ー 名の無い少女の夢の中で ー   作:ライムライト

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初めての投稿で緊張しておりますライムです

この物語は必ずしも少女の視点で進むわけではありません
話によっては主人公が変わります
ちなみにこの少女は結構チートです
最初に書いた通り初めての投稿です
読んでくれる人がいたら幸いです
作者のメンタルが弱いのであまり酷いことは書かないでください
建てるからには完結させます

それではお願いします


-第1章- 【名も無き姫の夢】
【 明日への一歩 】


ー10年前ー

 

「被験体が逃げたぞ!捜せ!」

 

白衣を着た男が叫ぶ

 

その施設は今、けたましいまでのサイレンの音が鳴り響いていた

 

「………」

 

物陰にこの場に不釣り合いな幼い少女が息を潜めていた…

 

たくさんの白衣を着た男女が駆け回っている

 

この少女を捜している

 

少女が隠れている限り

 

サイレンは、鳴り止まず

 

白衣を着た大人たちはいつものように部屋にこもって

 

各々の仕事をする暇もなく駆け回る

 

だがそれもどうやら終わったらしい…

 

少女が捕まったわけではない…

 

むしろ薬品臭い施設から外へ飛び出したのだ

 

辺りは真っ暗で何も見えない

 

少女は、裸足のまま走りだした…

 

生まれて初めての外…その感動も得る暇も少女には無い

 

捕まったら最後二度と部屋の外にすら出れないだろう…

 

だから走った…息があがっても走った…

 

暗く危険な道を走っていた…

 

 

 

 

ー現在:とある都市ー

 

この都市は、ビルが乱立し人が溢れ賑わっている

 

10年前とある施設から逃れた少女は、この都市にある遊園地でアルバイトをしていた

 

「………」

 

この遊園地のマスコットキャラクターと共に風船を子供達に配っているのだ

 

少女は笑みを浮かべ課された仕事を淡々とこなしていた

 

少女は、アレから生きるために働いていた…

 

「お〜い!君〜!交代の時間だ」

 

不意に他の職員に交代の時間だと告げられた

 

「…この列が終わったらお願いします」

 

子供にマスコットキャラクターが握手やハグをしたり写真を撮ったりして風船が渡される仕組みなのだ

 

今、ちょっとした列が出来ていた

 

「そうかい。君も働き者だね」

 

「モタモタしてたら子供たちの遊ぶ時間が減ってしまいますから」

 

そう言ってるうちに列の最後尾の子が終わったらしい

 

辺りを見回すと近くに子供の姿は見られず人の出入りも少なくなっていた

 

「こんなタイミングで変わるのは申し訳ないな」

 

先ほどはこの遊園地のイベントが近かったからかたくさんの人が入場していた

 

「…ではこれで…お疲れ様です」

 

「お疲れ〜」

 

職員とマスコットキャラクターが手を振っている

 

しばらくして遊園地のスタッフ控えに着くと

 

「お疲れ様」

 

「お疲れ様です」

 

声をかけてきたのは年配の職員だ

 

長年この遊園地で働いてきた方だ

 

「これで君は上がりだね。これ今日のバイト代」

 

「ありがとうございます」

 

封筒に入ったお金を受け取った

 

「君は働き者だし心なしか君がいると客が多く来てくれるからできたら明日もきて欲しいのだがね」

 

少女は聞きながら淹れたお茶を渡した

 

「…お茶が淹れるのも上手…っと付け加えとこうか」

 

「バイトの件は考えておきます」

 

「来たくなったらいつでも来たまえ君は即戦力だからね」

 

客でもいいがねとお茶を飲みながら話す

 

「では失礼します」

 

お辞儀をして控えから出て行く

 

 

 

ゆっくりとした足取りで出入り口をめざす

 

すると場に似合わない格好をした人物が視界に入った

 

その人物はサイクリングでもしていたかのような格好だがローラースケートを履いている

 

遊園地でローラースケートを履いてアトラクションには行けないのだが《わざと》やっているように見えた

 

次の瞬間その不審な人物は建物の方へ向かっていた

 

少女は職員にこの事を言うべきか迷ったが追いかけて様子を見に行くことにした

 

少女が建物の方へ向かって行った男の後を追うと上空にヘリが飛んでいた

 

【HERO TV】と書かれたそれはまるで先の男を追っかけているように飛んでいる

 

『さぁ〜!始まりました【HERO TV】!今回は、な、なんと前回バーナビー・ブルックスjrが捕まえた犯人が脱走した〜‼︎』

 

ヘリの中からマイクを持った男がヘリから身を乗り出して喋っている

 

『たった今入った情報によりますと現在逃走している犯人は新人看守が食事を持ってきたとき彼の持っている【NEXT】能力によって新人看守と自分の位置を交換され

脱走したそうだ!』

 

OHなんてこった!などとマイクの男が茶化すように実況している

 

「HERO TV?この都市にはヒーローが居るっての?」

 

来たばかりで此処のことは何も知らない

 

だが、【NEXT】はわかる

 

50年ほど前突如現れた所謂超能力というヤツだ

 

その能力は人それぞれで火を操ったり空に飛べたりする

 

するとマイクの男が興奮した面持ちで叫びだした

 

『あれは、【KING OF HERO】!スカ〜イハイ!!

