魔法少女の暗躍者   作:瓶詰め蜂蜜

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第三話 煌めく想い!マギアビリーフ誕生!2

Side:ネージュ

 

 『魔法少女プロデュース作戦』の参考にしようと、地球で購入した魔法少女モノのアニメのBlu-rayを観ていると、何かしら参考になるものが多くあった。

 例えば、魔法少女同士の仲違い、からの新しい力を手に入れる。だったり、敵との戦いなどを通じて家族の絆が深まったりなどなど。

 こういった『見ている側も盛り上がるイベント』があると、魔法少女達から手に入れられるソウジュールは増大する。だからこそ、下準備できるように早いうちに考えていたのだが……。

 

「悪役からの魔法少女側への光落ちとかが無難か?……けど、ラチカは外見は少女って年齢じゃないしなぁ」

 

 借りているアパートの一室で、計画や情報を書き連ねたノートを広げながら考え込んでいると、偶然目に入った鏡を見て閃いた。

 

「……あ、敵側で少女の見た目をしているのがいるじゃん」

 

 そう、私である。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 私が魔法少女役になるにしても、一応ラスボス枠でもある。今からラスボス代わりの氷雪人形を作ろうにも、氷雪人形を置いておくスペースがもう無いのでその手段は取れない。

 さてどうしたものかと悩みながらも、気分転換替わりに大人買いした漫画でも読もうかと、適当に一冊手に取って読んでみる。前世でも読んだことのあるオサレな死神のお話だ。暫く読み進めてみると、オサレすぎるが、意外と『魔法少女プロデュース作戦』にも活かせそうな内容が多くあり、追加魔法少女に関しても上手く利用できる物があった。

 それは、『私がラスボスである事を隠して彼女達に近付き、追加戦士の魔法少女として共に戦い、最後にバラしてラスボスになる』という作戦だ。

 これなら、新しく氷雪人形を作る必要もないし、新しい魔法少女衣装を作る必要はあるが、そこまで手間でもない。

 その上、確かな友情を築いてきた相手が倒すべき敵だと判明した時、大きな感情の波が生まれて、大量のソウジュールを手に入れられるだろう。

 ……ただし、この作戦には難点が二つ存在する。

 一つ目は、男子大学生の記憶持ちが上手く女子中学生に溶け込めるのだろうかという点だ。まあ、これは努力すれば良い。……筈だ。

 二つ目は、私の罪悪感が凄いという事だ。まだ年若い女の子達を騙して仲良くなって、最後は演技とは言えその手で友人を倒させようとしているのだ。

 和解ENDの道を取ろうにも、設定的にラスボス枠の私は絶対に成り立たないのだ。

 

「……けど、やるしか無い」

 

 溜息を零したくなるのを我慢して、私が着る予定の魔法少女衣装製作を始めるのだった。




 光落ちキュア、大好きです。敵の時は冷徹だったりクールでかっこいい感じだったのに、味方側になった途端ポンコツな面を見せるのとかが特に。
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