以下注意事項
みささぎさん大好きなアレスくん・アレスくん独身=女性陣の冷戦状態・巻き込まれるむらくも・ひなちゃんのパパになりたいアレスくん・『アレスくんは変態』
上記が大丈夫な方はどうぞ
「じゃあ、むらくもかんぱ~い!!」
「おう、乾杯」
向かい側に座った爽やか笑顔金髪のアレスの言葉に、獣人のむらくももグラスを打ち付けて一気に飲み干す。
ほぼ同時にグラスを空にした二人は同時に声を出す。
「っくぅ~、これこれ~。仕事上がりのこの一杯のために僕は仕事してるまであるわぁ」
「お前さんは忙しいもんな」
むらくもの前にいる金髪優男風ではあるが、リグバース随一の武力の持ち主であり、しかもseedという自警団じみた職業もやっていることもあって死ぬほど忙しい。しかも、それだけに済まさず、リグバースの住人の頼み事(なくした眼鏡探しからクソ強モンスター討伐まで)をこなす超人である。
むらくもとの付き合いはアレスがリグバースにやってきた時からの付き合いであり、姉と姪っ子も助けてくれたことから仲良くもなった。
だが、基本的に誰とでも下心なく付き合うアレスであったが、むらくもだけには小さな下心があって友達となっていた。
自分のぶんとむらくもの分の二杯目をエルシェに注文してからアレスは真面目な表情でむらくもをみる。その顔をみてむらくもは何を言われるかわかってうんざりした表情になった。
「ところでむらくもくん、そろそろお姉さんに僕との結婚を進めてみてくれても」
「諦めろ」
「早いよ!! もうちょっと何とか頑張ってみてよ!!」
むらくもの即答にアレスは机を握りこぶしで叩く。
そう、リグバースの英雄・アレスくんはむらくもの実姉であるみささぎにぞっこんLOVEなのである。
姪っ子のひなを助けてくれた時には人の好い青年だったはずが、その後のみささぎを助けてから明らかにアレスの顔が変わった。
そうガチ恋の顔になっていたのだ。
そしてその日に温泉に入りにきたアレスに「君のお姉さんに惚れた!! 義兄さんと呼んでいいよ!!」と言われた時は正気に戻れパンチをしてしまったのは悪かったとも思っている。
だが、アレスくんは行動力の化身である。むらくもからみささぎがお酒好きという情報を聞きつけると雑貨屋で箱単位でワインを購入。それを毎日みささぎのところにやってきてプレゼントし続けている。しかも最近は東の国独自のお酒があることも探偵のテリーから聞きつけて酒造りも始めていた。
もちろん隙のないアレスくんである。同時に娘であるひなにも大好物のフルーツジュースをプレゼントしては未来のパパになろうとしていた。
その結果ひなから「ひな、将来アレスくんと結婚するぅ」と言われて膝から崩れ落ちてむらくもが爆笑したのは完全に余談である。
酒のつまみにと頼んだフライドポテトをつまみつつむらくもは面倒そうに口を開く。
「もう諦めろって」
「諦められないから僕は独身でいるんだろ!!」
それも知っている。アレスに惚れているプリシラ、ルーシー、スカーレット、フーカ、ベアトリス、ルドミラはお互いに牽制しあっている結果、冷戦状態になっているということはむらくももパン屋のゆきから聞いている。
「ねぇ、むらくも。みささぎさんは僕の何がいけないんだと思う?」
「そうだなぁ……」
憂いを満ちた表情のアレスをみながら返答をしようとしたむらくもの机にエルシェがやってきてお酒を置く。
「はいよ~。注文のワインとサービスの大トロだよ」
「あ、エルシェさん。ちょうど良かった、ちょっとエルシェさんのおっぱいに顔埋めて深呼吸していいですか」
「アレス、たぶんだがそういうところだぞ?」
アレスくん。見た目は爽やか優男イケメンだが中身は変態であった。
ストレートにセクハラを受けたエルシェも気にした風もない。
「ん~、まぁ、今は忙しくないしいいよ~」
「ありがとうございます!!」
エルシェの言葉に抱き着くようにエルシェの巨乳に顔を埋める。
「すーーーーーーーはーーーーーーーーーーー!!!!!!! ああああああああああああああああ!! 今、僕の肺の中に最高のおっぱい成分が充満ちゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!!!!!!」
