仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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108話 危機

 

デェジュシャシュ「貴様の命を貰うぞ!!」

 

葉月「はあっ!!」

 

私はソニックアローを構えてすぐに射撃の体勢に入るがデェジュシャシュと呼ばれる黒いオーバーロードは剣を使って私のソニックアローの一撃を弾き返してしまっていた。

 

デェジュシャシュ「ハアッ!!」

 

葉月「きゃあっ…」

 

私は下から掬い上げられれように斬られてしまい吹き飛ばされて背中から地面に落下してしまった。

 

葉月「ぐっ…貴方…シロちゃんのお兄さんなんでしょう…何でこんな事を…」

 

デェジュシャシュ「シロ?あぁ…デェングムボシュの事か。出来の悪い愚かな妹よ…アイツは我の事を常に邪魔して来た…」

 

シロ「それは…お兄ちゃんが行く先々で世界を滅ぼそうとしたから…」

 

デェジュシャシュ「強き者が世界を制する…弱い奴は強者に食われるのみ…」

 

葉月「そんな勝手な事を…」

 

デェジュシャシュ「だが…もはや人の姿となったお前程度では私を止める事は出来ない!!」

 

デェジュシャシュは私の首を掴むとそのまま持ち上げてしまい私は必死に拘束から逃れようとバタバタと足を振って抵抗した。

 

葉月「あっ…うっ…かはっ…」

 

デェジュシャシュ「このまま首の骨を折ってやろう」

 

シロ「やめてぇぇぇ!!」

 

葉月「シ…ロ…ちゃ…」

 

シロ「ああああああっ!!」

 

シロちゃんは白い剣では無く白い槍のような物を呼び出すとデェジュシャシュへと叩きつけようとしたがデェジュシャシュは私を離すとそのまま投げ飛ばしてしまい直後に自身の剣で槍を受け止めていた。

 

シロ「ぐっ…ううううう…」

 

デェジュシャシュ「人の身でありながらまだそんな力を持っていたか…だが!!」

 

シロ「うっ…あぁ…」

 

デェジュシャシュは剣を持つ手に力を込めると槍を思い切り跳ね上げてしまい体勢を崩したシロちゃんの体を剣で斬りつけてしまった。

 

シロ「ぐふっ…」

 

シロは口から緑色の血を吐いてしまい直後、デェジュシャシュの拳を受けて地面に倒れてしまった。

 

デェジュシャシュ「じっくりといたぶってやろう…愚かな妹よ…」

 

葉月「やめて!!」

 

(ロックオン)

 

葉月「はあああああ…はあっ!!」

 

(マロンエナジー)

 

私はシロちゃんへと迫るデェジュシャシュに向かってソニックアローの一撃を放とうとロックシードをソニックアローに装着して弦を引き絞って弓を放った。

 

デェジュシャシュ「無駄な事を…ハアッ!!」

 

葉月「なっ…うっ…嘘…」

 

デェジュシャシュが手を翳すと私のソニックアローの一撃は空中で静止してしまい私は攻撃を止められてしまい驚愕してしまった。

 

デェジュシャシュ「終わりだ…」

 

葉月「あっ…きゃああああ!!」

 

デェジュシャシュは翳した手を振り払うような動作をすると静止した弓が回転して私の方へと向きそのまま攻撃が再開してソニックアローの一撃は私の方へと放たれてしまい私は防御もする余裕もなく攻撃を受けてしまった。

 

葉月「がはっ…うぅ…」

 

私は頑丈なマロンの鎧を身に纏っていたが自身の技により大ダメージを受けてしまい鎧から白い煙を上げながら地面に崩れ落ちた。

 

シロ「お姉ちゃん!!」

 

デェジュシャシュ「さぁ…愚かな妹よ…私の元へと戻って来るのだ!!共に人間共を滅ぼして地球を我々が支配するのだ…!!」

 

シロ「嫌…嫌だ!!人間を滅ぼすなんて許せない!!だって…私もいつか人間になるんだから!!」

 

デェジュシャシュ「人間になる…だと?そこまで愚かだったとは…愚かな妹よ!!」

 

シロ「がはっ…」

 

デェジュシャシュはシロの首を掴み締め上げるとそのまま締め上げ始めてシロは苦痛な喘ぎ声を漏らしながら足をバタバタ振って必死に抵抗していた。

 

デェジュシャシュ「お前など…もはや私の妹では無い。ここで死ぬがいい!!」

 

シロ「あ…うぁ…ぁ…」

 

デェジュシャシュは片手でシロの首を絞めながらもう片方の手に握らせた黒い剣をシロの心臓目掛けて突き刺そうとしたがデェジュシャシュは背後に気配を感じて振り返った。

 

葉月「はぁ…はぁ…シロちゃんを…離…せ…」

 

デェジュシャシュ「邪魔をするな!!」

 

葉月「がっ…あぐっ…」

 

