前からやりたかった奴です。
某日、ゲヘナ自治区居住区。
『 キシャオアァァァァン!! 』
その雄叫びが木霊した時、街ゆく多くの者たちは、その意味を深く理解できていなかった。
「 なんだ、さっきの? 」
「 怪獣、かな? 」
「 怪獣なんてしょっちゅうでてくるじゃん。 」
「 んだね。可愛い子だったらいいなー。 」
「 キララ、怪獣可愛い方がいいの?こうスタイリッシュな感じの方がよくない? 」
「 いやんだってさ、凄いでかいんでしょ?んだったら抱きつきたくなるぐらい可愛い方がいいじゃん。 」
まるで危機感がない。この混沌としたゲヘナの街並み、怪獣災害が日常に組み込まれた結果、それは見事に欠如してしまっていた。今回のそれは、いつもとはわけが違うというのに。
それを唯一、肌で感じ取っていたものがいた。
銀髪に、前髪を黒く染めた、ピアスを片耳に付けたパーカーの女だ。
「 今のは?もしかして・・・ 」
『 キャァァアアン! 』
「 メルバ、アナタもそう思うんだね。 」
鬼方・カヨコ・パタースンは、バトルナイザーを取り出して、中にいる相棒を見やる。このバトルナイザーは、怪獣の鳴き声の言語化機能が搭載されていて、何をいっているのかを翻訳できるのだ。
この
「 あの方向は、火山か。いってみるかな。 」
カヨコは周囲に人のいる区域から歩いて離れた、人だかりの少ない地点で、バトルナイザーを掲げた。
「 いくよ、メルバ! 」
『 バトルナイザー、モンスロード! 』
バトルナイザーから放たれた光から、巨大な怪獣が姿を現す。
赤い竜や鳥を思わせるそれは、鎌状の腕を備えていて、前から胸部にかけては、岩石のように、デコボコしていた。
超古代竜メルバ。
カヨコと長い付き合いの相棒である。
一方、相沢はというと・・・
「 うーむ、なるほど。バルタンに囲まれて意識を失って、気がついたらもう数日経ってたと。 」
「 そうそう!本当怖かったんだから、あのセミ星人。それで人様の身体を勝手に翻訳機にされるもんだから、迷惑極まりないですよ。 」
ミレニアム自治区のとある場所で、黒崎コユキと先日の事件について話しを聞いていた。彼女はバルタン星人に遭遇して意識を奪われ、脳髄を地球人との交渉に利用されたという事実に、戸惑いを隠せなかったが、いざ話しをしてみると、すんなりと飲み込めたようであった。
「 しかしお前、宇宙人なんてのがでてきて被害に遭ったのに、えらく落ち着いてるな。こういうの、他に何処かいじられてないかとか、アイツの仲間が報復にくるんじゃないかとか不安になったりするもんだと思うがね。 」
「 私ね、ギャンブルが好きなんだけどさ、サイコロ振るときとか、ポーカーで相手のカードを引き抜くときとか、凄いドキドキすんの。そういうので大事なのは、平常心を保つことなんだよね。
だからアイツラになにかされてても落ち着くことにしたんだ。今のところ、へんなところもないしね。 」
「 肝、据わってんね。 」
「 据わってなきゃセミナーから逃げ続けられないよ。 」
「 金とかどうすんだよ。どう食いつなぐ? 」
「 そこらから盗んじゃえばいいじゃん。なんならお金持ちのオッサンと一晩のお付き合いも・・・ 」
「 ヤッたのか? 」
「 ヤッたよ。ヒィヒィいってやんの。 」
「 ロックだねぇ、お前。 」
相沢は、改めてキヴォトスという都市、そこに住む人間の強さを知った気がした。
最初、彼らは野蛮人だとばかり思っていた。銃と縁遠い、或いはその恐怖と隣り合わせの国に生まれた彼や他の同胞たちにとって、命を奪う凶器である筈の銃を喧嘩の道具に使うキヴォトスの人間たちは脅威以外何者でもなかったが、蓋を開けてみれば、彼女やユウカのような、理知的な者もいる。コユキのそれを理知的と呼ぶか否かはさだかではないが。
いずれにせよ己の視野の狭さを思い知らされたようだった。
