仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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107話 デェジュシャシュ

 

チャッキー「わっ…痛ぁ!!」

 

葉月「ん…わあっ…痛あぁ…」

 

気づくと私は現実世界に戻って来ており先に目覚めていたであろうチャッキーさんが私の顔を覗き込んでおり目覚めた衝撃でお互いの顔面をぶつけてしまい私達は痛みでその場をのたうち回った。

 

葉月「ご、ごめんなさいチャッキーさん!!顔、大丈夫ですか?」

 

チャッキー「私は大丈夫だよ…それより私達戻って来れたんだよね?」

 

葉月「そうですね…」

 

私達は出発前の神社の本殿の中であり改めて無事に戻ってこれた感じた。

 

葉月「うぅん…まるで長い映画をみていた感覚…」

 

私はずっと横になっていたので体が若干鈍っており感覚を取り戻すために体をほぐし始めた。

 

チャッキー「あれ…シロちゃんは?」

 

葉月「あれ…いないですね?買い出しにでも行ったんでしょうか?」

 

本来は現実世界で意識の無い私達の体を守ってくれていた筈なのだがシロちゃんはその場には居なかったのである。

 

葉月「外を探してみましょう!!」

 

チャッキー「うん!!」

 

私達は本殿から出ると神社の入口まで行こうと階段を駆け降りると階段の下にシロちゃんが立っているのが見えて私達はシロちゃんへと声を掛けた。

 

葉月「シロちゃん…戻りましたよ…一体何かあったんですか?」

 

シロ「お、お姉ちゃん…」

 

シロちゃんの顔は真っ青であり額からは汗が流れており只事では無いことが起こった事が伺えた。

 

葉月「何があったんですか!?」

 

チャッキー「葉月さん…あれ!!」

 

葉月「なっ…あれは…!?」

 

チャッキーさんが何かに気づいて指を指しており私もチャッキーさんが指し示す方向を見るとそれは空中にたくさんのクラックが空いており中からインベスが呼び出されているようだった。

 

チャッキー「インベスが…」

 

葉月「嘘…今更どうしてクラックがこんなに…」

 

シロ「こんな事出来るのは…ロシュオかあいつぐらい…」

 

チャッキー「とにかく今はみんなと合流しよう!!」

 

葉月「はいっ!!」

 

私達は目を合わせると神社を抜けて沢芽市内の方へと走り出した。

 

シロ(ロシュオはもう居ない…じゃあ他にこんな事が出来るのは… デェジュシャシュ…お兄ちゃん…?)

 

 

 

-沢芽市中心-

 

ザック「ぐはぁ…」

 

ペコ「ザック…しっかりしろ!!」

 

その頃ザック達は沢芽市中心に突如として現れたクラックを処理していたが突如目の前に大きなクラックが生成されると中から黒い武装したインベスが姿を現して襲い掛かりザックは攻撃を受けて地面に倒れてしまった。

 

???「沢芽市のアーマードライダーはその程度か?つまらないな…」

 

ザック「何だと…うっ…」

 

リカ「チャッキー…葉月さん…早く来て…」

 

ラット「くっ…2人は電話に出てくれないか!?」

 

リカ「駄目…繋がらない…」

 

???「このままお前を地獄へ送ってやろう…」

 

謎の黒いインベスが剣をザックに振り翳そうと振り上げたが突如後ろから銃撃を受けて動きを止めた。

 

光実「アンタ…何者だ!?何が目的なんだ!?」

 

???「呉島光実か…貴様も復讐すべき相手…貴様の兄…呉島貴虎はどうした?」

 

光実「兄さんを知っている!?」

 

???「ふむ… 駆紋戒斗と葛葉紘汰、そして天空寺タケルも居ないようだな?」

 

光実「紘汰さんまで知っている?それに天空寺タケル?」

 

ザック「貴様一体何者なんだ!?」

 

???「私の名はデェジュシャシュ!!貴様ら猿共に復讐するために未来から来た!!」

 

光実「まさか…未来のオーバーロード!?」

 

デェジュシャシュ「私を滅ぼしたライダー共に復讐するために未来で蘇り、この時代にやって来たのだ!!」

 

ザック「未来からの襲撃者だと…!?」

 

デェジュシャシュ「今こそ貴様らを殺して世界を私の物にするのだぁ!!」

 

光実「ハアアアアア!!」

 

デェジュシャシュ「ハァァ!!」

 

光実「ぐはっ…何だ…この桁違いのパワーは…?」

 

デェジュシャシュは光実の銃撃を剣で防ぐとそのまま剣で一方的に光実に斬撃を与えて地面に倒れたところを光実の背中を踏みつけ始めた。

 

デェジュシャシュ「呉島光実…まずは貴様からだ!!」

 

