戻ってすぐ、私は呪霊に乗って移動を開始する。
早く行かないと灰原が死ぬ。
帷を無理に突き破り、私は突撃した。
「灰原! 来たよ!!」
無事な2人を見て笑顔になる。
そして、呪霊へと相対した。
「夏油さん! 何故ここへ!?」
「灰原のドッペルゲンガーに助けてって言われたからね」
そして、私は凶悪に笑んだ。
「これが一級? バカを言うな……!」
それから、頑張って戦っていると悟の増援も来て、なんとか、勝利を得る事ができた。悟が駆け寄ってくる。
「悟」
「傑。大丈夫か?」
私は胸を張る。
「私、悟りを開いたんだ」
「はぁ?」
「宗教の乗っ取りなんて私には必要ないよ。私は私で宗教を立ち上げようと思う」
「何言ってんの!?」
「呪霊に乗っ取られましたか?」
私は、心配されつつも呪専をやめて、癒しの奇跡を使って宗教団体を設立した。
その名も、ライブダンジョン! 教団日本支部である。
神様を崇め、神様の作るダンジョンや神の加護たるジョブを待ち望む宗教である。
また、特殊能力を持つ人を絶賛募集中であり、お祓いもする。
色々揉めたが、特級術師の力と、白魔導士の力は呪力じゃない理論で突破した。
ほそぼそと始まった宗教は私もびっくりするくらい、急速に拡大した。それはもうハイスピードで私にも全容を把握できないほどだ。
テレビの取材もメチャクチャ来たし、武道館にも行けてしまった。
やっぱりヒーラーは強いね!
というか信者に術師もいてドン引きする。
灰原の世界に遊びに行きつつ、里香ちゃんの世界について相談する。
里香ちゃんの世界では決戦が近いからだ。
私達の世界の予行演習にもなる。
色々後回しにした結果、1年後がびっくりするほど過密スケジュールになってて震える。
だ、大丈夫だよね……?
その傍ら、私は呪を集めつつ、甚爾(向こうの甚爾はまだ罪を犯してなかったからね)と一緒に組んで覚えた歌と演出でライブを何度もした。
前者は教祖様の仕事ではないですとよく怒られる。逆では?
悟と硝子が最前席でサイリウム振ってて、ちょっと恥ずかし嬉しかった。
頑張って、信者が100万人を突破して、思い切ってライブダンジョンを模した大きな拠点を設置した結果……。
そこにじゅじゅダンジョンが出来た。
信者達は大喜びをしている。
ど、どう言うこと!?
私は大いに戸惑ったけれど、ライブダンジョンの神様がにこりと笑って消えたのを見てしまい、地べたに這いつくばった。
神様が来てしまった以上はしょうがないね!
取り敢えず神様ありがとうライブをして早速探索しようか。