狼少女を拾ったら飼うことになってしまった。   作:紅福

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三本だて。
おまけもあるよ。

九重(飼い主)さんの性別は今も未定です。
ナーナには性別関係なく『ママ』と呼ばれているってことで、ひとつ。

余談ですが、私は恩納・勝・辻の三人のことを勝手に『おんかじトリオ』と呼んでいます。


番外編02

☆ママ

 

 勝 :九重って、ナーナちゃんに『ママ』って呼ばれてるわよね。

 

 恩納:ええ、そうですね。

 

 勝 :あの顔で。

 

 恩納:か、顔は関係ないと思いますけど……。

 

 辻 :先生に顔いじりされたらなんも言えないよねぇ。

 

 勝 :恩納のところはなんて呼ばれてるの?

 

 恩納:私はムーちゃんに『零』と呼ばれていますよ。

 

 勝 :名前なのね。

 

 恩納:ええ。元々『零』と呼んでくれていて、実はそのあとムーちゃんも『ママ』と呼んでくれた時期が少しあったんですが、私が興奮して鼻血を出すので気を遣わせてしまって……。

 

 勝 :なにやってんのよ……。

 

 恩納:お恥ずかしい限りです。

 

 勝 :じゃあ、恩納のところも『ママ』がベースではあるのね。

 

 恩納:そう、なりますかね。

 

 辻 :先生のところは『先生』だよね~。

 

 恩納:ああ、確かに。ミーサちゃんは先生のことを『先生』と呼んでいますね。

 

 勝 :そうなのよねぇ。

 

 恩納:どうかされました?

 

 勝 :別に。

 

 辻 :あ、もしかして先生も『ママ』って呼ばれてみたかったり?

 

 勝 :別に。

 

☆あんパン

 

 九重:ナーナにあんパンって食べさせても大丈夫だと思います?

 

 勝 :いや、知らないけど。

 

 九重:そんな、ご無体な……。

 

 勝 :いや……シャットアウトしてるわけじゃなくて、本当に知らないのよ。当たり前だけど前例もないし。

 

 九重:いやでも、ミーサちゃんには大福をあげてるじゃないですか。

 

 勝 :……あれは特例。

 

 九重:特例ですか……体調を崩したりとかはないんですか?

 

 勝 :今のところないわね。お腹を壊したりもしてないし。まあ、結構しっかりめに太らせちゃったっていうのはあるけど……。

 

 九重:……確かに、最初に見た頃よりだいぶもっちりしましたよね、ミーサちゃん。やっぱり大福が原因なんですか。

 

 勝 :他に思いあたる節もないから……だからまあ、ミーサに関しては『太るけど有毒ではない』ってことで、現状は考えてるわ。

 

 九重:なるほど。

 

 勝 :っていうかアンタがそういう方面で冒険しようとするの、珍しいわね。何かあったの?

 

 九重:あの、ほら、居るじゃないですか。泣いてる子供に寄ってきて自分の頭部を引きちぎって食べさせる、あんパンの化身みたいなやつ。

 

 勝 :アンタはあれになんの恨みがあるのよ。

 

 九重:いや……で、それをテレビで見たナーナが『あんパンっておいしいの!?』って聞いてくるものですから。

 

 勝 :あー。

 

 九重:食べても大丈夫そうなら食べさせてあげるのもいいなって。

 

 勝 :そういうことね。まあ……いま簡単に調べた限りではミーサと同じみたいだけど。

 

 九重:『太るけど有毒ではない』……ですかあ。

 

 勝 :そう。あとは個々の体質のことも考えてあげないとね。

 

 九重:お腹を壊したりする可能性はありますもんねぇ。

 

 勝 :普段はナーナちゃんに何を食べさせてるの?

 

 九重:生の肉、ドッグフード、おやつのビーフジャーキー……。

 

 勝 :やっぱりというかなんというか、無難ね。人間用のものは食べさせてないの?

