狼少女を拾ったら飼うことになってしまった。   作:紅福

31 / 31
三本だて。
おまけもあるよ。

九重(飼い主)さんの性別は今も未定です。
ナーナには性別関係なく『ママ』と呼ばれているってことで、ひとつ。

余談ですが、私は恩納・勝・辻の三人のことを勝手に『おんかじトリオ』と呼んでいます。


番外編02

☆ママ

 

 勝 :九重って、ナーナちゃんに『ママ』って呼ばれてるわよね。

 

 恩納:ええ、そうですね。

 

 勝 :あの顔で。

 

 恩納:か、顔は関係ないと思いますけど……。

 

 辻 :先生に顔いじりされたらなんも言えないよねぇ。

 

 勝 :恩納のところはなんて呼ばれてるの?

 

 恩納:私はムーちゃんに『零』と呼ばれていますよ。

 

 勝 :名前なのね。

 

 恩納:ええ。元々『零』と呼んでくれていて、実はそのあとムーちゃんも『ママ』と呼んでくれた時期が少しあったんですが、私が興奮して鼻血を出すので気を遣わせてしまって……。

 

 勝 :なにやってんのよ……。

 

 恩納:お恥ずかしい限りです。

 

 勝 :じゃあ、恩納のところも『ママ』がベースではあるのね。

 

 恩納:そう、なりますかね。

 

 辻 :先生のところは『先生』だよね~。

 

 恩納:ああ、確かに。ミーサちゃんは先生のことを『先生』と呼んでいますね。

 

 勝 :そうなのよねぇ。

 

 恩納:どうかされました?

 

 勝 :別に。

 

 辻 :あ、もしかして先生も『ママ』って呼ばれてみたかったり?

 

 勝 :別に。

 

☆あんパン

 

 九重:ナーナにあんパンって食べさせても大丈夫だと思います?

 

 勝 :いや、知らないけど。

 

 九重:そんな、ご無体な……。

 

 勝 :いや……シャットアウトしてるわけじゃなくて、本当に知らないのよ。当たり前だけど前例もないし。

 

 九重:いやでも、ミーサちゃんには大福をあげてるじゃないですか。

 

 勝 :……あれは特例。

 

 九重:特例ですか……体調を崩したりとかはないんですか?

 

 勝 :今のところないわね。お腹を壊したりもしてないし。まあ、結構しっかりめに太らせちゃったっていうのはあるけど……。

 

 九重:……確かに、最初に見た頃よりだいぶもっちりしましたよね、ミーサちゃん。やっぱり大福が原因なんですか。

 

 勝 :他に思いあたる節もないから……だからまあ、ミーサに関しては『太るけど有毒ではない』ってことで、現状は考えてるわ。

 

 九重:なるほど。

 

 勝 :っていうかアンタがそういう方面で冒険しようとするの、珍しいわね。何かあったの?

 

 九重:あの、ほら、居るじゃないですか。泣いてる子供に寄ってきて自分の頭部を引きちぎって食べさせる、あんパンの化身みたいなやつ。

 

 勝 :アンタはあれになんの恨みがあるのよ。

 

 九重:いや……で、それをテレビで見たナーナが『あんパンっておいしいの!?』って聞いてくるものですから。

 

 勝 :あー。

 

 九重:食べても大丈夫そうなら食べさせてあげるのもいいなって。

 

 勝 :そういうことね。まあ……いま簡単に調べた限りではミーサと同じみたいだけど。

 

 九重:『太るけど有毒ではない』……ですかあ。

 

 勝 :そう。あとは個々の体質のことも考えてあげないとね。

 

 九重:お腹を壊したりする可能性はありますもんねぇ。

 

 勝 :普段はナーナちゃんに何を食べさせてるの?

 

 九重:生の肉、ドッグフード、おやつのビーフジャーキー……。

 

 勝 :やっぱりというかなんというか、無難ね。人間用のものは食べさせてないの?

 

 九重:あー、牛乳が好きなので飲ませてあげることはありますね。ただ、飲みすぎるとそれこそお腹を壊すので適量ですけど。

 

 勝 :なるほど。

 

 九重:一度食べさせてみて、お腹を壊さないか見てみるというのもアリですか……ちょっと怖いですけど。

 

 勝 :お腹を壊したら連れてきなさい。

 

 九重:ありがとうございます……でも、そうならないことを祈ります。

 

 勝 :……医者としてこんなことを言うのもなんだけど、アンタけっこう過保護よね。

 

 九重:いえ、ナーナはあの格好なので、お腹を壊すと家のなかが大惨事になるもので……。

 

 勝 :あ、ああ。

 

☆まいらぶ

 

 舞 :ねぇ。

 

 愛武:ん。

 

 舞 :今さらなんだけど、らぶちんってなんで女装してんの?

 

 愛武:なんで、って?

 

 舞 :いやー……言っていいのかわかんないけど、らぶちんノンケじゃん。

 

 愛武:ああ、オネエでもゲイでもないのにってことね。

 

 舞 :うん。

 

 愛武:まあそれで言ったらバイではあるけど。

 

 舞 :あー。

 

 愛武:なんでかな、似合うから?

