月曜日の昼休み。有無を言わせずに彩芽は花を校舎裏へと連行して、尋問を開始していた。
「……それで、あれは一体何だったの?」
「えーっと、それは……」
何とか誤魔化せないかと視線を彷徨わせながらあたふたとする花をジーッと見つめてプレッシャーを与えている彩芽。
と、そこへ
「……仕方ない、俺から説明する」
「ちょっ、ジャック!?」
「犬が喋っ!?……犬?いえ、猫……?」
近くの茂みからガサリと音を立てて出てきたジャックに、花は驚き、彩芽は混乱する。
それを無視して、ジャックはベンチに座る二人の間へとんっと軽く跳躍して飛び乗った。
「初めましてだな。俺はジャック、こんな形でも妖精だ。よろしく」
「えっ、あ、はい。私は青崎彩芽です。よろしく……って、なんか変な動物が喋って……!?」
「誰が変な動物だ!妖精だって言ってんだろ!」
彩芽の物言いに青筋を浮かべながら言い返すジャックを、「まあまあ」と宥めながら、花は抱え上げる。
「彩芽ちゃん。私はこのジャックにお願いされて魔法少女……マギアポジティブになったんだ」
「マギアポジティブ……?」
花は彩芽の言葉に頷くと、これまでの経緯を説明する。
「……そんな事があったんだ」
細かい所はジャックが補足してくれたからか、彩芽は一応は納得した。しかし、
「けど、それって危なくないの?何で花ちゃんじゃないといけなかったの?」
「彩芽ちゃん!?」
そんな問いを投げかけて来る彩芽にギョッと驚く花。しかし、ジャックは動じることなく答える。
「花に魔法少女としての素質があったから。理由はそうとしか言えないんだ。花はこちらの世界ではまだ守られるべき子供だって本当は分かっているんだ。けど、俺は……俺達トキメキングダムはそんな花に縋るしかないんだよ」
真剣な表情のジャックの言葉に、彩芽ちゃんは暫く沈黙する。そして……
「そう、分かったわ。そもそも花自身がやる気満々だし、私じゃ止められないわね」
疲れたようにため息を吐く彩芽に、花は目を輝かせ、「彩芽ちゃーん!!」と勢いよく抱きついた。
「ちょっ……!?花!?」
「彩芽ちゃん、ありがとー!!」
彩芽にぴったりくっついて騒ぐ花。しかし彩芽はそれは満更でもないようで、頬を赤らめながらも微笑んでいる。
ジャックは花が彩芽に抱き着く前にその間からするりと抜け出し、その様を呆れたように見ていた。
「……仲いいんだなぁ。二人は」
「「……はっ!!」」
ジャックの呟きに気を取り直したのか、慌てて離れる二人。
「そ、それで。花とジャックの事は秘密にしておけばいいのよね?」
「う、うん。彩芽ちゃん、お願いね?」
「ええ。黙っていてあげるわ」
頬を赤くしたまま、彩芽は頷いて了承するのだった。
プリキュアも魔法少女も関係ないけど、ガッチャードのVシネと劇場版アーク、観てきました!
ギルアークの活躍は凄まじかったですよ、激しい光線の撃ち合い、とっても良かった〜!それにヴァルバラドGT!ダイオーニGTがまさかあんな誕生経緯だったなんて……。
まあ、それ以上にあの自称ライバルさんの登場に、蜂蜜は思わず笑ってしまいましたがw