仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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103話 平成ライダーロックシード

 

葉月「せいっ!!おりゃあっ!!」

 

電王アームズとなった私は電王の専用武器デンガッシャーを手に迫り来る怪人達を切り裂いて行き、最後に思い切り上からデンガッシャーを叩きつけた。

 

葉月「行きますよ!!」

 

(電王・スカッシュ)

 

私はゲネシスドライバーを1回絞るとデンガッシャーを構えてエネルギーを溜め始めた。

 

葉月「私の…必殺技!!」

 

私はデンガッシャーから分離した剣先を上に下に振り回して操り周りの怪人へと叩きつけて最後に大きく振りかぶった。

 

葉月「そりゃあああっ!!」

 

私は怪人達を必殺技で切り裂き撃破するとすぐにゲネシスドライバーからロックシードを外して再び開錠してゲネシスドライバーに装着した。

 

(アギト)

 

(アギトアームズ•目覚めよその魂!!)

 

私の体を黄金色の鎧が覆い私の頭に銀色の角のような物が装着された。

 

葉月「はっ!!ふっ!!」

 

私はアギトアームズへとアームズチェンジを果たすと緑色の怪人に駆け出して思い切り拳を繰り出して遠くに跳ね飛ばしてしまった。

 

貴虎「水瀬!!」

 

葉月「貴虎さん…皆さん!!」

 

私の元に貴虎さんやミッチさんが勢揃いして私達は緑色の怪人に向き直り私達は同時に飛び上がった。

 

(アギト・スカッシュ)

 

4人のライダーキックが繰り出されて行き最後に私がレバーを1回絞り足先にエネルギーを集中させると空中にアギトの紋章のような物が現れて紋章を突き抜けて私は怪人に蹴りを放った。

 

葉月「はあーっ!!」

 

ウツボカヅラ怪人「クワァァァ…」

 

私達のライダーキックを受けてついに怪人は爆発してしまい私達はゆっくりと立ち上がって天守閣の方へと視線を向けた。

 

紘汰「セイハァァァ!!」

 

晴人「でやああああ!!」

 

天守閣のさらに上の方では武神鎧武に向けて必殺キックを放っている葛葉さんと晴人さんがおり武神鎧武に蹴りを浴びせていた。

 

葉月「葛葉さん…やりましたね…」

 

私は仮面ライダーのロックシードを外してマロンエナジーロックシードを装着して再び通常のヴィーナスへと戻ると貴虎さんが私の元へとやって来た。

 

葉月「やりましたね…」

 

貴虎「あぁ…」

 

ご神木が倒れているのが見えて中から大量の水が吹き出し始めて私達は空から降り注ぐ水を体に浴びていた。

 

葉月「ご神木の中に水が隠されていたなんて…」

 

私は鎧とアンダースーツを濡らしながらそう呟いていると貴虎さんは私の肩に手を置いた。

 

貴虎「水瀬…帰るぞ。」

 

貴虎さんが私の肩を掴み私を連れて帰ろうとしたが岩の方で隠れているチャッキーさんへと視線を向けると貴虎さんへと向き直った。

 

葉月「貴虎さん…私…まだやり残した事があるので先に帰っていて下さい!!」

 

貴虎「そうか…あまり遅くならないようにな…凌馬への報告もあるだろう?」

 

葉月「はいっ!!」

 

貴虎さんはどこかに去ってしまい私は岩場で隠れているチャッキーさんへと声を掛けた。

 

チャッキー「やったね葉月さん!!」

 

葉月「チャッキーさんが頑張ってくれたお陰ですよ!!」

 

私はチャッキーさんと勝利を噛み締めていると少し離れた所に葛葉さん達が舞さん達と合流しているのが見えた。

 

チャッキー「あっ…舞…」

 

葉月「あれ…舞さんだ…いつの間に…?」

 

チャッキー「ごめん葉月さん…もう1回ドライバー貸してくれる?」

 

葉月「…?いいですけど…どうしました?」

 

チャッキー「最後に舞と話しておきたくて…今はもう…会えないから…」

 

私はチャッキーさんにゲネシスドライバーを渡すとチャッキーさんはヴィーナスへと素早く変身して舞さんの方へと歩き出した。

 

 

晴人「んじゃ…俺達はこれで…」

 

(テレポート•プリーズ)

 

