ようやく職員の名前が出ました。
え?先輩の名前?
多分3話で判明すると思いますそうであってくれ。
2日目.鳥の脱走と先輩の疾走
担当.ヘイゼル
はあ…ここは本当に翼の支部なの?
そりゃあ内定通知書が届いた時は嬉しくて支部でも頑張ろうとは思ったけど。
廊下の電気は一部点灯してないし。
居住スペースには必要最低限なものしかないし。
しかも私以外に職員は1人だけ。
管理人はこれから増えるからって言ってたけど次来るのが2日後ですって。
エネルギー会社なんだから人員が不足することは無いと思うのだけど。
…まぁ業務日誌に愚痴を書いても変わらないか。
先輩のを読む限り日記ぽいけど。
えーと確か今日はO-02-56"罰鳥"って名前のアブノーマリティが収容されたんだっけ。
そうそうアブノーマリティ!
この会社があんな危険な生物?を収容してエネルギーを生成してるなんて驚いたわ!
入社の説明時に特殊な方法でエネルギーを生成してるって言われたけどまさかあんな恐ろしいものからだったなんて!
可愛い見た目に騙されたわ。
…そういえばもう一体いたらしいけどそっちはなんだったのかな。
まあいいか。
そしてその小鳥…じゃなくて罰鳥だけど
収容室に木の枝ごと収容されているのを見た時は驚いたわね。
見た目は小さい翼と嘴、お腹に赤い模様があるのが特徴のいたって普通の小鳥だったわね。
作業中につついてくるのは少し痛かったけど。
それと短い枝の方にネックレスがかかっていたわね。
それを取ろうとしたら罰鳥が強めにつついてきたから触らない方が良さそう。
何回か作業しているとあの子も慣れたのかあまりつついてこなくなったりしてわね。
案外人懐っこいのね。
なーんて思いながら過ごしていたら突然アラームがなって
『罰鳥が脱走したようだ』
なんて管理人がアナウンスしてきて驚いたわ。
やっぱりアブノーマリティは危険な存在なんだと自分に言い聞かせて脱走してきた罰鳥を迎え撃とうとしたけど先輩が先に向かってたわね。
手に持ってた十字架に頭蓋骨が付いた不思議なものを罰鳥に叩きつけた瞬間罰鳥が赤くなって…誰が見ても怒ってたわね。あれは。
次の瞬間罰鳥が凄い勢いで先輩をつついて…いやあれはどついてたわね。
先輩が血相を変えて逃げてきたけど鳥は私には目もくれず先輩を追いかけ回していたわ。
あの時の先輩は少し可哀想だったわね…
しばらく追いかけっこをしていると疲れたのか鳥は自ら収容室に戻って行ったわね。
なんだったのかしら。
先輩は頭から血を流しながら
「もう…手は出さない方がよさそうかな…」
なんて言ってたわ。
私もそう思うわ。
あの後も脱走したけど何回か私や先輩をつついた後収容室に戻っていくからやっぱり手を出さない方がいいのね。
少し痛いから困るのだけど。
ふぅ、今日はこのくらいかしら。
管理人も先輩も悪い人ではなさそうだしせっかく翼の支部に入社できたんだからせいぜいクビにならないように頑張らなきゃ。