不思議に満ちた転生戦士   作:Xペスト

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今回は少し短めです。


始まりは「わんだふる!」《Ⅱ》

『ガルガルゥ〜!!!』

 

(出たなガルガル!)

 

「なっなに・・・」

 

いろはは突然現れたガルガルに恐怖を覚える。

 

(確か原作では、あっちに・・・)

 

原作の内容を思い出しガルガルの近くを見る澪。

そこには小さな男の子が飼い犬の側で泣いている姿が映った。

すると男の子の声に気づいたガルガルの意識がそっちに向いてしまった。

 

『っ!こむぎ!ここ任せるぞ!』

 

『お兄ちゃん!?』

 

「澪!?」

 

澪はすかさず間に入ると大きく吠える。

 

『(考えなしに飛び出しちまった・・・くそ!なる様になれ!)こっちだ!連いて来い!』

 

『ガルガルゥ〜!!!』

 

(よし!)

 

標的が変わった事を確認した澪は素早くその場から離れる。

ガルガルもそんな澪を追いかける。

 

(ここで俺が変身するのもいいが、あくまでもこの話の主役はこむぎだ)

 

澪はこむぎの方に目をやる。

まだ怯えているのか、その場から動かずにいる。

いろはもそんなこむぎに気付くと側に寄り抱き上げる。

 

(なんとかこむぎをやる気にさせる方法を・・・)

 

思考する澪。

だがそれは・・・

 

「っ!危ない澪!!!」

 

右から現れた何か(・・・・・・・・)によって掻き消される。

 

「がっ・・・(何が起きて・・・)」

 

何が澪にぶつかって来た。

その正体は・・・

山羊の様な姿をしたガルガルだった。

 

『ガルガルゥ〜!!!』

 

(ガルガルがもう一体!?そんなの原作に・・・)

 

ここで澪はキュアゴッドが言っていた言葉を思い出す。

 

『原作にいない敵が現れて本来の流れ、秩序が乱れたの』

 

(そうだった。悟が女だった事、俺がこの世界に来た事だって原作崩壊の証拠じゃないか・・・)

 

澪はなんとか立ち上がる。

いろはが呼びかけてくれたお陰で大したダメージではない様だ。

 

『『ガルガルゥ〜!!!』』

 

(流石にこのまま二対一は分が悪い・・・もう崩壊が始まってるなら構う事もない!)

 

変身しようとしたその瞬間。

山羊のガルガルの顔にゴムボールが当たる。

ガルガルと澪が飛んできた方向を見ると、木の棒を構えたいろはが立っていた。

 

(いろは!?)

 

「みっ澪から離れて・・・」

 

震えながらも立っているいろは。

そんないろはに二体のガルガルはいろはに体を向ける。

 

「いろはーーー!!!」

 

いろはの背後から彼女の名前を呼ぶこむぎが光を放ちながら走ってきた。

 

(こむぎ!いくらワンダフルでも一人じゃ厳しいか・・・丁度良い、便乗させてもらうぞ!)

 

そして澪もいろはに向かって走り出す。

澪も体を光らせると、辺りが光に包まれる。

 

「なっ何が・・・っ!」

 

光が収まると、いろはの目の前にはピンクのワンピースを着た茶髪の女の子。

そしてワインレッドのジャケットを着た青黒い髪の男の子が立っていた。

 

「行くぞ」

 

「うん!」

 

二人はピンク色のコンパクトの様な物を取り出した。

 

「『ワンダフルパクト』!」

「プリキュア!マイエボリューション!」

「スリー!ツー・・・ワン!」

「みんな大好き素敵な世界!『キュアワンダフル』!」

「いっしょに遊ぼっ♪」

 

「ワンダフルパクト!」

「プリキュア!マイエボリューション!」

「スリー!ツー・・・ワン!」

「みんな仲良し優しい世界!『キュアファング』!」

「悪い子はカブッとお仕置きだ!」

 

「キュア、ワンダフル・・・キュア、ファング・・・?」

 

『『ガルガルゥ〜!!!』』

 

二体のガルガルは飛び上がりワンダフルとファングに向かってくるが。

 

「『ぷにぷにバリア』!」

 

「『がぶがぶバイト』!」

 

ワンダフルの目の前に肉球の形をした盾が現れ山羊のガルガルを。

ファングの目の前に牙の様な盾が羊のガルガルを咥える様に止めた。

 

「いろはを傷つけちゃダメ!」

 

「いろは、危ないから安全な場所に!」

 

(あの子達、なんで私の名前・・・)

 

「もう!何ガルガルしてるの!」

 

「これ以上暴れるならガブガブだぞ」

 

「そうだよ!お兄ちゃんのガブガブ怖いんだから!それに悪い子はおやつ抜きなんだよ!」

 

「いやそう言う事じゃないんだが・・・」

 

『『ガルガルゥ・・・』』

 

ガルガルは二人に恐怖を抱いたのか。

その場から逃げ出した。

 

「あっ!追いかけっこだね!」

 

「追いかけるぞ」

 

「うん!待てぇ!」

 

ガルガルを追いかける為に猛スピードでいろはの隣を走り抜ける。

 

「はや・・・」

 

「待て待て〜!」

 

ガルガル達は追いかけられている内に行き止まりの場所に追い込まれた。

 

「追いついた!」

 

『『ガル・・・』』

 

「?お兄ちゃん、この子達なんだか苦しそうだよ」

 

「(まあ実際操られてる様なものだしな・・・)確かにそう見えるな」

 

するとワンダフルは羊のガルガルを抱きしめる。

 

「こうすると辛いのがなくなるんだよ」

 

羊のガルガルは少しおとなしくなった。

 

「もう大丈夫だ、俺達が助けてやる」

 

ファングも山羊のガルガルを抱きしめる。

すると二人の体が光だし、ガルガルの体を包み込む。

光が収まると、少し大きな羊と山羊がそこにいた。

 

「一件落着かな」

 

「だね!」

 

ワンダフルとファングは変身前の姿に戻る。

 

「あっ!いろは見て!ガルガルしてた子達!ちっちゃいふわふわなのになっちゃった!」

 

「なんだろ、羊と山羊・・・」

 

「いろは!これでいろはと一緒だよ!」

 

「うわっ!?」

 

ワンダフル?はいろはに抱きつく。

 

「あまりいろはを困らせるな」

 

ファング?がワンダフル?の服を掴み引き剥がす。

 

(この感じ。まさか・・・)

 

いろはは二人に手を差し出す。

 

「お・・・おてて・・・」

 

「ワン!」

 

「握手〜!いぇーい!」

「「握手・・・いぇーい・・・」」

 

「・・・まさか、こむぎと澪!?」

 

「すっごくわんだふる!だねいろは!」

 

「えぇ・・・これは、もの凄く・・・」

 

「わんだふる過ぎなぁい!!?」

 

いろはの声が響き渡る。




誤字脱字や感想と評価をいつでもお待ちしております。

わんぷりの推しキュアは?

  • ワンダフル
  • フレンディ
  • ニャミー
  • リリアン
  • 悟(名称不明)
  • 大福(名称不明)
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