Side織徒 気分的BGM「誰彼スクランブル」♪
「ぱっ!?…」 「ぴっ!?」 「ぷうっ!?」 「ぺえっ!?」 「ぽおっ!?」
「ぺっ!?…」 「まっ!?」 「ぎゃる!?」 「ぼおっ!?」
「んななななあっ!?…」
「まだやるか?」
「く、くそっ!ば、馬鹿にしやがって!」
「織徒さんには近付けさせません!覇ッ!!」
「おげべええー!?…」
フェアベルゲンを出て街に辿り着き早速情報収集を行おうとした所にリムリス達を狙った不遜な輩達に連日絡まれたのでその喧嘩を買い三人で遠慮無く叩きのめした。
真逆亜人の女性に呆気無く負けるとは思っていなかったのか屍が出来上がっていた。
「弱いー」
「舐めくさきっていたからなってン?」
「…」
今なんか怪しいフードの男が居た様な気が…ドゴーン!
「今のはハジメ達だな?」
「お、織徒達もまだ居たか!そうだコレ受け取れ!」
「お!」
どうやらハジメ達も二つ目の大迷宮をクリアしたらしく俺に回収したセンタイリング、又もや銀のテガソードを入れたケースを投げ渡してきた。
「12と40、それに24か」
その後、一方的なDQN共蹂躙についてギルド職員らに問われ俺達は半ば強制的にある依頼を受ける事になった。
「ン!?…」
「どうかしたのか?」
今ほんの一瞬だけウルフのリングが光った様な…真逆な…
少し前、Side優花
「…」
「真逆異世界でまともなカレーが食べられるなんて~」
私達は愛ちゃん先生護衛班として冒険者稼業をしながらトータス世界の街を転々と巡っていた。
だがあれから数週間が経った今でも織徒達の事を見つけ出せずにいた…。
「!」
「園部さん今の…!」
ふと又指輪が光ったのを目にした私は真逆と思いばっと宿の受付の方を見た。
「!…」
其処には今迄探し求めてやまなかった愛しい人が居た。
「織徒!…」
私は一目散に駆け出していた。
Side織徒
「織徒!」
「!ゆ、優花!?この街に居たのか!」
宿の受付をしていたらいきなり抱き着かれた。
抱き着いてきたのは優花だった。
「わふ?その人間が織徒の一番の番わふか!」
「あ…」
「…どういう事なのかしら織徒?」
そこでリムリスが爆弾発言したので俺はサーッと冷汗が流れた。
「凄く心配させておいて浮気してたの!?」
「だあ、事細かく説明するから落ち着いてくれえー!」
俺は経緯を説明する為にテーブルに着いた。
「南雲君も一賀夜君も無事で本当に良かった…ですがどうしてそうならもっと早くに?!」
「する必要性を感じていなかった」
「色々とございまして…」
「おいお前達!愛子の質問に真面目に答えろ!」
俺達の担任の先生である愛子先生はそう言われハジメはまともに答えず俺は答えを濁すしかない。
そこで王国の騎士の一人が怒号を上げる。
「飯食ってんだ後にしてくれ」
「後アンタ等居ると話辛い事があるんだよ…聞いて後悔しても知らんぞ?」
「なんだと!?」
「ちょっとデビットさん何を!?…」
「亜人を連れている分際で!」
今コイツ何て言った?
「オイ…どうやら五体満足でいたくないらしいな」
「その汚い口を閉じやがれ」
「「んなっ!?…」」
俺もハジメも騎士達に素早く得物を突き付けた。
騎士達は反応出来ずに狼狽する。
「俺が一番嫌いな事はないわれのない差別だ…差別を助長する神など神とは認めない!」
「そういう事だ」
「「ぐっ!?…」」
「ちょ、ちょっとそこまでにして下さい!」
愛子先生に止められたので一旦離す。
そして改めてリムリス達の事を紹介する。
「南雲…織徒アンタ等ね…」
「お、俺は優花の事が一番だからな!」
「も、もう!…///~」
案の定、優花に詰め寄られたが俺は必死に土下座しリムリス達の事を許してもらった。
それから数日後…
「あん?この街に魔物の軍勢が向かって来ているだと?」
依頼を消化しに向かったハジメからそんな連絡が入ったのだった。
「…」