エルシェの巨乳に顔を埋めながらそう叫ぶアレス。ちなみに似たようなことをしたクリスタルショップの店主であるハインツはエルシェからやばい関節技をかけられて全治一季節の大けがを負ったのは完全に余談である。
「アレス、そろそろいい?」
「あ、はい。ありがとうございました!!」
「どういたしまして~」
そう言ってエルシェは厨房のほうに戻っていく。それを眺めながらむらくもは思わず口を開く。
「なんでエルシェはアレスのストレートのセクハラを許すんだ?」
「あ、それは共犯だからだね」
「共犯?」
seed隊員のアレスとレストラン店主のエルシェが共犯。いまいちむらくもにはピンとこない。
するとアレスは小声でむらくもに話しかけてくる。
「エルシェさんが料理上手なのはむらくももよく知っているよね?」
「まぁ、レストランやるくらいだしな」
むらくもの言葉にアレスは頷く。
「実はね、エルシェさんの料理って高く出荷できる料理があるんだ」
その言葉を少し吟味し、むらくもは思わず叫ぶ。
「お前まさか……!?」
「金策……金策だよ、むらくも。マージンもエルシェさん7で僕が2とても良心的さ」
「いや、でもよ……ん? 待て、それだと残りの1はどこに消えた?」
むらくもの言葉にアレスは爽やかな笑顔を浮かべる。
「僕が来てからseedリグバース署が大きくなったと思わない?」
「リヴィア署長もグルかよ……!!」
まさかのseedぐるみの不正であった。生真面目なスカーレット当たりが知ったら憤死するかもしれない。
「でもさ、聞いてくれよむらくも。僕は毎日みささぎさんに会いに行ってるし、あったら必ず挨拶するし、プレゼントも渡している。その甲斐あってモーニングコールまでしてくれるようになったんだ」
そこまで言うとアレスは悔しそうな表情で机を叩く。
「なのに何故渾身の告白は冗談に取られてしまうんだ……!!」
「そりゃお前会って早々に『おはようございます、みささぎさん!! 結婚してください!!』は冗談としかとられないだろ」
むらくもの当然すぎる指摘にアレスは心底呆れた様子で首を振るのに少しイラっとしたむらくもであったが、彼は大人なので机の下でアレスの脛を思いっきり蹴るだけに済ました。
蹴られた瞬間にものすごい表情になったアレスだったが、それでも表には出さずに言葉を続ける。
「いいかい、むらくも。君は弟だから気づいていないかもしれないけど、みささぎさんはとても素敵で魅力的な女性だ」
弟からしたら不条理が服を着て歩いているようなものであるが、まぁ、家族思いのいい姉であることは間違いないので黙って言葉を待つ。
「そんな素敵な女性がいつまでも独り身なわけがない!! つまり僕は未来の抜け駆け男に負けないために先手を打っているのさ!!」
「その先手のせいでプロポーズも冗談扱いされてるな」
「あ~! あ~! 聞こえない!!」
両手で両耳を塞ぐアレスに呆れながらむらくもはグラスを持つ。
「ほれ、それで今日もなんかいい作戦が思いついたんだろ? 聞いてやるから言ってみろ」
「そうなんだよ!! 今回の作戦でみささぎさんとゴールインで寸法よ!!」
たぶん無理だろうなぁ、とは大人なむらくもは口に出さなかった。
アレスくん
主人公。金髪優男風つよつよイケメンの皮を被った変態。みささぎさんガチ勢
むらくも
アレスくんの思い人であるみささぎさんの実弟。そのためアレスくんと割と仲が良いので色々アレスくんに振り回される
エルシェ
巨乳お姉さん。結婚できないバグ第二号
みささぎさん
女神。おい、みささぎさんと結婚できないバグが一向に直されないぞマーベ〇ス
初めての方ははじめまして、作者の作品をお読みの方はいつもありがとうございます。
この作品はsteamでルンファク5がセールにかかっており、「switchではやったけどまやあやるかぁ」と思って購入してやり始めたところ、当然のようにswitch版で結婚したかったみささぎさんに同じように狂った作者の狂気がこもった作品です。
おい、マー〇ラス、みささぎさんと結婚できるDLCを出すんだよ
龍の国ルーンファクトリーも楽しみですね。作者は初回は女主人公のカグヤと結婚するつもりです。
あのデザインで幼馴染属性は自分特攻すぎる。
え? やだなぁ、ひなちゃんとは結婚できませんよ。だって自分はひなちゃんのパパですから(錯乱