仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

121 / 281
121話 アテナ

 

シロSide

 

サガラ「よおっ!!」

 

シロ「蛇?ううん…こっちの世界ではサガラって呼ばれてるんだっけ?」

 

私の目の前にはサガラが立っており私はすぐに警戒を解いてサガラと向き合った。

 

サガラ「ようやくその果実を扱うに相応しい者になれた様だな?」

 

シロ「相応しい?」

 

サガラ「大切な者を守るためにお前自身が立ち上がる覚悟を決めた事だ!!」

 

サガラが私の手に持っている銀色の果実へと視線を向けると私は果実をじっと見つめた。

 

ロシュオ「彼女が銀色の果実を体内で熟成させるとはな…やはり偶然では無かったのか…」

 

サガラの隣に王様が現れて私の銀色の果実に向かって視線を向けていた。

 

シロ「王様!?」

 

ロシュオ「呉島葉月が死してなお体内の銀色の果実の種を成長させ果実へと熟成させる事が出来たかわかるか?」

 

シロ「そ、それは…」

 

サガラ「それはだな…彼女は死の直前まで諦めず大切な人を守る為に戦った…つまり決して折れない不屈の闘志を見せたからだ…」

 

シロ「不屈の闘志…」

 

ロシュオ「黄金の果実を模倣した果実とはいえ銀色の果実は強大な力を持つ…ただ自身の欲の為に利用しようとする者には真の力を与えてはくれない。」

 

サガラ「大切な者を守ろうとする不屈の闘志を持つ者に真の力を与えるのが黄金の果実の本質だからな…」

 

シロ「じゃあ私が持つこの果実も…?」

 

サガラ「お前が持つ果実もお前の呉島葉月のために戦おうと決意を固めた事で本当の力を引き出せる様になったようだ」

 

シロ「この果実の本当の力…?」

 

???「今のその果実の力なら君の助けになってくれる筈だよ」

 

シロ「貴方は…?」

 

そこに謎の男性が現れて私に向かって微笑むと私の銀色へと視線を向けた。

 

シロ「貴方もしかしてシャムビシェ?」

 

ラピス「そうだよ…かつてコウガネとの戦いでも紘汰と葉月は諦めなかったんだ…そして僕自身も…!!」

 

シロ「貴方も…?」

 

ラピス「僕はかつて諦めようとしてた…でも紘汰と葉月の戦う姿を見て僕も戦う勇気が湧いたんだ!!」

 

シロ「戦う姿…」

 

ラピス「君も僕と同じで大切な人のために正しく力を使う事ができる筈だよ?」

 

シャムビシェは私の銀色の果実に手を翳すと銀色の果実が発光し私は目を瞑ってしまうが恐る恐る目を開けると銀色の果実はロックシードへと変化していた。

 

ラピス「ロックシードに変わった…?」

 

変化したロックシードはL.S SILVERと記載がある銀色のリンゴのロックシードであり私は思わずロックシードをじっと見つめた。

 

ロシュオ「お前はかつて大切な人を守れなかった…だが今のお前ならその果実の真の力を引き出して愛する者を助ける事ができるだろう…」

 

シロ「おじいちゃん…」

 

かつて私をお世話してくれた神主のおじいちゃんを助けられなかった事を思い出しているとサガラが私に何かを投げ渡して来たので私はそれを慌てて受け取った。

 

シロ「戦極ドライバー…」

 

サガラ「俺はいつでもお前らを見守ってるぜ?」

 

 

直後私は謎の空間から弾き出されたようで目を開けるとそこには目を覆っているデェジュシャシュの姿があり後ろを振り返ると倒れたままのお姉ちゃんが驚きの表情を浮かべていた。

 

葉月「シロちゃん…?」

 

シロ「お姉ちゃん…お姉ちゃんがみんなを守るなら…私がお姉ちゃんを守るよ!!」

 

葉月「えっ…私を…?」

 

デェジュシャシュ「小細工を…そんな果実如きで何が出来る!?」

 

シロ「私が大切な人を守りたいって思う気持ち…そんな気持ちが私に戦う力をくれるの!!」

 

デェジュシャシュ「何だと?」

 

私は戦極ドライバーを取り出して腰に当てると黄色のベルト帯が私の腰に巻き付いて固定されてフェイスプレートには見た事ないライダーの顔が浮かび上がった。

 

(シルバー!!)

