タツ「おーおー強い強い。あんた一人で十分だろ、俺もう帰る」
エス「いや、まだだ」
タツ「なんでだ?」
エス「ここの危険種は近隣住民をかなり困らせているのだ。私達二人でこの辺の奴
らを全滅させようではないか?どうだ?」
タツ「危険種だって生きてるんだ。住民から遠ざければそれで良いだろ?」
エス「それがそうもいかんのだ。何故かこの辺の奴らは人を見ると見境もなく襲い
かかる、タツミ、これは私達が倒すか倒さないかの問題だぞ」
タツ「判った、仕方ない・・・手を貸そう」
エス「それでこそタツミだ♪」
タツ「・・・ん?待てよ、あんた弱い民は死んで当然と言ってたよな?どういう風
の吹きまわしだ?」
エス「わ、私は帝国軍人であり警察でもあるんだ、住民の安全を守るのも務め
だ」
タツ「ふ~ん、あんたの性格から考えて主旨変えに見えるが・・・まあ良いだろう」
夜
タツ「ざっとこんなものか、成仏しろよ」
エス「・・・タツミ、何故そこまで強い?・・・」
タツ「お前には教えてやらん」
エス「冷たいぞ!一夜を共にしたではないか?」
タツ「間違って無いが、間違ってるぞ!」
エス「む!?まだ一匹いたか!生け捕りにする」
タツ「そいつをどうするんだ?」
エス「うむ、持ち帰って拷問してみる、試したい方法があるんでな」
タツ「ほぉー」
一撃で生け捕りを仕留める。
エス「タツミ!?何をする」
タツ「・・・良いか?今度俺の前でそんな事してみろ?お前も同じ目に合わせるぞ
!そんなに拷問が好きなら、貴様が味わった事の無い苦しみを味あわせてやろうか
?」
エス「・・・・・」
タツ「・・・・・」
エス「わ、判った・・・」
タツ「お前自身の内なる悪を、そして自分の中の人間としての悪を倒せない限り、
お前は俺にいつまで経っても勝つ事は出来んさ」
エス「・・・・・」
タツ「これで恐らく最後の一匹だろう、これが本当の別れだ・・・次戦場で会った
時はもう容赦しない。じゃあな」
エス「ま、待て!」
タツ「もう待たな・・・おいこら離せ」
エス「いいや、離さない。私はタツミに付いていく」
タツ「はっ!?お前は自分を変えないんだろ?だったら自分らしく生きて自分らし
く死んでいけ!」
エス「ああ、変わらない。私は変わらない。だが、どうせ死ぬならタツミの手よっ
て死にたい」
タツ「・・・お前・・・」
エス「だから、今度またタツミの意にそぐわない事をしようものなら遠慮無く私を
殺しても構わない!だから・・・、だから・・・」
タツ「・・・・・・・」