今までゲマ側に生やしてるのを見たことがなかったので書きましたがそもそもゲマ側の登場数が少ないせいでどう本編と絡めるかとかエミュどうしようかとかあるので、解釈違いでしたら教えてください
観察者であり、探究者であり、研究者であり、「不可解な存在」であるゲマトリア。
その中に一人また、「不可解な存在」が誕生した。
名はヴェルチュ、ゲマトリアには似ても似つかない、「善性の塊」である。
人が良過ぎて逆に怖い、と感じたことはあるだろうか?
ヴェルチュはまさしくその恐怖を与える存在、解釈を変えれば第二の先生のような存在。
だがヴェルチュも腐ってもゲマトリアの構成員、観察者であり探究者であり研究者である彼は、その好奇心から例えその行いが悪だと認識していても背に腹はかえず続行する。
ただしその悪とする行いを他人がしており、ヴェルチュ本人がその行動に対して好奇心を持っている場合はまた違う。そのような場合、ヴェルチュは行動自体は持ち前の善性により否定するが、その結果には興味を持っているため、その行動を「見守る」という立場で留まる。
要するに、ヴェルチュという男は、自身の悪は実行し、他人の悪は見守り、本人が客観視した際に悪と感じない行動には積極的とかいう狂った奴である。
だからこそ彼は黒服に魅入られた。
魅入られた結果、彼はベアトリーチェと同時期にゲマトリアへ加入した。
これは、そんな敵でも味方でも中立でもないような狂った男が主人公の物語である。
「って感じの物語を思いついたんだけどさー、黒服はどう思う?」
「明らかにあなたのことですよね」
「あれ、わかっちゃうか」
「自分で名前出してるじゃないですか」
「ああ、それもそうだね」
納得したように、腕を組みながらうんうんと首を縦に振るこの男の名はヴェルチュ。さきほど本人が考えていたとおりの性格である。
ダブルボタンで着丈の長い白のコートを黒服と似たようなスーツの上から羽織っており、淡く黄色に光る手に白い手袋を着け、その頭は不完全燃焼な火球である彼はそんなことは置いといてと言いながら、マエストロの方へ向く。
「そうだマエストロ、君が貸してくれた『
ヴェルチュのその言葉に、マエストロは嬉々として反応する。
「そうか、それはよかった。しかしヴェルチュ、そなたはそれを観測して何をするのだ?黒服はこれからその恐怖を生きている生徒に適応できるか、という実験を行うそうたが……そなたから見ればそれは悪だろう?」
「クックックッ……悪とは心外ですね、まあ『悪い大人』であることは確かですが」
「そうだね、黒服が行おうとしていることは許されない悪事だ、だけど興味深い。だから黒服に対して私は何も干渉しないよ。それに私は黒服とは違って、既に亡くなっている生徒に恐怖を適応できるか実験してみたい。そのために生徒の死体が必要なんだけど、黒服、アテとかない?」
「アテ、ですか……そうですね」
黒服は考えるようなそぶりをしてから、告げる。
「アビドスに、アテがあります」
多分次の投稿は三月の半ばくらいなんだろうな……
なぜかって?受験というものがあってだねゴニョゴニョ
次の話からアビドス編です、対戦よろしくお願いします