どうやら一番のりは、スカイハイだ!』

 

空中をロケットのように飛んでいるのがスカイハイとやららしい

 

「…あれがヒーロー?」

 

するとさっきのをかわきりに次々とヒーローがやってきた

 

マイクの男がその一人一人の名前や二つ名みたいなのを話す

 

少女はその中の一つに『正義の壊し屋 ワイルドタイガー』という部分に随分不名誉な事だと思った

 

そうしている間に脱走犯は広間に着き楽しそうに辺りを見回していた

 

「ハハハハハ!来いよヒーロー‼︎前回は捕まっちまったが今度はそうは行かねぇ〜ぜ!」

 

そう言って建物の中に入っていった

 

「あんのヤロー!調子にのりやがって!」

 

後ろから声が聞こえる 振り向くと赤と緑の特徴的なスーツを着た人物が立っていた

 

「脱走は、予想外ですがあの程度だ 攻略法はわかってますしね。行きますよ。おじさん」

 

赤い方が走り出す

 

「おい!待てよバニー!」

 

緑の方もドタドタと走り出していった

 

どうやら赤い方が【バーナビー・ブルックスjr】で緑の方が不名誉な二つ名の【ワイルドタイガー】らしい

 

「………」ニヤッ

 

少女が笑った生まれて初めて本当に笑った

 

いつもは仕事だからと作り笑いをしているが生まれて初めて笑ったのだ

 

この事は内心彼女自身も驚いていた自分に感情というものがあたんだと驚いていた

 

ただの好奇心で付いて行こうと決めた

 

普段の彼女ならこんなことは無かったのだが初めての事に興味を示した

 

 

 

建物の中…先ほどの脱走犯がローラースケートで気持ちよさそうにすべっている

 

「おい!今度は逃げられねぇようにしてやる!」

 

脱走犯の前に両肩のドリルが特徴的なスーツを着た男が立っていた

 

犯人は笑いながらすべっている

 

まるでその程度でつかまるものかとでも言っているようだった

 

ドリルが特徴的なヒーローはとおせんぼしてみるが次の瞬間自分の後ろに犯人がすべっているのが見えた

 

「なっ!しまった!」

 

脱走犯は逃げ出すこのヒーローはゴツい見た目どうり走るのが遅く悔しそうにしていた

 

(あれがヒーロー?随分マヌケだな。あいての能力は知っているはずなのに)

 

『おっと。ロックバイソンあっという間に逃げられ今回もポイントゲットならずか〜‼︎』

 

あいも変わらずマイクの男が実況しているがポイントとはなんだろうか

 

ふと辺りを見るとヒーローの映像の横に数字が出てきた

 

「なるほど活躍するとポイントが貰えてその数字が一番高いのがKING OF HEROというヤツか」

 

再び少女は後を追って走った

 

 

 

「ヒャッハー!前はマヌケな捕まり方をしたがヒーローが学習能力がないらしいな

俺様を捕まえたヒーローに仕返ししたらこんなとこからさっさとおさらばするか」

 

「何処からおさらばするって?」

 

赤いバーナビーとかいうヒーローがったっていた

 

「こんなとこで俺が捕まえられると思ってんのか?」

 

「ああ、思っているさ。おとなしく刑務所に戻るんだな」

 

「やなっこた!マヌケな片割れがいないとこを見るとどっかからなんかしでかすってはらか?」

 

「どうだろうね」

 

(やはりバレバレか)

 

どうやら図星らしい

 

木の裏に隠れているのが片割れのワイルドタイガーだ

 

その後方から少女は様子を伺っていた

 

(何をやっているのだろう辺りにさっきのロックバイソンとかいうのはいないけどほとんどヒーローが隠れているけど)

 

犯人からは見えないが犯人の後ろの方にヒーローが各々隠れていた

 

結構見えてるけど…

 

「どうした?捕まえないのか?ほれほれ」

 

犯人は挑発する

 

しびれを切らしたヒーローが一斉に走り出す

 

「はっマヌケな全員でかかってくるか」

 

「この距離なら誰に変わってもすぐ捕まえられるぞ!おとなしくしろ!」

 

勝ち誇ったように言っている

 

「ハハハハハ!そんぐらい想定内なんだよ!こっちだって学習してんだ」

 

近くの建物に視線をやる

 

そこには先ほどののロックバイソンが走ってきていた

 

当然そのロックバイソンと入れ替わる

 

犯人は再び逃走を開始した

 

犯人が逃げ悔しそうにしているヒーロー

 

それを遠くから見ていた少女はあるものを見つけた

 

それを持って少女は走り出した

 

何か面白いことでも思いついたような顔つきで

 




読んでくれる人が居るのか不安ですがほぼ自己満足で書いてるので気にしないことにします

では続きは後ほど
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