魔法少女の暗躍者   作:瓶詰め蜂蜜

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プロローグ2

 惑星ロストは魔法文明ではあるが、宇宙開発もフォーマルハウト系銀河及び近隣の銀河の惑星まで進んでいた。

 その御蔭で地球までの約二十五光年もの距離を旅する為の足となる宇宙船も開発する必要は無かった。まあ、改造する必要はあったが。

 だが、肝心なのはソウジュールを回収する方法だ。ソウジュールは無理やり根こそぎ奪おうとすれば命の危険がある。だが、ソウジュールに関する研究の最中、無理無くソウジュールを回収する方法を見つけた。

 それは感情の昂りである。しかし、手に入るソウジュールは微々たるもので、コソコソ集めようものなら惑星ロストを救えるのは何千万年もかかってしまうのだ。

 だが、私は感情の昂りでソウジュールを集める効率を上げる方法を開発した。それが感情の抑制である。

 零から一より、マイナス百から一の方が量が多いように、特殊な魔法によって心を抑圧させて、その呪いを解呪すれば多量のソウジュールが手に入るのだ。

 それを念頭に入れ、前世の記憶を元に、効率よくソウジュールを集める作戦を思いついた。その作戦は『魔法少女プロデュース大作戦』である。

 プリティーでキュアッキュアな事で女児からおっきなお友達の間で人気なニチアサアニメを参考に、感情抑制の魔法で怪物を生み出し、魔法少女役の娘に浄化(解呪)してもらう事で解呪と魔法少女の戦闘による感情の昂りのWでソウジュールを回収するというさいっこうなアイデアである。

 その為には、やはり魔法少女に変身するためのアイテムと、設定作りである。

 アイテム及び衣装は比較的簡単に作成出来たが、設定に関しては中々良いものが思い浮かばないので、地球に向かうまでの間に記憶にある限りの作品の設定を書き連ねて、パクっ……参考にする事にしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……懐かしいなあ」

 

 宇宙船の窓から見える青い惑星に郷愁の念を抱き、思わずこぼす。前世では画像やイラストでしか見たことがなかったはずなのに、何故だか懐かしさを覚えた。

 惑星ロストを発ち二年。魔法技術による短距離転移も組み合わせる事で二十五光年もある距離を短縮出来た。

 勿論、設定も出来上がっている。後は、地球で魔法少女役を見つける必要がある。魔法少女から手に入る感情の昂りによるソウジュールは、何も知らない状態でなければ発生しない為、私が魔法少女役を担うことは出来ないからだ。

 惑星ロストと私の事情で巻き込むのだ。自己満足には過ぎないが福利厚生や後始末に関してもきちんとフォロー出来るようにしてある。

 さあ、まずは魔法少女が居なければ始まらない。魔法少女に相応しい娘を探すことにしよう。




 キミとアイドルプリキュア♪の第一話に登場したキャラ、くりきゅうた。
 あのキャラまたいつか登場しないかなぁ……。
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