その時、相沢のスマホに一通のモモトークが届いた。
「 ん?カヨコからか・・・! 」
その内容をみたとき、相沢は居てもたってもいられなくなった。
内容はこうだ。
『 ゲヘナ自治区ヒノム火山に、タイタンがでた。 』
「 悪い、用事ができた。お話はまたの今度。 」
「 え?あ、ちょっと! 」
相沢はバトルナイザーを掲げ、仲間の怪獣を呼び出した。
「 来い、ナース! 」
『 バトルナイザー、モンスロード! 』
『 ギィィクゥアァァ!! 』
飛び出した光は、金色の東洋竜を思わせる、細長い怪獣へと姿を変えた。
機械竜ナース。文字通り円盤の姿を併せ持つロボット怪獣である。
とぐろを巻いて円盤形態になったナースに、相沢が吸い込まれていく。オカルトでUFOが取り扱われるときによく聞く、アブダクションとかキャトルミューティレーションとかのような光景だ。
ゲヘナ自治区。自由を校風とする学園の規律のも、まるでバベルの塔を築くような、度の過ぎた小さき者共の暴走に天罰を下すが如くそれは現れた。
『 キャオォアァァァァン!! 』
その雄叫びが天に轟き、その翼は熱を帯びて、気流に乗せる。その身長45m以上、体重3万9千トンにも及ぶ巨躯の羽ばたきが、凄まじい衝撃を生み、その巨影は人を、建物を、木々を吹き飛ばしていく。
ゲヘナの民は、皆己を縛るものなどないと信じてこれまで自由に半ば無秩序に過ごしてきた。しかし、温泉開発部の度重なる温泉開発と称した破壊行為が火山に眠っていた怪獣を目覚めさせた。
そう、並の怪獣を凌駕する力を有した大怪獣をである。
ある意味で、彼女らの自業自得である。
それに向かう飛影が一つ。
「 やっぱりか。 」
メルバの肩に乗っているカヨコはこのとき、バカな連中が、彼を起こしてしまったのだと確信した。他の怪獣ならば、そこまで苦労することもなかったろうが、この空の大怪獣相手とあれば、雲行きが怪しくなる。
「 炎魔怪鳥ラドン。メキシコで暴れたのと同族か。 」
カヨコがこの怪獣を直に見たのは初めてのことだ。このタイタヌス・ラドンはかつてメキシコはイスラ・デ・マーラ島より出現し、多大な被害を加えた前例のある怪獣である。炎魔怪鳥とは彼女の所属する組織が付けた別名だ。伝承にある「 炎の悪魔 」という二つ名に由来している。
現在当時の個体は王の命により、メキシコからフィジー諸島に移り、眠りについている。
今カヨコの目の前にいるのは、その同族であり、同一個体ではない。といってもその荒々しい感じをみるに、かつてのラドンと性質は相違ないか。
『 キャオオアァァァァン!! 』
『 キャァァァァァアン!! 』
ラドンがカヨコ、いや、目の前に現れたメルバに向かって吠える。メルバも負けじと威嚇する。天舞う巨影同士が、いがみ合う。距離が縮まっていく両者、先に仕掛けたのはラドンだった。その鋭く強靭な爪を突き立て、襲いくる。
メルバは咄嗟に身体を立たせて、迎え撃つ姿勢を取った。
二体の巨鳥がぶつかり合う。午後の青い空の中、もみくちゃになりながら。
『 キャオオアァキャオオアァァァン!! 』
『 キィアァァァアン!! 』
ラドンは、地球上の怪獣の中でも、特に飛行能力、ひいては空戦能力に長けている。マウントを取られるメルバであったが、目から黄色い光線「 メルバニックレイ 」を発射し、ラドンを引き離す。
一度着地し、再び標高を低めて接近してくるのを見て、自身もまた、翼を広げて飛翔し、Uターンする。ラドンはそれを追う。
( できれば火山に戻したいけれど、それでもまた出てくるね、これは。 )
カヨコはなんとか丸く収めたかったが、そうはいかんだろうと予知していた。あれだけ気性が荒く、縄張り意識が強いのだ。敵に不覚を取ったことを、根に持つタイプとみえた。
「 メルバ、うまいことアイツを海に誘導して。 」
