アークナイツRPG 実績『新人オペレーター』取得RTA any%(笑)   作:nine( ᐛ )

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プロットは作れる。脳内で状況も再生できる。
言語化ががが……

あ、そういえばこの作品に色が着きました(今更)
ありがてえ……


導きの行く先

 

 

迂闊だった。

まさか、燃料の残量をちゃんと確認していなかったせいで、よもや目的地にたどり着く前にガス欠を起こし車が使い物にならなくなるなど思いもよらなかった。

 

 

 

今私たちは、龍門近くの山の麓にて立ち往生している。スペクター曰く導きの場所は近いから問題はないそうだ。

……が、本当に大丈夫なのだろうか。

 

 

今更疑う訳では無いが、ウルサスとも炎国とも、もちろんカズデルとも離れている場所の、一見何の変哲もない山に一体何があると言うのか。

と言うか、ここから何処へ向かえばいい?

更に北か?それともこの山か?炎国方面かウルサス方面か、或いはカズデル方面へ戻るのか?

私にも導きとやらが感知できたならば早かったのだがな。

 

 

「 」

「…どうし、た?」

 

 

何て言っているんだ?

何かを発しているのは分かるのに、何も聞き取れない。まるで理解してはならない言語を口ずさまれているように感じる。

な、なんだ唐突に腕を掴んで。何かあったのか?何かが彼女の機嫌を損ねたのか?…いや、そういう訳では無いようだ。ただ唐突に引っ張られているな。引っ張る力が強く速度も普段の彼女とはかけ離れた速さだ。うん。

 

 

 

 

とても痛い

 

 

 

 

体勢を立て直す暇くらいはせめて貰えないだろうか?こんな木が鬱蒼とした山で引き摺られては流石に堪える。

……応答がない。というより、先程からずっと何かを呟き続けている。耳を傾けようが聞き取れる気がしない、いやむしろ理解しないように阻害されているのを感じる。

 

そういえば、今私はアンカーと大鋏の、獲物両方を抱えていて普通に重苦しいはずなのだが、物ともしないな。導きは身体能力にすら影響を与えるのか。それはもう導きというより最早別の悍ましい何かではないのか?

 

導きによれば目的地は近いと言っていたが、それは山中なのであろうか。いや山中であって欲しい。ただそうだとしても、この山に住む奇特な人物でもいるのか、それともこの山を傭兵団か何かでも通るのか。導きをしている者は何処まで知っていて、その知識でスペクターをどうしたいのだろうな。少なくとも彼の教会をから抜ける事は拒否しなかった以上、教会とは関係ない可能性が高いと思うが、如何なものか。

 

時に、長距離を移動してきたが、天災に一度も遭遇しなかったな。予兆らしきものも見受けられなかったし、既に近頃何処かで起きたのか、これから起きるのか。そもそも私は天災を見た事があるのだろうか?いや、少なくとも記憶は喪失しているために今現在の記憶では決して見た事はないはずではあるが。過去の喪う前の私はどうなのか。天災云々以前に何処で何をしていたかも分からないがな。いつか記憶を取り戻せる日は来るのだろうか。過去よりも今助かりたいのは事実だが。

 

 

 

……スペクターの動きが止まった。手も放り出されたな。

…………漸く終わった、のか。

…解放された……襤褸雑巾のような扱いがやっと終わった。思考を続けなければ既に意識を落としていただろうな……スペクターが誰かと話している……?あっマズイもう意識が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈???side〉

 

ふむ、先遣隊から連絡……『ロドス・アイランドへの入艦を希望する二人組と遭遇、保護。内片方は意識不明の重症であり、入艦の処理はいずれにせよ治療の緊急性あり』と。片やシスター服を着た丸鋸が武器の電波系のエーギル、片や装束を着込んだ大鋏と錨を持つ意識不明のエーギルか。

 

資料を読み込む限り、エーギルは進んだ科学力を持ち地上に住まう者を見下しているとの事だが……そんな者たちが入艦の希望か。怪しいことこの上ない。

……が、怪我人を放るのも医師の名折れであるのも確か。ともすれば十分に対抗手段を用意して丁重にお迎えしてあげようじゃないか。

 

 

 

「──という経緯だ、ケルシー。確かに事後報告になってしまった事は私の落ち度なので素直に詫びよう。だが今回は緊急性もあったためなんだ。だからせめて正座は止めさせてくれないか?」

「ほう、そこまで弁が回るならまだ頭も体も特に問題ないようだ。そしてドクター、君のその一時しのぎの謝意には何も意味がないということを先に伝えておこう。なぜならば、私が最も指摘するべき箇所はそこではないからだ。だがドクターがその箇所を最も重んじたのだとすれば、私はその事後報告についても説教させてもらおうか。」

「ひ、ひえぇ」

 

 

ケルシーがとても怖い。そんな怒らなくてもいいじゃんか……

 

 

「あの、ケルシー先生、ドクターも目覚めてからあまり経っていないのですし、その辺りでも…」

「いや、ダメだアーミヤ。むしろそのような状況であるからこそ、これからロドスの管理者に立つ者としての心構えを持ってもらわねばならないんだ。」

 

 

アーミヤの援護も虚しく、か……この感じ、1時間は硬いと見た(というかもう経験してる)。はぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈アンクside〉

 

やあ、私だ。

夢でナニカと闘っていた気もするが、それは一旦置いておこうか。

 

 

さて本題に入らせてもらおう。

今目の前には、顔色を険しくして長文で叱りを入れ続ける白フェリーン、叱られて縮こまっている黒外套の不審者、その2人の間で狼狽している黒コータス、そんな事知ったことではないとベッドを占領し寝る白フェリーン、同じく椅子に腰掛け本を読んでいるスペクターがいる。

その中で医療ベッドで寝かされていたようだ。なんだこれ。

 

まだ目を覚ました事が勘付かれていないようだが、むしろ居心地が悪いというもの。起きて早々、私は何を試されているというのだ。

 

 

 

…待てあの白フェリーン、聞き捨てならない事を言ったぞ。2()()()()()()()()()()()()()()()()?その訓練と扱いをどうするのか、だと?

話を聞く限りこの3人は組織の最高管理者なのであろうと考えられるが、まさかこんな怪しさしかない者たちの組織にスペクターは入るというのか?本当にそれは導きに従った結果なのか?あとついでに私も入れさせられるのか?

 

 

…まあ、いいか。

視界の端でスペクターが微笑んでいたようだが、まあなるようになるだろう。話も漁も、流れに乗っておくのがコツというものだ。

……今何かを思い出したような…

 

 





これで一応、題名に沿うなら完結です
ただ後日談書きたいし、潮汐の下も読了したから書きたいし、スカジも引けたから絡み作りたいし、作品としてはまだまだ続くんですよね

何かもっといい題名をください()
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