このお菓子の戦士に祝福を   作:仮面大佐

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プロローグ

「ふぅ〜…………こんなもんかな」

 

 俺は、井上ユウマ。

 ある店で、パティシエ兼店長をしている。

 結構有名で、色々と頑張っている。

 仮面ライダーが好きで、仮面ライダーガヴは趣味で見ている。

 仕込みを色々と終えて、帰宅する事に。

 信号待ちをしていると。

 

「アンタ、危ない!!」

「ん?」

 

 そんな声が聞こえてくる。

 俺が首を傾げていると、何かがぶつかって、そのまま意識が途切れていく。

 消えゆく意識の中、周囲の悲鳴などが聞こえた気がした。

 しばらくして、意識が目覚めると。

 

井上(いのうえ)ユウマさん」

「うん?」

 

 そんな風に声をかけられて、目を覚ますと、目の前には背中から翼が生えた見た目の女性がいて、俗に言う天使という存在だった。

 

「……………えっと、今、俺が見ているのは夢ですかね?」

「夢ではありません。井上(いのうえ)ユウマさん。あなたは亡くなったのです」

 

 俺がそう聞くと、その天使はそう答えながら、端的にそう言う。

 悪い夢でも見ているのか?

 

「ええっと……………亡くなったと言いましたが、どういうことですか?」

「あなたは、帰宅しようとした矢先、煽り運転をしながら追い越しで暴走した車に突っ込まれ、それにより亡くなりました」

 

 俺がそう聞くと、天使はそう答える。

 どうやら、本当に亡くなったみたいだ。

 車に突っ込まれたんだ…………。

 俺は不思議と冷静だった。

 人はいつか死ぬ。

 それが、俺の場合は今日だっただけの話か。

 

「……………まあ、亡くなったのは事実として受け入れます。それで、あなたは何の用ですか?」

「……………意外と冷静ですね。それで、若くして亡くなったあなたには、三つの選択肢が与えられます」

「選択肢?」

「はい」

 

 俺がそう聞くと、天使はそう言う。

 天使曰く、亡くなった場合は、人間として生まれ変わるか、天国でお爺ちゃん的な生活を過ごすかの選択肢があるらしい。

 身も蓋もないな。

 天使曰く、天国は特に何もなく、体が無いので何も出来なく、娯楽という娯楽は無いとのことだ。

 論外だな。

 とはいえ、生まれ変わるのも些か抵抗がある。

 そんな風に考えていると、ある事を聞く。

 

「それで、三つの選択肢と言っていましたけど、三つ目は何ですか?」

「三つ目は……………異世界に向かう事です」

 

 俺が気になってそう聞くと、天使はそう答える。

 異世界……………か。

 その天使曰く、異世界に魔王が居て、その魔王軍の侵攻のせいで、その世界がピンチとの事だ。

 その世界で死んでしまった人は、魔王軍に殺されたから、またあんな死に方はしたくないって言って、その世界での転生を拒否するらしい。

 そこで、他の世界で死んじゃった人たちを、そこに送り込む事になったらしい。

 なんて、大胆な移民政策だな。

 というか、転生を拒否するって、どんだけ世知辛い世界なんだろうか。

 

「……………なるほど。向こうの言語とかは大丈夫なんですか?」

「それは……………私たちのサポートによって、一瞬で習得できます。ただし、副作用として、運が悪いと、頭がパーになる可能性がありますので」

 

 俺がそう聞くと、天使はそう答える。

 どうやら、リスクがあるみたいだな。

 話を聞く限り、その世界というのは、かなり世知辛いのだろう。

 だが、それを聞いても、俺の結論は変わらない。

 

「…………それじゃあ、その世界に転生します」

「ええっ!?頭がパーになったり、世知辛いですよ!?」

「それがどうした?世界なんて、理不尽が多い物じゃないですか。今更ですよ。それに、リスクを恐れてるんじゃ、楽しめないですよ」

 

 俺はそう言う。

 それを聞いた天使がそう聞くと、俺はそう答える。

 リスクを恐れていては、何も出来ないからな。

 実際、パティシエになってから、最初はうまくいかなかったわけだし。

 それを聞いて、天使は姿勢を正す。

 

「分かりました。では、転生特典はこちらから選んで下さい」

「わかりました」

 

 天使はそう言うと、カタログを渡してくる。

 俺はそれらを見ていく。

 色々とあるみたいだ。

 すると、あるものが目に入る。

 それは、仮面ライダーガヴの変身アイテム一式だった。

 これにしよう。

 俺はそう思うと、天使にその紙を渡す。

 

「それじゃあ、これでお願いします」

「はい。受け賜りました」

 

 俺がそう言うと、天使はそう言って、カタログを受け取り、俺にある物を渡す。

 そこにあったのは、ガヴ、ヴァレンバスター、ヴラスタムギア、ビターガヴとなっていた。

 

「嵩張るので、異空間収納を使える様にしました」

「ありがとうございます」

「あと、ゴチゾウに関しては、望んだら生み出せますし、原作通りにお菓子を食べたら生成されます。あと、ガヴやビターガヴに関しては、一度装着したらアークルなどみたいになって、ヴァレンバスターやヴラスタムギアに関しては、最初に使った人しか使えませんので」

「分かりました」

 

 天使は俺に対して、そんな風に説明していく。

 そして、天使は口を開く。

 

「それでは、あなたに祝福があらん事を!」

 

 俺が受け取ると、天使はそう言う。

 すると、どこかへと転送される様な感覚を感じる。

 視界が光に染まり、眼を塞ぐ。

 しばらくして、眼を開けると。

 

「うわ……………!」

 

 俺の眼前には、異世界が広がっていた。




今回はここまでです。
今回は、このすばとガヴの話です。
ちなみに、ガヴやビターガヴに関しては、一度ベルトを装着すると、クウガのアークル、アギトのオルタリング、ゴーストのゴーストドライバーみたいに、変身者の意思に応じて出現する仕組みになる予定です。
どんな感じになっていくのか。
楽しみにしていてください。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
現状、ヴァレンはめぐみん、ヴラムはカズマ、ビターガヴはダクネスです。
ショウマと絆斗が和解したのも束の間、ショウマと絆斗のお母さんが会ってたと判明。
果たして、どうなるのか。
そして、遂にチョコルドが登場。
ガヴの展開も見逃せませんね。

ユウマにヒロインは必要かどうか

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