『 キャァアア!! 』
ゲヘナの空をメルバが飛ぶ。ラドンも飛ぶ。
炎の悪魔の放つソニックブームによって、さらに街は破壊され、地上は阿鼻叫喚の地獄となるのだった。生徒たちの犠牲を、この怪獣たちが顧みることはない。彼らにとって、我々からみた蟻のようなものだからだ。
「 何ということだ・・・ 」
ゲヘナ自治区に着いたナースの中で、相沢は唖然とした。ヒノム火山から怪獣が現れ、街を荒らし始めていると報道されているにも関わらず、街ゆく人々は、さも当然のことのように過ごしているのだ。昨今においても、他所では最低限非難はするのに、それすらしない有様だ。日頃から銃をぶっ放しているせいで、彼女たちの感性が狂っているのか、或いは怪獣災害に慣れてしまったせいなのか。
いずれにせよ、今は怪獣の方が優先である。
「 なに驚いてんの?別に珍しくないよ。 」
「 何? 」
相沢は、いつの間にかナースに乗っていたコユキにも驚いていた。
「 オッサン、怪獣でたのに、みんな逃げないのが不思議に思うんでしょ?そりゃテメェらで使ってるくらいなんだから、逃げる必要性が薄く感じてんのさ。ま、この分じゃ何人かお陀仏だろうけどね。 」
「 なるほど・・・ていうかお前いたの? 」
「 いたいた。いやぁ、UFO持ってるの黙ってるなんて人が悪いよ。 」
「 コイツはUFOじゃない。機械竜ナース。れっきとした怪獣だ。な? 」
『 ギィィクゥアァァ!! 』
ナースが吠える方面、二体の怪獣が飛行し、その下で街が次々と破壊されていく様を相沢とコユキは目の当たりにした。
「 あれはメルバ。それにアイツは・・・! 」
相沢はメルバを後方から追い続ける翼竜のような怪獣の姿を確認し、事態が予想以上に深刻なものであると悟る。
「 え、あの怪獣そんなにヤバいの!? 」
「 ヤバいなんてもんじゃない。あれをほっといたらえらいことになる。いや既になってる。見ろ! 」
コユキは街の方を見る。件の怪獣がその上を飛ぶと、凄まじい突風により建物が崩れていくのがわかる。治安維持組織である風紀委員会と、彼女らの怪獣たちも、みな吹き飛ばされてしまった。
「 あ、あぁ・・・ 」
コユキは呆然としていた。これまでの彼女の怪獣のイメージとは、単にバカでかい生物とかロボットというものだったが、これをみた瞬間、理解したのだ。
この化け物は、規格外であると。
こないだでてきたアーストロンや、自分の身体を乗っ取ったバルタン星人など比較にもならない。
「 とにかく、先ずは合流しないと。ナース! 」
『 ギィィクゥアァァ! 』
主の意志を汲み取った黄金の竜は、メルバに接近。その肩に張り付いて、人影を確認すると、それを丁度相沢にやったように、体内に吸い込むのであった。
「 遅いよ! 」
「 あぁ、悪い悪い。後で飯おごるからそれで許せ。 」
「 覚えといてよ・・・メルバ! 」
『 キャァアアン! 』
主人を乗せたナースが離れていくのをみたメルバは上昇し、宙で一回転するように、ラドンのバックにつく。そこから急接近しながら、メルバニックレイを放った。ラドンも負けじと自身の身体を回転させ、その大きな翼膜で光線を防御しつつ、メルバの嘴による攻撃を寄せ付けない。さらにその隙に乗じてUターンして、飛びかかる。
再び、空中の大プロレスが繰り広げられる。
メルバはなんとか引き剥がそうと、鎌を振り回し、ラドンはそれに耐えながら、地上に落下した。
大きなビルや道路が下敷きとなり、セメントの破片が散漫した。黒煙を巻き上げながら、二体は持ち合っている。
『 キャァアア! 』
『 キシャオアァァアン!! 』
街を破壊しながら、二大怪獣の激闘が繰り広げられる。ナースも目から破壊光線を発射して、メルバを援護した。それを受けたラドンは、ナースを睨見つけるが、メルバもメルバニックレイを放ち引き離す。