私はデェジュシャシュの腰を掴み必死にシロちゃんから離そうと力を込めるが、私の方へと向き直ったデェジュシャシュの斬撃を浴びて再びダメージを受けた。

 

デェジュシャシュ「トドメだ…ハアッ!!」

 

葉月「ぐああああああっ…」

 

私は斬撃により吹き飛ばされて地面を何度も跳ねながら地面に倒れてしまい、ゲネシスドライバーからマロンエナジーロックシードが外れて遠くに転がって行き変身が強制的に解除されてしまった。

 

葉月「まだ…まだ…です…」

 

私は遠くに転がってしまったマロンエナジーロックシードを拾うのを諦めて懐からピーチエナジーロックシードを取り出すと倒れたまま開錠した。

 

(ピーチエナジー)

 

葉月「ぐっ…変…身…!!」

 

(ロックオン・ソーダー)

 

(ピーチエナジーアームズ)

 

私はマリカに変身を果たすと再びソニックアローを握り射撃を行うが、もはやデェジュシャシュは回避する動きすら見せず軽く手を振っただけで私の攻撃をいなしてしまった。

 

デェジュシャシュ「ハアッ!!」

 

葉月「がっ…あぁっ…」

 

私は再び斬撃を浴びて体勢が崩れてよろめいてしまい再び斬撃浴びそうになるが、ソニックアローを構えてなんとか剣を受け止めた。

 

シロ「やあっ!!」

 

デェジュシャシュ「愚かな…」

 

シロちゃんがデェジュシャシュの横から槍を繰り出すが、私のソニックアローを片手だけで受け止めたままもう片方の手でシロちゃんの槍を掴んで止めてしまった。

 

シロ「そ、そんな…きゃっ…」

 

シロちゃんは槍を掴んだまま足払いを掛けられると転倒してしまいそのまま私のソニックアローを跳ね上げると私に斬撃を浴びせてしまった。

 

葉月「ぐふっ…」

 

デェジュシャシュ「今度こそ…お前を始末してやろう…ハアッ!!」

 

デェジュシャシュは私の隣に倒れたシロちゃんに狙いを定めたようで大きく剣を振り上げるとそのまま力任せに振り下ろした。

 

葉月「シロちゃん!!がはっ…」

 

シロ「お姉ちゃん!?」

 

私はシロちゃんが殺されてしまうと思い咄嗟にシロちゃんに覆い被さりデェジュシャシュの攻撃を自身の体で庇って斬撃を受けた。

 

デェジュシャシュ「裏切り者を庇うか…だがいつまで持つかな?」

 

葉月「がっ…ぐっ…うぁっ…」

 

私の背中に何度も剣の連続攻撃が叩き込まれてしまいピーチの鎧が火花を上げてしまい深い傷が刻まれていった。

 

シロ「もういい…このままじゃお姉ちゃんが死んじゃうよ!!」

 

葉月「私が…ま…も…る…から…大丈夫…だよ…?」

 

マロンの鎧に比べて装甲が薄く防御力が薄いマリカでは長くは持ちそうに無いようで強力なオーバーロードの攻撃により段々とピーチの鎧にヒビが入り始めていた。

 

葉月(まずい…このままじゃ鎧が持たない…)

 

私のピーチの鎧はついに砕け始めており砕けた欠片が地面にボロボロと落ち始めていた。

 

デェジュシャシュ「2人纏めて死ぬがいい!!ハアッ!!」

 

葉月・シロ「「うわああああああ…」」

 

ついに私の鎧も限界を迎えたようで最後の一撃を浴びてしまい私とシロちゃんは吹き飛ばされてしまい私とシロちゃんはそれぞれ離れた所まで吹き飛ばされてしまい私は再び地面をうつ伏せに転がってそのまま変身解除されてしまった。

 

デェジュシャシュ「愚かな猿め…散々私の邪魔をしおって…」

 

葉月「うぅ…」

 

デェジュシャシュはうつ伏せに倒れた私を蹴り仰向けに転がすと私の腰のゲネシスドライバーに手を伸ばすとピーチエナジーロックシードを掴み上げた。

 

葉月「やめ…て…離…して!!それは…」

 

デェジュシャシュ「貴様もこれで終わりだ…フン!!」

 

葉月「ぐっ…あぁ…」

 

私はゲネシスドライバーからピーチエナジーロックシードを外そうとするデェジュシャシュの腕を掴み必死に抵抗するが私の手を払い除けると、とうとうピーチエナジーロックシードがドライバーから外されてしまい奪われてしまった。

 

デェジュシャシュ「フン!!」

 

葉月「あ…あぁ…そんな…ロックシードが…」

 

私の湊先輩から託されたピーチエナジーロックシードはデェジュシャシュの手により砕かれてしまいバラバラになったロックシードの破片が無惨な姿を晒してしまった。

 

 

 

 

 

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