今日も私は仕事をする
「やめ『バァン』」
「助けt『バァン』」
聞き慣れた銃声が鳴り響く
いつもと同じ
「まってくれッ!私にはまだ子供g『バァン』」
そしてまた聞き慣れた命乞い
いつも通り
逃げる兎、あきらめた兎、抵抗する兎、命乞いをする兎
狩って
狩って
狩り続ける
だけど足取りはまだおかしい
いつもとは違う
いつもとは_
目の前に広がるのは兎の死体の山
10人20人いや35人以上はいる
瓦礫の中から血が滲み
死体の下からは義手が飛び出て
虚ろな瞳が私を見つめる
私はそれを踏みつけ先に進む
足元から骨が折れ内臓がつぶれる音が聞こえる
歩き
潰し
進み続ける
すると人影が見えてきた
「あっ、おーい!」
聞きなじみのある声
カフェで散々聞いた声
気色の悪いやつの声がする
「022さん、また会いましたね。半日ぶりですかね?」
021の声だ
「いやぁ022さんはすごいですねぇ。反逆者達を皆殺しにしているんですから」
彼は笑顔でそう言うが目は笑ってない
「どうです?この場所なかなかいいでしょ?漫画とかである秘密の場所みたいで」
なんでそんなにふざけられるのだろう
「大方うえからの仕事でしょ?裏切者を処理しろと」
どうしていつもいきなり出て来てくるのだろう
「はぁ…ほんと嫌になっt「なぜ裏切ったのですか?」ってそんなの決まっているじゃないですか」
「嫌になったんですよ。」
「?」
「この街のすべてが。この街は命を重く見ていない。命をまるでバーゲンセールのように取りつくすように奪い取る」
「犯罪者が増え続けているのにその原因であるスラムや貧困層に対して何もしない。」
「そして何よりこの街は変わろうとしないんだよ」
「すべていつもいつもいつもの繰り返し」
「こんな街何の価値がある?」
「それこそ、この街の命の価値より低いよ」
私は何も言い返せない
私はそれに対する反論を持ち合わせていない
「022さんはどう思う?」
私は…
「仕事なので」
「そういうと思ったよ」
わたしは猟犬だ
飼い主のそばで育った猟犬だ
飼い主のいない外の世界にいってしまったらすぐに死んでしまうだろう
「まぁ反逆者に必要な人材はとっくに逃がしたし…あとは022さん。あんたを殺してパンケーキを食べに行くだけだ」
「あなたタイマンそこまで得意でしたっけ?」
「やだなぁ022さん……見せてやりたいだけですよ」
「…」
「未来を変える勇気ある子供たちに自身の飼い主を噛み変わらない世界を変えようとした兎の有志を」
「…」
「まぁかっこつけたいだけですけどね」
「…」
「そんなに睨まないでくださいよ。泣いちゃいますって!」
「…」
「じゃあ……行きますよ!」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「…」
今私の目の前にいるのは右腕が折損し金属でできた骨が見え左目はつぶれ大量の血を流す同僚がいる
「いやぁ『ゲホッ』まさか022さんに傷を負わせられるとはッはぁ…はぁ…思ってなかったね」
そう私もほほに傷がつき血を流している
いつもとは違う
「021執行官」
「…ん?なんだい?022さ『ゴホッッ』」
「私はあなたが嫌いでした」
「…まぁそうだろうなとは思っていたけど」
「いつもいきなり出て来て話しかけてしつこく付きまとって…はっきり言って気色が悪かったです」
「さすがに言いすぎじゃ『ゲホッ』」
「ですがそれでもすこしだけほんのすこしだけ………退屈はしなかったですよ」
「………素直じゃないですねぇ022さんも……」
「ですからそうですね…死体くらいは埋めてあげますよ」
「…まぁここじゃ死体なんて次の素材か燃料になるだけですもんね」
「だけどいいんですか?お金…かなりかかると思うんですけ『ゴホッゴホッ』」
「あいにくとお金は有り余っているんですよ……どこか希望のところはありませんか?」
「じゃあ緑豊k「そんな場所はありません」かって夢くらい見させても…」
「これから永遠の夢を見るのにですか?」
「…じゃあ022さんの部屋で」
「それくらいなら…でもいいんですか?そんなところで」
「いいんですよ。何しろ俺の最初で最後の本音を話せた友人なんですから」
「…」
こういう時なんていえばいいかわからない
「普通に適当でいいんじゃないですか?」
「なんでわかったんですか?」
「顔に出てましたから」
「…」
やはり気色が悪い
「それじゃ俺はそろそろ『ゲホッ』行きますんで『ゲホッ』」
「…」
「最後に『ゲホッ』…さようならです022さん。楽しかったですよ。」
そういうと彼は息を引き取った
いつもとは違い私はしばらく動けなかった
そして何秒立っただろうあるいは何分?いや何時間かもしれない
そしてわたしは立ち上がり端末を開いて
「仕事は終わりました。閣下」
仕事を終わらせた
猟犬の長い1日であった
いつもの相手はもういない
今日は違う、でもやっぱり同じ仕事だ
この街は少し変化した
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
猟犬くんの1日目はこれで終わりです
次回は2日目になります
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次回もお楽しみに!