「 カヨコ、作戦は? 」
「 アイツを、海に落とす。それから、凍らせる。 」
「 なるほど。 」
「 え、どういうこと? 」
「 ラドンは普段、火山の中でじっと過ごしているから、必然的に体温が高いし、その環境に適応している。反対にいえば、寒さに弱い。だから凍らせりゃ、アイツもおとなしくなる。だろ? 」
「 そうだよ。それでこの子はなんでここにいるの? 」
「 なりゆきさ。 」
「 ・・・ならしょうがないね。 」
ナースは目からレーザーパルス砲を放ち、ラドンを挑発する。
怒ったラドンはそのままナースを追って飛翔しようとするが、後ろから同じく飛翔したメルバの蹴りを受ける。注意が再びメルバに向けられ、それを追うが、今度は後ろをナースに取られていることに気づいていない。
「 ナース、ドラゴンモードだ! 」
『 ギィィクゥアァァ! 』
とぐろを開いたナースはそのヘビのごとく長い胴体をくねらせ、ラドンに接近、その身体に巻き付いて、拘束した。
『 キャオオアァン!? 』
突然のことに戸惑いを隠せぬ様子のラドンは、なんとか解こうとあがく。しかし、ナースは決して彼を離しはしなかった。
やがて、街並みが薄れ、青い光景が広がり始める。
アラバ海岸。ゲヘナの中でも彼女ら基準で閉静的なリゾートビーチだ。
「 あそこでいいな? 」
「 うん。この際場所なんかえらんでらんないもん。 」
ナースは青い海の上を泳ぐように進み、そこそこ深い辺りにダイブし、ラドンを離した。
「 次はアナタの番だよ。
おいで、レイキュバス! 」
『 バトルナイザー、モンスロード! 』
『 キエェェエン! 』
海面から円盤形態で浮上したナースを追い、翼をはためかせるラドンであったが、カヨコの新たに召喚した怪獣にそれを阻まれる。
メルバの色合いに近い赤い甲殻。カニやエビのような甲殻類が融合して巨大化したようなそれは、両腕のハサミでガッチリとラドンをホールドしていた。
宇宙海獣レイキュバス。その眼は赤から青に色が変わっていた。如何にラドンといえども、海上ではこのレイキュバスにこそ地の利があった。
『 キシャオアァキシャオアァァン!! 』
「 冷凍ガスでラドンを凍らせて! 」
『 キエェェエン!! 』
必死に抗い、なんとか海面から顔をだすラドンであるが、レイキュバスはその口を縦に開き、白いガスを吐き出して浴びせる。
ラドンはそれを受けて、苦しみ始めた。やはりカヨコの予想通り、冷気に弱いようだ。
やがて、炎の悪魔は凍てつく氷の中にその身を封じ込められた。
レイキュバスは念入りに、一度離した後に、完全に凍っていない翼膜や、周囲の海水までも凍らせた。
ナースの中からその様子をみていたカヨコと相沢はふぅと胸を撫で下ろした。
『 キャァアアン! 』
『 キエェェエン! 』
メルバとレイキュバスは、勝鬨を上げて光となり、カヨコのバトルナイザーに戻っていった。
「 ねぇオッサン。 」
「 ん、なんだ? 」
「 どうしてあの怪獣殺さないの? 」
コユキの率直な質問に、相沢はこう答えた。
「 面倒なのが来るからだ。 」
「 面倒なの? 」
「 そう、面倒なの。こいつらの王様と、オマケがついてくる。 」
「 ねぇ、この場は離れたほうがよくない?風紀委員会が直に来るだろうし、捕まったら面倒だよ。 」
「 それじゃ、退散するか。まったく今日は面倒尽くしだ。 」
潮風漂う夕焼けの街を他所に、金色の竜は飛び去っていった。
「 うーん、今日はやけに情報量が多い一日だったわ。 」
日が暮れたミレニアムサイエンススクールのとある部屋。ユウカはパソコンを立ち上げて、メトロン星人ムシュカより教えてもらった情報をまとめていた。バルタン星人周りのことは勿論だがそれ以上に注目したのは・・・