 

 舞 :自分で似合うとか言っちゃうんだ。

 

 愛武:似合うでしょ。

 

 舞 :まぁーねぇ、らぶちん顔いいし。

 

 愛武:要はオシャレだよね。

 

 舞 :オシャレかあ。じゃあ女の子になりたいとかも無いんだ。

 

 愛武:まあ『女装』は男にしかできないから。

 

 舞 :はーん、なるほど……ほんとにオシャレのためなんだね。

 

 愛武:そー。

 

 舞 :『たけし』って言ったら怒るくせに。

 

 愛武:まあ、怒るけど。

 

 舞 :変なの。

 

 愛武:うるさ。

 

 舞 :ふひひ。

 

 愛武:まいまいの髪だって似たようなことでしょ。しょっちゅう色変えてさ。

 

 舞 :似合うっしょ?

 

 愛武:似合うね。

 

 舞 :ふひひ。らぶちん好き~。

 

 愛武:だる。

 

 舞 :え、ひど~い。らぶちんひど~い。

 

 愛武:だって……まいまい、今はきーくん(喜結院)推しでしょ。

 

 舞 :きーくん良いよね~。優しいし、お小遣いくれるし。

 

 愛武:まあ……。

 

 舞 :らぶちんも好き~。えっち上手いし~。

 

 愛武:酔ってんの?

 

 舞 :うわ、らぶちんにだけは言われたくねぇわ。

 

 愛武:なんでよ。

 

 舞 :だって常にストロング缶飲んでるっしょ。

 

 愛武:そう?

 

 舞 :いや、さっきも飲んでたし今も飲んでるじゃん。

 

 愛武:これはお酒じゃないよ。

 

 舞 :そうなの? 何それ?

 

 愛武:エナドリ。

 

 舞 :えぐ。

 

☆おまけ

 

・五階堂舞(ごかいどう まい)

 喜結院の世話係のミニスカメイド。

 地雷系女子。ツインテ。

 優しくされると誰にでも簡単に懐いてしまう。そういうノリで富之山とも喜結院ともうまくやっていた。

 気分で髪色をコロコロ変える。現在は左右で赤と黒に分けており、その前は真っピンク。

 お料理が上手なので常に包丁を持っている。この会話の間もずっと。

 

・五所側川愛武(ごしょがわがわ らぶ)

 喜結院の世話係のミニスカメイド、その2。

 黒髪の姫カット。地毛。

 ぶっきらぼうなようでいて、まいまいのダル絡みはまんざらでもない。

 女装に関しては『まいまいがオッサンに食われるのを見ていられないから身代わりになるため』というのも理由のひとつだけど、さすがに言わない。

 まいまいとは別に付き合ってはいないけど、たまにえっちする。




「九重びより」の後編、頑張って書いてます。
頑張りすぎちゃって息抜き回が溜まってきたのでまとめました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

俺の彼女がまさかの魔法少女(作者:愛板将軍)(オリジナル現代/冒険・バトル)

俺の彼女は、魔法少女だ。そして――魔法少女は死ぬと、世界から“存在そのもの”が消える。他の魔法少女達の記憶からは消去されないが魔力を持つ者以外からは忘れ去られる。▼誰も彼女のことを覚えていない。最初からいなかったことになる。写真すら残らない存在を抹消される。▼そんな魔法少女は恋をすると、その相手に“魔力”を発現させてしまうという性質があった。そして魔力を持っ…


総合評価:9316/評価:8.55/連載:54話/更新日時:2026年06月01日(月) 09:13 小説情報

TS生体ユニットの幸せ余生計画!(作者:鰻重特上)(オリジナルSF/恋愛)

「目指すは快適な生体ユニットライフ! レッツ、快適な余生!」▼ ロボットアニメとSFが好きな普通の男子高校生が、鬱ゲーまっしぐら、みたいなSF宇宙世紀にTS転生して、生体ユニットの少女(余命数年)として「幸せな余生」を目指して頑張るお話。▼今回の被害者:相棒のパイロットくん。


総合評価:12291/評価:9.11/完結:16話/更新日時:2026年05月03日(日) 19:00 小説情報

魔女教大罪司教『傲慢』担当になってしまったTS僕っ子ロリ(作者:あのさぁBOT)(原作:Re:ゼロから始める異世界生活)

主人公スバルが座っていたかもしれない、大罪司教の空席『傲慢』。▼その席に一足早く座っちゃったTS僕っ子ロリの話。▼アニメ勢のにわかです。原作と違う点があっても許して▼(以下微ネタバレ注意)▼主人公描いてみました。少しでも想像の手助けになると幸いです。▼絵柄は合わせてないです(怠惰)▼↓▼【挿絵表示】▼


総合評価:11344/評価:8.9/連載:34話/更新日時:2026年07月03日(金) 12:07 小説情報

女尊男卑な異世界で成り上がるためにはわからせとハクスラが必要らしい(作者:ベリーナイスメル/靴下香)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

マゾ向けゲーで逆転したい、したくない?


総合評価:13409/評価:8.65/完結:39話/更新日時:2026年05月10日(日) 10:53 小説情報

乗っ取り系魔物「クックックッ、俺に身体を貸せ……」魔法少女「貴方の力なんて借りない!」(作者:タロスズ)(オリジナル現代/冒険・バトル)

乗っ取り系魔物「クックックッ、お前達でアイツに勝てるのか?俺に身体を貸せ……代わりに戦ってやる。」▼魔法少女「貴方の力なんて借りない!」▼乗っ取り系魔物「クックックッ、カップ麺ばかりでは栄養が偏るぞ?俺に身体を貸せ……ハンバーグを作ってやる。」▼魔法少女「貴方の力なんて借りない!…………あっ、美味しい……」▼乗っ取り系魔物「クックックッ、魔法少女にかまけて勉…


総合評価:11713/評価:8.27/連載:15話/更新日時:2026年06月28日(日) 12:27 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>