ミスターカーメンは……
作者に良く忘れられている。
「マキャナーー!」「マキャナーーー!」「マキャナーーー!」
目が覚めると、どこか知らないところにいた。
消毒の匂いがし、周りには看護師らしき服装の奴らがいる。
……本当に転生しちまったようだ。
それから二年と少し
俺はこの世界について少し理解した。
まずはここは地球であり前世の世界とほとんど同じであるということ、そして異なるのは"個性"とやらが存在する事、そしてそれを利用した職業がある、ということだ。
俺は女になっていたがまあどうでもいいだろう。
そして俺のこの世界での両親は"個性"について研究している研究者であるということだ。
二人の会話を盗み聞きしたところによると、"個性"の抽出と移植?について研究しているとかなんとか…まあよく分からん。
そしてとうとう俺の"個性"について調べる時がやって来た…
「……それで、どうだ?……ウチの娘の個性は」
「……わからん、儂も色々な個性を調べて来たがこんな個性は初めてじゃ。…じゃが類まれなる強個性ということだけは分かる」
……どうやら俺の個性はかなりヤバいらしい。他の個性の特徴が複雑に結合しているらしく、親父と調べた医者らしき爺さんが困惑していた。
しかし俺はその個性の特徴を聞いた時、背筋が凍りついた。なぜなら……その個性があまりにも"あの超人"と酷似していたからだ。
「うーむ…それで…どうする?名前はそちらで付けてもらっても構わんぞ」
「あぁ、それで…どうする?"彩故"?決めてみるか」
俺…いや、
「…決めた…"完幻"、にする」
「ほう……いいのではないかの?」
こうして、俺の"個性持ち"としての人生が始まった。
1ヶ月後…
俺は個性の詳しい確認をしていた。
「うーん…まずは握力だよなぁ、よし、試しにこのスチール缶でも握り潰してみるか」
そうして俺がスチール缶を掴むと…少しの力をいれて握り潰してみた。すると……SDカードくらいの大きさになった。
「……やっぱりあの握力は俺も同じように持ってるらしい」
その調子で俺は色んな事を試しまくった。その結果分かったことがある。
「……この個性…完全に"グリムリパー"と同じだ」
グリムリパー…それは
「はぁ……まさかなぁ…個性が一番好きな超人なんてなぁ」
俺はため息をついた。そして決心した。
「……完璧を名乗るなら俺は全てを完璧にしてやる。それが完璧を名乗った者としての責任と義務だ!」
「やってやる、完璧の誇りにかけて!」
そう、声高く宣言した。
「あぁ彩故ー?引っ越しするから荷物まとめてちょうだーい」
「…へ?」
……どうやら一筋縄にはいかないらしい…はぁ…
主人公を男→女にしました。
彩故「なんで女にしたんですか「はいそこうるさい」えぇ…」