「 タイタン。大昔から存在していた超弩級サイズの大怪獣。その多くが休眠状態に陥っていたが、某国の水爆実験の影響でゴジラが目覚めたのを日切に、次々と現代に復活、発見され、甚大な被害を及ぼしている。 」
メトロン星人がバルタンの地球侵略が確実に失敗しただろうと断言した最大の理由が、この大怪獣群である。
彼らはその多くが縄張り意識が強く、領土を侵すものに容赦はしないのだという。
さらにユウカの頭を悩ませたのは、このタイタンらしき怪獣が今日、それこそメトロン星人と話していたときに、このキヴォトスに現れたことである。
そう、ゲヘナにて相沢とカヨコが無力化したラドンのことだ。
それを聞いたユウカはある懸念に追われた。
ミレニアム自治区にも、タイタンが潜んでいるのではないか。
それを調査すべく、彼女自身、これから色々と駆け回ることとしたのだ。何故C&Cに頼らないのか。
彼女たちが動けば、ほぼ必ず事態が悪化するからである。故にデカグラマトンの調査に同行している飛鳥馬トキを除いた四人は、これまで通りに活動してもらうこととしたのである。
その為、彼女も怪獣に対抗できる手段が必要となり、エンジニア部の白石ウタハと掛け合った結果、今机の上に置いてあるバトルナイザーを持たされることとなった。
しかし・・・
「 うまく使えるかしらねぇ、これ。 」
本来、鉄火場の畑の人間ではないユウカは、怪獣を扱えるか否か不安でならなかった。
もし、この中の怪獣が云うことをきかず、その力が自分に向かってきたらと考えると、命がいくつあっても足りない気がした。
その時である。
『 ピィィギャオオン! 』
バトルナイザーから声が聞こえる。中の怪獣が、バトルナイザーを介してユウカに話しかけているようだ。
「 ホントに強いの、アンタ? 」
『 ピィィギャオオピィィギャオオンン!! 』
彼の言葉を意訳すると、こうだ。
" 勿論。力には自信がある。だがオレを呼び出すのは、お前だ。お前の意思だ。お前にとって大切ななんとかを守りたいなら、お前自身が向かっていくべき。
銃を取るときは今だ。 "
彼の言う通りであった。今ミレニアムは過去これまでにない危機を迎えつつあった。
巨大怪獣の出現件数増加や、先生の死亡に伴う連邦生徒会の権威失墜、そしてゲヘナ自治区での巨大怪獣タイタンの出現。
余りにも不穏因子が多すぎて、最悪な事態が起こりかねない状態だ。
しかも生徒会長は、先の件を苦に何処かに雲隠れしてしまった。
そうなってはユウカにできるのは、このタイタンなる巨大生物がいるか否かを調べることである。C&Cは派手にやりすぎて、かえって彼らを刺激しかねない。今回でてきたタイタンは、火山に生息する種らしいが、本当にあの一体だけなのか。
キヴォトスの全てを知ってるわけでない以上、あのラドンが学園都市内の最後の一体とは限らないのである。故に調べ、備えなくてはならなかった。
怪獣紹介
炎魔怪鳥 ラドンⅡ
身長 45m
体重 3万9トン
メキシコのイスラ・デ・マーラ島にて発見された「 タイタヌス・ラドン 」の同族である巨大な翼竜。
自然環境に影響を及ぼす大怪獣「 タイタン 」の一体でもある。
長い間、ヒエノ火山で過ごしていたが、デカグラマトンを破壊したゴジラの咆哮を聞いて、意識が目覚め始め、温泉開発部の度重なる温泉開発とは名ばかりの破壊活動で住処を荒らされたと思い、覚醒、出現。
ゲヘナ自治区に甚大な被害を及ぼした。
火山の環境に適応したことで、血液がマグマに近い性質を持ち、その身体から発せられる上昇気流に乗り、飛行する。
最大の武器はこれによって発せられるソニックブームであり、その規模は地上の街々を容易く破壊するほどである。
現在は鬼方・カヨコ・パタースンのレイキュバスによって、アラバ海岸にて氷漬けにされた。
ということで、今回はラドン回。
相沢がというより、主にカヨコが対処した感じですね。
次回は、何にするか、迷っとります。