アラサー社畜は美少女JK Vtuberになって人生を楽しみたい! 作:堺在住のワイ
〜2024年12月24日(火)〜
俺の名前は瀬戸佑樹《せと ゆうき》惰性で生きているブラック企業に勤めの32歳だ。今日もクリスマスイブだというのに残業のせいでもう22:30を回っている。
「はぁ、今年のクリスマスも結局会社か...俺は何をやっているんだろうか...」
極限状態の中、エナジードリンクで無理やり目を覚まさせ共に残っている人たちと励まし合いながら残業を進める。最近は大きな案件が入ったらしく残業の量が去年のこの時期の倍近くに増えている。どこまで黒く染まっているんだろうかこの会社は。そんなことを考えながらも必死に終電に間に合わせるため全力で仕事に取り組む。各々の仕事を終わらせた社員たちが順番に帰宅していく、最後は俺1人になってしまった。
-数時間後-
やらかしてしまった、早く終わらせようと仕事に打ち込んだが時間は日を跨ぐ寸前。もうすでに23:50だ。
いや待て、なぜ俺はクリスマスイブに日を跨ぐ寸前まで残業をしているんだ…はぁもう今から準備をして会社を出てもこういう時は現実逃避だ寝よう。
そんなことを考えているうちにいつのまにか寝てしまっていた。
「 」「 」「 」
そんな寝落ちの仕方をした夢の中で何度も何度も同じ言葉がこだまする何を言っているのかわからない。だが、直感的に理解したことが一つある。これは普通の夢ではないということだ
◆転生中◆
〜2007年〜
「わたしのなまえはくじょうすい!きゅーとでぷりてぃーな6さい!」
なぁんてな冗談は置いておいて私の人生二周目の名前は九条翠なぜかは知らないけど無茶苦茶にかわいい女の子に転生できてしまった。転生の経緯はあまりよく分かっていない、もしかしたらこれが夢という可能性すらあるが、最初に鏡を見た時は驚いたものだ。
((え!私可愛すぎません!?))
正直言って現実味がなさすぎるくらいに可愛い。まぁ転生している時点でリアリティーのリの字もないような世界だっていうことは分かっている。
「だとしてもやっぱり可愛いんだもんなぁ」
「ねぇ、すいちゃん?鏡の前でなにしてるの?」
「え、あ、え、あぁ、な、何もしてないよ」
「あ!そうなの!じゃあ一緒に外で遊ぼうよ!」
(びっっっっっっっくりした!!同級生に自分に見惚れてたなんてバレたら一生の恥だ...)
翠はこの日からあまり人前で鏡を見ないようにした
そんなちょっとした黒歴史を残しつつ時は過ぎ私は15歳、そう中学3年生になり、始めての受験だ。だがしかし、前世のコミュ障が残っているのか幼稚園も小学校も中学校もあまり人と話さずに
「はぁ二周目なのに前世のこと何も活かせなかったなぁ」
私は酷く落ち込んでしまった
今は西暦2016年、もう間も無くには世界初のVtuber、如月愛がデビューする。自分の記憶の隅にあった記憶を掘り返すかのように思い出していると。とある事に気づいた
「高校を卒業する頃には2019年、Vtuberが一気にバズり始めた時期だ。つまりその少し前からVtuberになっていれば...もしかして楽しく生きることができるのでは!?」
突然思い出した自分の夢、そう『楽しくに生きる』という夢を!我ながらに天才的な案だと思った。が、その前に一つ片すべきことがある
「にしてもまず受験どうしようかなぁ」
転生前私は、幼少期から関東圏に住んでいた。だから関東の高校や大学についてはよく知っていた、しかし今世住んでいるのは関西である。
関西の高校については全くわからない。そう未だ志望校が決まっていないのである。私立高校へ進学するもよし公立高校へ進学するもよしだ。今の偏差値は70台前半志望校は60台後半で考えていき70台の高校も視野に入れる事にした。
〜2007年 冬〜
ついにこの日が来てしまった。高校受験だ。前世の記憶が残っているため社会以外はなんとかなったのだが社会が他よりも偏差値が悪かった。なぜかというと歴史の内容が前世とは全く違うものだったのだ。
「
この通りごちゃ混ぜである。だが前世の記憶が残っていた分歴史に全振りすることができ偏差値自体は事なきを得ていた。
そんなこんなで受けた受験結果はというと
「合格...受かった、受かったんだ、よし!!!!」
なんとか合格できた。内申点が結構デカかったらしい。ま優等生かのようにおとなしく授業を受けていて良かったと思った。そんなこんなで入学した高校で青春を謳歌できるこの時までは本気でそうやって考えていた。
だが現実は違った。
早速、初日の自己紹介からつまずいた
「く、くj、九条、翠です...好きなものは...お寿司と...ゲームです...」
はぁ、さらば私の青春、さらば友情、さらば恋愛。また3年間勉強漬けかぁ...そんなことを思う入学式だった
〜一年後〜
いつも通りお母さんに今日の晩御飯をWAINで聞きつつウェブニュースを見ながら学校帰っていると目に留まった一つの記事。
『GOOD LIVE 3期生募集中!』
記事を開いてみるとやはりVtuberの事務所であった。見つけてしまったらそこからはもう早かった。家へ帰り募集要項にあった5分程度のゲーム実況動画をすぐに撮り、事務所へ送りつけた。
〜約1ヶ月後〜
一応軽いオーディション等もあったけれども合否判定が今日出る。受かっても受からなくてもいい。そんな気持ちでメールを開いた。
「受かった...本当か?これ?夢じゃないよな?」自分の頬を軽く叩き、これが夢ではない事を確認した「いてっ!夢じゃない本当に受かったんだ。」高校に合格した時以来の喜びだった。
そこからはどんどんと話が進んでいった。お母さんと一緒に事務所へ行き10枚近くある契約書らしきものを一枚一枚じっくりと読んでいき、お母さんがバックから印鑑を取り出し、捺印した。その瞬間から私の華やかなVtuber人生が始まるんだ。そう実感した。
契約から一ヶ月ほど経ちマネージャーとなった白川花さんという人と初配信の内容について話し合った。自分の要望も通してもらいつつ出来上がったアバターや設定資料を受け取った。設定資料には名前が
〜2018年9月3日〜
初配信まで一週間となったのでDowitterで公式からの正式発表と個人アカウントの開設を行い、月曜日だったので花さんにお願いして軽く自己紹介がてらのDoweetをしてもらい初配信の日程なども告知もしてもらった。すると瞬く間に拡散され解説したはずのアカウントは日が変わる頃には3500人ほどのフォロワーがついた。
「企業すげぇ」
そんなことを考えながらその日は寝ることにした。
〜2018年9月10日 夜〜
「はぁ、はぁ、」
緊張で息が途切れ途切れになりながら椅子に座り事務所の人がたててくれた配信枠で時間が来るまでまった。直前に花さんにもマイクの音量を確かめてもらったしきっと上手くいく。そんなことを考えていくと改めてVtuberとしてやっていくことを実感し、より一層緊張が増してきた。だけれどもう時間が刻一刻と迫っている。最後に一度テンプレートを読み直し、スラスラと読めるように準備をしていく。一度、気合を入れ直すために自分の頬をパチンと叩く。配信開始まではあと一分を切っている。
『さあついに始めまるんだ私の