私は葛葉さんのソニックアローを弾き上げて自身のソニックアローを叩きつけるが同じソニックアローで防がれてしまった。
紘汰「アンタ達は本当に街の皆をボタン1つで皆殺しにしようとしてたのか!!」
葉月「具体的な対策案が無ければ…そうしないといけないんです!!」
紘汰「何の罪も無い人達を大勢見捨てて…何が未来だ…ふざけんな!!」
葉月「やぁっ!!」
紘汰「ぐあっ…」
私は葛葉さんに蹴りを放ち葛葉さんを壁際へと蹴り飛ばし、すぐにソニックアローを葛葉さんに叩きつけるが私の攻撃を同じソニックアローが防ぎ再び鍔迫り合いの状態になる。
葉月「どんな事でも犠牲は付き物です!!そんな事もわからない子供ですか貴方は!?」
私は勢いのままソニックアローの射撃を至近距離で放ち葛葉さんを吹き飛ばした。
紘汰「犠牲だと!!」
葉月「ビートライダーズによる戦極ドライバーの実験…その結果として亡くなったしまった方々!!皆さん希望のための礎となりました!!」
紘汰「冗談じゃねぇ!!犠牲のための希望なんて冗談じゃねぇんだよ!!」
葉月「…なっ…!?くっ…」
私は葛葉さんに蹴りでソニックアローを薙ぎ払われてしまい勢いのままソニックアローの斬撃を受けてしまう。
紘汰「何の罪を無い人達を皆殺しにしてお前は心は傷まねぇのかよ!!」
葉月「私は…皆さんを…きゃああっ!!」
私は葛葉さんの言葉の正論に反論出来なくなり、反撃の手が止まってしまい、私は徐々に葛葉さんのペースに呑まれてダメージを受け始めた。
紘汰「そんな物はただの絶望だぁ!!」
葉月「きゃああああ!!」
私は攻撃を躱しきれずに再びダメージを受けてしまい、とうとう制御室の入口付近まで追い詰められてしまった。
紘汰「オラァ!!」
葉月「ぐっ…ううう…」
ソニックアローの斬撃を私はなんとか受け止めたものの制御室へと足を踏み入れておりもうすぐそこまで追い詰められていた。
貴虎「水瀬!!」
葉月「ぐっ…貴…虎…さん…」
(オレンジオーレ・ジンバーレモンオーレ!!)
葛葉さんはブレードを2回切りソニックアローにエネルギーが充填されて必殺技の構えに入り私は冷や汗を掻いた。
葉月(まずい…今、私が避けたら後ろに人達に当たっちゃう…)
私は後ろにいる社員を守る為にわざと攻撃を受ける為に防御姿勢をとるが葛葉さんは躊躇いもせずに私に必殺技を繰り出した。
紘汰「セイハァァ!!」
葉月「きゃあああああ!!」
貴虎「水瀬!!」
貴虎さんが叫ぶが私は葛葉さんの攻撃を受けてしまい衝撃で吹き飛ばされて机や椅子を巻き込みながら倒れ込み変身が強制的に解けてしまい、私のゲネシスドライバーとマロンエナジーロックシードが腰から外れて床に音を立てて転がり、転がったマロンエナジーロックシードを葛葉さんが拾い上げた。
貴虎「水瀬!!しっかりしろ!!」
葉月「うっ…貴虎…さん…ごめん…なさい…私じゃ彼を止められませんでした…」
貴虎「無茶をさせてすまない…あとは私が…」
貴虎さんは倒れる私を介抱すると今度は私を庇いながら葛葉さんの正面に立った。
紘汰「あんたは!!」
貴虎「葛葉紘汰!!お前は既に犠牲によって救われている…まだ気づいていないのか…?」
紘汰「何の事だよ!?」
私のマロンエナジーロックシードを持ったまま葛葉さんは貴虎さんに食ってかかるが貴虎さんはパソコンの画面を操作すると研究記録の中からcase file167と呼ばれる動画を再生し始めた。
紘汰「あっ…裕也!?」
葛葉さんは変身を解除して画面を食い入る様に見始めたそこに映っていたのはチーム鎧武のリーダーの角居裕也と呼ばれる人物であり何故かヘルヘイムの森の中に居た。
貴虎「あの日の出来事は全て調査隊のカメラが記録していた。」
映像を見ると角居裕也と呼ばれる人物がヘルヘイムの実を食べてしまいインベスへと変貌していく様子がはっきりと捉えられていた。
貴虎「覚えているだろう…お前が初めてアーマードライダーとして倒したインベスを…」
紘汰「裕也…そんな…まさか…」
葉月「葛葉さん…」
私は倒れたまま葛葉さんの方を見ると葛葉さんは映像に見たショックからか後ろへ後ずさってしまう。
貴虎「咎めはしない…あの時戦っていなければお前達は殺されていた。」
紘汰「俺は…俺は…」
とうとう葛葉さんはガクッと崩れ落ちてしまい、床に座り込んでしまった。崩れ落ちたと同時に体の力が抜けたのか私のマロンエナジーロックシードが手から離れて再び床に音を立てて転がった。
貴虎「かつてお前は友人の命を犠牲にして希望を掴み取った。その行いを否定するなら絶望するがいい…あの時守り、救った命と生き延びた自分にな…」
床に落ちた私のマロンエナジーロックシードを拾い上げながら貴虎さんはそう言い放つと葛葉さんは何を言い返せずに俯いて動かなくなってしまった。
葉月「葛葉さん…」
私は葛葉さんが心配で駆け寄ろうとしたがダメージで動けず倒れたまま座り込んで動かない葛葉さんを見つめる事しか出来なかった。