元の世界にテレポートした晴人達を見送っていた舞達はクラックを開くとクラックの中に入ろうとしたが舞が真っ先に帰ろうとした紘汰達を止めていた。

 

ミッチ「どうしました舞さん?」

 

舞「ごめん…謎の白いアーマードライダー見なかった?」

 

紘汰「えっ…」

 

舞「茶色い鎧の赤いベルトをしたアーマードライダーだよ!!」

 

ミッチ「それなら…さっきまで僕達と一緒に戦ってましたがどこかに行っちゃったみたいですね…」

 

舞「そんな…あの子とゆっくり話したかったんだけどな…」

 

紘汰「おいっ…もしかしてあいつじゃないか?ほら…こっちに歩いてくる…」

 

紘汰は舞の後ろからゆっくりと歩いてくるヴィーナスの姿を見つけるとヴィーナスへ向かって手招きをしていた。

 

チャッキー「……」

 

舞「ごめん…3人とも、2人だけで話したいからちょっと待ってて…」

 

舞はヴィーナスの手を握るとそのまま離れたところにヴィーナスを連れて行ってしまった。

 

 

チャッキーSide

 

私は舞に手を掴まれ人気のない場所へと連れて行かれてしまい不意に舞は立ち止まると私の方へと向き直った。

 

舞「さて…ここなら誰にも見られてないよね?」

 

チャッキー「……」

 

舞「貴方…チャッキーでしょ?」

 

チャッキー「あ…」

 

舞「チャッキーなんでしょ?私にはわかる!!」

 

私は正体を言い当てられてしまい狼狽えるがなんとか誤魔化そうと声を変えて後ろを向いた。

 

チャッキー「あー…チャッキーなんて知らないよ?人違いなんじゃ…」

 

私がなんとか誤魔化そうと舞に背中を向けて声を低くして話したが舞は私の前に回り込んでしまい私の顔を覗き込んだ。

 

チャッキー「なっ…何?」

 

私はなんとか誤魔化そうと次の手を考えていると舞は私の腰に装着してあるゲネシスドライバーをじっと見つめるとマロンエナジーロックシードに触れて蓋を閉じてしまった。

 

チャッキー「あっ…」

 

舞はマロンエナジーロックシードの蓋を閉じるとそのままロックシードをゲネシスドライバーから外してしまい私は強制的に変身が解けてしまい素顔を晒してしまった。

 

舞「やっぱり…チャッキーだった…」

 

チャッキー「舞は鋭いなぁ…天守閣で思わず声を上げちゃったからかなぁ…」

 

私は正体を見破られてしまい思わず頭を掻くがすぐに舞へと正面から向き直った。

 

舞「貴方は私達の世界のチャッキーじゃないよね?私達の世界のチャッキーは今頃…」

 

チャッキー「多分、リカとラットと一緒に沢芽で待ってると思うよ?」

 

舞「そうなんだ…もしかして貴方は未来の世界のチャッキーだったりする?」

 

チャッキー「そこまでわかるんだ…でも私とは若干世界が違うみたい…」

 

舞「どう言う事?」

 

チャッキー「確かに今の舞からしたら私は未来の人間だけど…なんと言うか…若干似てるようで違う世界?みたいな感じ!!」

 

舞「なんか…よくわからないね!!」 

 

チャッキー「うん…うまく説明出来なくてごめん…」

 

私達はつい笑ってしまい昔一緒に笑い合っていた事を思い出していた。

 

舞「チャッキー…アーマードライダーになったんだ?見た事ないベルトだね?」

 

舞は私の腰に装着されているゲネシスドライバーへと視線を移すと私はドライバーのレバーを軽く握って見せた。

 

チャッキー「これは大切な親友から貸してもらったんだ…私は今、その人を支えたくて色々と頑張ってるんだ…」

 

舞「えっ…何?彼氏?」

 

チャッキー「えっ…違うよぉ…年上の女の人だよ…」

 

舞「へぇ…その人私の世界にもいるかな?会って見たいな!!」

 

チャッキー「会えるよきっと…私達が危機に陥ったら助けてくれるんだ…まるで紘汰さんみたいに!!」

 

舞「そっか…みんなのヒーローだねその人…!!」

 

チャッキー「親友だけど…同時に私の憧れでもあるんだ…」

 

それから私は久しぶりの舞との会話に話が弾んでしまうが別れの時が刻一刻と近づいていた。

 

 

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