 

私は銀色のロックシードを開錠すると銀色の鎧が空中に出現して私はすぐに戦極ドライバーにロックシードを装着してハンガーを閉じた。

 

(ロックオン)

 

戦極ドライバーから法螺貝のような待機音声が流れてて私はブレード部分に手を掛けた。

 

(ソイヤ!!)  

 

 

シロ「変身…」

 

私はブレード部分でロックシードの断面をカッティングすると私の体を白いアンダースーツが覆いその上から銀色の鎧が被さり展開すると私の体に装着された。

 

 

(シルバーアームズ!白銀ニューステージ!)

 

 

私は変身を完了させるとその手に蒼銀杖と呼ばれる杖を掴み取りデェジュシャシュに向かって杖先を向けた。

 

デェジュシャシュ「バカな…変身だと!?」

 

チャッキー「シロちゃんが…」

 

葉月「変身した…」

 

シロ「私の名前はシロ…アーマードライダー…アテナ!!」

 

近くでお姉ちゃん達が私の変身した姿に驚いていたが私はすぐに杖をデェジュシャシュへと向けて杖から光弾を放ち、デェジュシャシュは攻撃を受けて後ろに下がった。

 

デェジュシャシュ「貴様がアーマードライダーに変身するとは…貴様のその力は一体何なのだ!?」

 

デェジュシャシュが私の銀のロックシードを見てそう呟くと私は杖先を再びデェジュシャシュへと向けた。

 

シロ「これはみんなの希望…大切な人を守る為の希望の果実なの!!」

 

デェジュシャシュ「ふざけるな!!」

 

シロ「そりゃっ!!」

 

怒り狂ったデェジュシャシュが剣を振り翳すが私は杖で攻撃を受け止めてそのまま胸を蹴り後ろに後退した。

 

(ダイカイガン!ガリレオ!オメガドライブ!)

 

デェジュシャシュ「この攻撃を耐えられるか!!」

 

デェジュシャシュはドライバーを操作すると私に向かって隕石を降らせて攻撃しようとするが私も既にドライバーのブレードに手を掛けていた。

 

(シルバースカッシュ)

 

シロ「はっ!!」

 

私の杖から銀色の果実のエネルギー弾がいくつも召喚されて果実のエネルギー弾が隕石を全て砕き最後にデェジュシャシュへと炸裂した。

 

デェジュシャシュ「グアアッ…」

 

デェジュシャシュは私の技を受けてついに地面に倒れ込み私は杖をくるくる回転させると地面に突き立てた。

 

シロ「もう…終わりだよ」

 

デェジュシャシュ「終わりだと…?フハハハハ!!」

 

シロ「なっ…」

 

私は突如笑い声を上げたデェジュシャシュに警戒するがデェジュシャシュは懐から3つ目の眼魂を取り出して構えていた。

 

デェジュシャシュ「私に3つ目を使わせた事は褒めてやろう!!だが…これで貴様もおしまいだぁぁ!!」

 

 

(アーイ!)

 

(バッチリミナー!バッチリミナー!)

 

(カイガン!近藤 !!土方 !!沖田!!君と肩組み!新選組!!)

 

 

デェジュシャシュはまた違う姿へと変身を完了させてこちらに剣を向けた。

 

葉月「新撰組…?」

 

デェジュシャシュの新しいフォームは新撰組の羽織を身に纏いマスクには誠の文字が描かれていた。

 

デェジュシャシュ「行くぞぉぉ!!」

 

シロ「くっ…負けない!!」

 

新たな変身を遂げたデェジュシャシュ相手に私は杖を手に駆け出してお互いの武器がぶつかり合い火花を散らした。

 

 

シロ「くっ…ううう…」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。