仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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122話 最後の希望

 

葉月Side

 

私は戦極ドライバーにてアーマードライダーとなったシロちゃんとデェジュシャシュの戦いを見守っていたがデェジュシャシュが新しい姿へと変わったのを見るなり慌てて体を起こした。

 

葉月「またフォームチェンジ!?」

 

デェジュシャシュ「ハアッ!!」

 

シロ「くっ…」

 

シロちゃんはデェジュシャシュの剣をなんとか杖で受け流していたが徐々にダメージを受け始めてしまっていた。

 

デェジュシャシュ「さっきまでの威勢はどうした!!」

 

シロ「あぁっ…」

 

葉月「シロちゃん!!」

 

私はダメージを受けて地面に転がるシロちゃんに助太刀しようと近くに転がっているゲネシスドライバーを掴み腰に装着するが近くで隠れていたチャッキーさんが私の体を支えた。

 

チャッキー「葉月さん無茶だよ…そんな体じゃ!!」

 

葉月「でも今あいつを止めないと…この街が!!」

 

私はなんとか膝を突きながらポケットの中にあるロックシードを取り出そうとしたがもう1つマロンとは違うロックシードがあるのに気付いて慌てて取り出した。

 

葉月「これは…?」

 

チャッキー「それ…銀色の果実が葉月さんの体を使ってるときに生み出してた…」

 

それはかつて凌馬さんが使用したドラゴンフルーツエナジーロックシードであり私はそのロックシードをじっと見つめた。

 

葉月「これならデェジュシャシュに対抗出来るかも…」

 

私はロックシードを握りしめるとすぐに立ち上がりロックシードを構えて解錠した。

 

(ドラゴンフルーツエナジー)

 

空中から赤い鎧が現れてすぐにロックシードをゲネシスドライバーに装着してハンガーを閉じてレバーを素早く押し込んだ。

 

(ロックオン・ソーダァ!!)

 

葉月「変身!!」

 

(ドラゴンエナジーアームズ)

 

 

葉月「ぐっ…うぅぅぅ!!」

 

私の体をすぐに白いアンダースーツが覆いその上から赤い鎧が被さるが私はロックシードの強大なエネルギーが私の体に流れ込むのを感じてたまらず苦痛の声を漏らした。

 

チャッキー「葉月さん!!」

 

葉月「…っ大丈夫…です…このくらい!!」

 

私はソニックアローを地面に突き立てて自身の赤い鎧を押さえてなんとか落ち着けるとソニックアローを掴みデェジュシャシュへと駆け出した。

 

葉月「はああああっ!!」

 

シロ「お姉ちゃん!?」

 

私は鍔迫り合いの状態の2人の戦いに割って入りソニックアローの斬撃でデェジュシャシュの剣を跳ね上げた。

 

デェジュシャシュ「ぬぅ…呉島葉月!!」

 

葉月「これ以上はやらせない!!」

 

デェジュシャシュ「死に損ないが!!」

 

私はデェジュシャシュの剣を跳ね上げると相手の胸を蹴り上げて自身は空中で回転しながら着地を決めた。

 

シロ「ハッ!!」

 

葉月「はあっ!!」

 

デェジュシャシュ「グッ…」

 

すぐにシロちゃんが杖で相手を突き、直後に私が後ろからソニックアローでデェジュシャシュを狙い撃ちデェジュシャシュは堪らず後ろに下がってしまった。

 

デェジュシャシュ「おのれ…グッ…」

 

葉月「疲弊してる!!」

 

シロ「このまま…押し切る!!」

 

私とシロちゃんは再びデェジュシャシュへと駆け出すと交互に武器を繰り出してデェジュシャシュへと攻撃を仕掛けていき防戦一方のデェジュシャシュに対して2人同時にそれぞれの武器が命中していった。

 

デェジュシャシュ「グアッ!!」

 

(ドラゴンフルーツエナジースパーキング)

 

(シルバースカッシュ)

 

私達はそれぞれドライバーを操作して必殺技の構えに入ると私とシロちゃんは同時に空中へと飛び上がり同時に蹴りの体制に入った。

 

デェジュシャシュ「何だとぉ!?」

 

葉月・シロ「「はああああああっ!!」」

 

私とシロちゃんの同時の蹴りが炸裂してデェジュシャシュは受け身も取れずに吹き飛ばされてしまった。

 

城乃内「グワアアアアッ!!」

 

葉月「ふっ!!」

 

シロ「よっと…」

 

