Sword Art OnlineEdge Brave Remake Alicization   作:アサシン・零

3 / 4
第3話「共鳴・Third・Eyes・Frontier」

「キリト!!」

 

「父さんこっちだ。」

 

「アザリヤ、オーラズ!!至急で状況説明を求む!!」

 

アザリヤの証言

 

「一昨日、セルカは山菜や薬草を採りに行っただけじゃよ。」

 

オーラズの証言

 

「セルカは北の洞窟に入っていくのを見た。」

 

「でも山菜や薬草を採りに洞窟に行くのには不自然だ。」

 

 

 

「もうおしまいだ。アリスに続き、セルカまで。整合騎士に連れて行かれたら私の胃がもたれる。」

 

「ガスフト、気持ちは分からないでもない。」

 

少しグスタフは黙り込み考え込む。

 

「だがワイアット含めて俺達には仕事がある。だから提案なんだが.............」

 

顔を真っ青にしたガスフトがグスタフの方を見る。

 

「なんだ...........グスタフ...........。」

 

「キリトとユージオすまないが俺達の代わりに行ってくれるか?」

 

キリトはグスタフの方を真剣な眼差しで見て

 

「いいよ。ちょうど行きたいところだった。」と言った。

 

「グスタフさん。キリトの手伝いをします。」

 

ガスフトもキリト達を見て

 

「セルカを頼む。キリト。ユージオ。」

 

北の洞窟に行く道中

 

「キリト、その剣術は?」

 

「ああ、いつの間にか覚えていた。親父はノルキア流やハイ・ノルキア流やセルルト流とも違うと言っていたな。」

 

「ふーん。不思議だね。キリトって。僕キリトのこと親友だと思っているけどほら突然、失踪してしまうし。」

 

「でも名前だけは覚えている。いくつもの死線をくぐり抜けてきた剣術。..........アインクラッド流..............」

 

「へっ?」

 

「ユージオ、この剣術、アインクラッド流と名付けようか。」

 

「キリト、いい名前だよ。アインクラッド流、良い響きだ!!」

 

「ユージオ、おまえにもアインクラッド流教えようか?」

 

「是非、頼むよ。」

 

「アインクラッド流の剣術は剛と柔。複数の連撃技になる。」

 

キリトは少し黙り込み考え込む。

 

「だが............ユージオにはまだ連撃技を覚えるのは早い。」

 

「基本技であるスラントやレイジ・スパイクを覚えよう。」

 

「水が落ちるイメージが見えてきたらあの小さな木にスラントを斬り込め。」

 

「スラント!!」

 

ザッドーンという効果音がしたかと思うと白樺の木は切り株になり、片隅には伐採された原木になっていた。

 

「凄いね!!これならギガス・シダーを斬れるんじゃばいかと思うほどだよ。」

 

「ユージオ、慢心はいけない。ほらそれ鉄の剣だから少し刃毀れしているだろ。」

 

「本当だ!!」

 

「多分、ギガス・シダーを斬るためには斧のように押し伐るからもう少し良い剣がいい。」

 

「そうかぁ。ちょっと残念。」

 

「だけどユージオは筋が良いからもう少し鍛えればアインクラッド流での連撃技を覚えようか。」

 

北の洞窟

 

「ここか。」

 

「いかにもって感じだね。」

 

「入ろうか。」

 

「うん。」

 

「ユージオ、警戒は一応、怠るなよ。」

 

「この洞窟、水晶だけでなく鉄鉱石や銅鉱石もあるね。」

 

「でも奥まで行かなければダークテリトリーの出入口まではまだだろう。」

 

「ユージオ、どうした?」

 

「いやキリト、ここに青い剣があるんだよ。」

 

「これ重い。キリト、これ使えるかも。」

 

「重い剣は戦闘になると逆に足手まといになってしまう。ユージオには残念だがその剣は置いておいたほうがいいかもしれない。」

 

「キリトあそこ!!」

 

「セルカ!!」

 

「ゴブリンだ!!」

 

「ゴブリンがなんだ。セルカを助けにいくぞ。ユージオ。」

 