リカ「ミッチ!!」

 

デェジュシャシュが剣を振り上げるがそこに体勢を整えたザックが割って入り剣を拳で受け止めたがすぐに剣から放つ衝撃波で吹き飛ばされてしまった。

 

ザック「ぐっはぁ…」

 

光実「ザック!!」

 

デェジュシャシュ「ハハハハハ…どうした…もう終わりか?」

 

ザック「くっ…ミッチ!!」

 

光実「うん!!」

 

 

(ブドウ・スパーキング)

 

(クルミ・オーレ)

 

デェジュシャシュ「無駄だ…」

 

光実とザックは戦極ドライバーのブレードをそれぞれ操作して技を放つがデェジュシャシュのバリアに防がれてしまい反撃の斬撃を浴びて再び地面に伏せた。

 

ザック「ぐっ…」

 

光実「僕達の技が効かない…」

 

デェジュシャシュ「これで終わりだ…ハアッ!!」

 

光実「ぐはっ…!?」

 

デェジュシャシュは剣を振り上げると剣は巨大な大剣へと変わりデェジュシャシュは大剣を振り上げるとザックと光実は衝撃波で跳ね飛ばされてしまい変身が強制的に解けてしまった。

 

デェジュシャシュ「愚かな猿どもが…」

 

凰蓮「メロンの君が留守のこの沢芽を貴方の好きにはさせないわ!!」

 

城乃内「凰蓮さん…やっぱり生身は無理ですよ…」

 

光実にとどめを刺そうとしたが突如として現れた凰蓮と城乃内がデェジュシャシュの体に組みついていた。

 

デェジュシャシュ「猿どもが!!」

 

凰蓮・城乃内「「うわあああああ…」」

 

デェジュシャシュは2人の体を掴むとそのまま放り投げてしまい2人は地面を何度も跳ねて地面に伏せた。

 

城乃内「やっぱりベルトが無いと…」

 

凰蓮「なんて…強さなの…?」

 

デェジュシャシュ「死ねぇ!!」

 

???「待ちなさい!!」

 

再び剣を振り上げようとしたが突如女性の静止する声が響いてデェジュシャシュは動きを止めた。

 

葉月「皆さん遅れてごめんなさい!!」

 

凰蓮「お、お嬢さん…」

 

城乃内「遅ぇぇよ…うぐっ…」

 

そこに現れたのは葉月とチャッキーとシロの3人であり3人の姿を見るなりデェジュシャシュは目を丸くした。

 

デェジュシャシュ「まだ猿が残っていたか…何者だ!?」

 

チャッキー「そっちこそ何者なの!?まさか…オーバーロード!?」

 

シロ「アイツはデェジュシャシュ…私のお兄ちゃんだよ…」

 

葉月「お兄ちゃん!?まさか…!?」

 

デェジュシャシュ「その声…貴様、デェングムボシュか?なぜ人間の姿をしている!?」

 

シロ「私は人間になりたい…人間の服を着て人間と同じ生活をして…完全な人間になるの!!」

 

デェジュシャシュ「猿にそそのかされたか…フェムシンムの誇りを忘れたか!!我が妹よ!!」

 

シロ「これ以上人間を傷つけないで!!」

 

デェジュシャシュ「我が妹を従えたのか…貴様の仕業か!!」

 

葉月「なっ…」

 

デェジュシャシュは葉月の目を見ると怒り狂い始めて葉月の方を恐ろしい表情を向けた。

 

デェジュシャシュ「貴様…何者だ?私の知っている未来では貴様の存在など知らぬ!!」

 

葉月「私は呉島葉月!!貴虎さんに代わって…今の沢芽市を守る者!!」

 

デェジュシャシュ「呉島だと…貴様、呉島貴虎の妻だと言うのか!!」

 

葉月「それがどうしたって言うんですか!!」

 

デェジュシャシュ「貴様を殺せば呉島貴虎も姿を現してくれると思ってな!!丁度いい!!」

 

葉月「何を勝手な事を…貴方は私が止めます!!」

 

シロ「お姉ちゃん、駄目… デェジュシャシュには勝てない…今は逃げて!!」

 

葉月「逃げろって言われてもみんなを見捨てることなんて…私には出来ない!!」

 

私はシロちゃんに逃げるように言われてしまうが私はゲネシスドライバーを装着してマロンエナジーロックシードを構えて解錠した。

 

葉月「変身!!」

 

(マロンエナジー)

 

(ロックオン・リキッド)

 

(マロンエナジーアームズ)

 

ファンファーレの音がロックシードから響き渡り、私はヴィーナスに変身を果たすとソニックアローを構えてデェジュシャシュへと刃を向けた。

 

葉月「貴方は…私が止めます!!」

 

 

 

 

 

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