってこないのも原因に含まれる。

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