 

 九重:あー、牛乳が好きなので飲ませてあげることはありますね。ただ、飲みすぎるとそれこそお腹を壊すので適量ですけど。

 

 勝 :なるほど。

 

 九重:一度食べさせてみて、お腹を壊さないか見てみるというのもアリですか……ちょっと怖いですけど。

 

 勝 :お腹を壊したら連れてきなさい。

 

 九重:ありがとうございます……でも、そうならないことを祈ります。

 

 勝 :……医者としてこんなことを言うのもなんだけど、アンタけっこう過保護よね。

 

 九重:いえ、ナーナはあの格好なので、お腹を壊すと家のなかが大惨事になるもので……。

 

 勝 :あ、ああ。

 

☆まいらぶ

 

 舞 :ねぇ。

 

 愛武:ん。

 

 舞 :今さらなんだけど、らぶちんってなんで女装してんの?

 

 愛武:なんで、って?

 

 舞 :いやー……言っていいのかわかんないけど、らぶちんノンケじゃん。

 

 愛武:ああ、オネエでもゲイでもないのにってことね。

 

 舞 :うん。

 

 愛武:まあそれで言ったらバイではあるけど。

 

 舞 :あー。

 

 愛武:なんでかな、似合うから?

 

 舞 :自分で似合うとか言っちゃうんだ。

 

 愛武:似合うでしょ。

 

 舞 :まぁーねぇ、らぶちん顔いいし。

 

 愛武:要はオシャレだよね。

 

 舞 :オシャレかあ。じゃあ女の子になりたいとかも無いんだ。

 

 愛武:まあ『女装』は男にしかできないから。

 

 舞 :はーん、なるほど……ほんとにオシャレのためなんだね。

 

 愛武:そー。

 

 舞 :『たけし』って言ったら怒るくせに。

 

 愛武:まあ、怒るけど。

 

 舞 :変なの。

 

 愛武:うるさ。

 

 舞 :ふひひ。

 

 愛武:まいまいの髪だって似たようなことでしょ。しょっちゅう色変えてさ。

 

 舞 :似合うっしょ?

 

 愛武:似合うね。

 

 舞 :ふひひ。らぶちん好き~。

 

 愛武:だる。

 

 舞 :え、ひど~い。らぶちんひど~い。

 

 愛武:だって……まいまい、今はきーくん(喜結院)推しでしょ。

 

 舞 :きーくん良いよね~。優しいし、お小遣いくれるし。

 

 愛武:まあ……。

 

 舞 :らぶちんも好き~。えっち上手いし~。

 

 愛武:酔ってんの?

 

 舞 :うわ、らぶちんにだけは言われたくねぇわ。

 

 愛武:なんでよ。

 

 舞 :だって常にストロング缶飲んでるっしょ。

 

 愛武:そう?

 

 舞 :いや、さっきも飲んでたし今も飲んでるじゃん。

 

 愛武:これはお酒じゃないよ。

 

 舞 :そうなの? 何それ?

 

 愛武:エナドリ。

 

 舞 :えぐ。

 

☆おまけ

 

・五階堂舞(ごかいどう まい)

 喜結院の世話係のミニスカメイド。

 地雷系女子。ツインテ。

 優しくされると誰にでも簡単に懐いてしまう。そういうノリで富之山とも喜結院ともうまくやっていた。

 気分で髪色をコロコロ変える。現在は左右で赤と黒に分けており、その前は真っピンク。

 お料理が上手なので常に包丁を持っている。この会話の間もずっと。

 

・五所側川愛武(ごしょがわがわ らぶ)

 喜結院の世話係のミニスカメイド、その2。

 黒髪の姫カット。地毛。

 ぶっきらぼうなようでいて、まいまいのダル絡みはまんざらでもない。

 女装に関しては『まいまいがオッサンに食われるのを見ていられないから身代わりになるため』というのも理由のひとつだけど、さすがに言わない。

 まいまいとは別に付き合ってはいないけど、たまにえっちする。




「九重びより」の後編、頑張って書いてます。
頑張りすぎちゃって息抜き回が溜まってきたのでまとめました。
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