「キリト!!」

 

「ゴブリン!!このキリトが相手だ!!」

 

「白イウムの弱い奴が!!」

 

「キリト!!」

 

「大丈夫だ。ユージオ。」

 

「ホリゾンタル!!」

 

ぎゃああああああ

 

悲鳴を上げながら血飛沫を上げたゴブリン達。

 

ユージオは考え込む。

 

あれが連撃技。キリトは横に斬っていた。

 

ゴブリン達も驚いて

 

「首領、俺達の力では手も足も出ないよ。」

 

「首領助けてください。」

 

と大きなゴブリンに助けをこいている。

 

力を持ったゴブリンは手下たちを倒し、

 

「役立たず」と言って叫ぶと

 

「キリトというイウム。俺と一騎打ちだ。」

 

「良いだろう。その代わりにおまえが負けたら全員、ダークテリトリーに帰ってもらおう。」

 

「バーチカル!!」

 

ユージオは再び考え込み、

 

あれも連撃技か!!今度は縦に斬った。

 

「バーチカル・アーク!!」

 

今度は3連撃じゃなくて7連撃技。そうかバーチカルは3連撃技だけど同じ派生技であるバーチカル・アークは7連撃技なんだ。

 

ユージオはキリトの技に魅了されていた。アインクラッド流の真髄はその連撃技にあった。バーチカルやホリゾンタルから派生された技はユージオを魅了するのには十分だった。

 

ユージオだけでなく敵方のゴブリン達もキリトの剣術に魅了されていた。無名な技だとしてもアインクラッド流はみんなの心に残った。

 

ゴブリンの首領との剣の数回の打つ音が聞こえたかと思うとゴブリンの首領は斬られていた。

 

ぎゃあああああああ

 

ゴブリンの首領は右腕を斬られていた。血飛沫を上げ、

 

「イウム。降参だ。イウムの名は?」

 

「キリトだ。ノーランガルズ北帝国のルーリッド村のキリト。」

 

「キリト、強い。おまえその名を覚えておく。」

 

とゴブリン達はセルカを置いてダークテリトリーへと帰っていた。ユージオは我に返り、ゴブリンの残党をを斬っていた。

 

「アリス.......を返してもらう。」

 

あっという間にゴブリンのほとんどが全滅し、セルカをユージオがおんぶしてルーリッド村と帰っていた。

 

ルーリッド村

 

「キリト、ユージオありがとう。お礼を言いたいがその血の跡、一体何があったのだ?」

 

ガスフトはそう言う。

 

キリトとユージオは交互に説明にしていた。キリトはグスタフのことろへ帰って休み、ユージオはワイアットのところへに帰っていく。

 

その夜

 

「セルカ、やっと起きたか?」

 

「あれ?お父さん..........?」

 

「私は山菜や薬草を採りに行っていたんだけど?」

 

「そうか。オーラズが一昨日、おまえが北の洞窟に行くところを見たそうだが............キリト君とユージオ君が助けてくれたんだぞ。」

 

「私?北の洞窟に行っていたの?」

 

「ああ、何か覚えているところはないか?」

 

「いいえ何も?覚えていないわ..........。ただ声がしたの.........」

 

「どんな声だった?」

 

「お姉様と同じ声だったわ。」

 

「不思議なこともあるものだ。」

 

「じゃあ、今日のことは夢を見ていたということにして私も忘れようと思う。セルカ、無事に帰ってきてくれてありがとう。」

 

その翌日、ユージオは俺の指導もあってかある程度、アインクラッド流を覚え、ギガス・シダーを伐る事に成功した。いや斧でなく剣で斬る発想になるとは俺も思ってなかったけども。

 

これでユージオと俺は天職を転職することになった。それでザッカリアの衛兵隊に推挙してもらうことにした。そうすることで央都の北セントリア帝立修剣学院に入れるからだ。小麦の天職は親父の天職だし、そもそもそれは家業の手伝いのようなもの。

 

こうして俺達二人はルーリッド村を飛び出し、ザッカリアへと向かったのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。