私とシロちゃんはスカートを翻しながら同時に着地を決めるとついにデェジュシャシュは大爆発を起こしてしまい私達は同時に顔を見合わせた。

 

葉月「やりましたね!!」

 

シロ「うん!!」

 

凰蓮「…っ!?2人ともまだよ!!」

 

私達は勝利を確信してハイタッチをしようとしたが凰蓮さんの鋭い声が響き私達は慌てて爆発した方向へと視線を向けた。

 

デェジュシャシュ「おのれ…貴様らよくも…」

 

リカ「そんな…倒したと思ったのに!!」

 

ラット「あれでもダメなのかよ!!」

 

チャッキー「ううん…2人とも見て!!」

 

爆発した場所にはデェジュシャシュが立っていたが、変身が解けてしまっておりフラフラの状態であることが見てわかった。

 

ザック「もう奴も終わりのようだな!!」

 

光実「よし…今のうちにとどめを!!」

 

デェジュシャシュ「許さん…許さんぞぉぉぉ!!」

 

葉月・シロ「「っ!?」」

 

私達は再び技を放とうとドライバーを操作しようとしたがデェジュシャシュの叫びにより私達は思わず動きを止めてしまった。

 

デェジュシャシュ「ウオオオオオ!!」

 

デェジュシャシュは空に向かって咆哮すると自身が使った3つの眼魂と呼ばれる物が空中に浮かび上がりデェジュシャシュは3つの眼魂を掴みとった。

 

デェジュシャシュ「ヌアッ!!」

 

シロ「なっ…眼魂を…」

 

葉月「取り込んだ…?」

 

デェジュシャシュは3つの眼魂を体内に取り込んでしまい直後デェジュシャシュの体が光り始めて私達は眩しさのあまり顔を手で覆った。

 

デェジュシャシュ「良いだろう…貴様ら2人纏めて死ぬがいい!!」

 

デェジュシャシュは3つの眼魂を取り込んだ事により追加の鎧のような物が装備されており所々禍々しい形へと変化していた。

 

葉月「何ですか…あれ…?」

 

シロ「もうあれはオーバーロードじゃない…もしかしたら神に近いかも…」

 

葉月「神…?」

 

私はシロちゃんの衝撃の言葉に衝撃を受けるがデェジュシャシュが自身の黒い大剣を構えたのをみてすぐに防御体勢に入った。

 

シロ「まずい!!」

 

葉月「シロちゃん!!」

 

デェジュシャシュ「デヤアアア!!」

 

ついにデェジュシャシュのの斬撃波が剣から放たれて地面を割りながら私達の元に迫り、私達は同時に斬撃波を自身の武器で抑えに入った。

 

葉月「ぐっ…」

 

シロ「うぅぅ…」

 

デェジュシャシュ「散れっ!!」

 

私達は斬撃波を受け止めていたが自身の体力の限界が来たのかついにソニックアローと杖が私達の手から離れてしまい遠くに吹き飛ばされてしまい直後に私達にも衝撃が襲いかかった。

 

葉月「うっ…きゃああああああっ!!」

 

シロ「あっ…うあああああああっ!!」

 

私達は同時に吹き飛ばされてしまい受け身も取れずに地面に落下し地面に倒れてしまった。

 

葉月「うぅ…」

 

シロ「もう…動け…ない…」

 

私達は変身こそ解けはしなかったものの、もはや立ち上がる力も無くなりダメージの大きさに地面で呻いていた。

 

城乃内「おい…お前ら立て!!」

 

ペコ「うわああ…どうするんだよ?」

 

(ブドウスパーキング)

 

(クルミスパーキング)

 

光実・ザック「「でやあああああっ!!」」

 

デェジュシャシュ「ヌッ!?」

 

直後に再変身を果たした光実くんとザックさんの同時の蹴りが繰り出されるがデェジュシャシュは黒い剣を構えると防御体勢に入り2人の蹴りを剣で受け止めてしまった。

 

光実「バカな…」

 

ザック「くっそぉぉ…」

 

デェジュシャシュ「無駄だぁ…ハアッ!!」

 

光実・ザック「「ぐああああああっ…」」

 

葉月「光実君!!ザックさん!!」

 

私の叫びも虚しく光実君とザックさんはそのまま2人を剣で薙ぎ払ってしまい2人は地面に落下してしまった。

 

シロ「そ…んな…」

 

デェジュシャシュ「フッフッフッ…これで終わりだ…」

 

シロ「っ!!」

 

デェジュシャシュはまずシロちゃんに狙いを定めたようで地面に倒れているシロちゃんへと歩み寄るがそこに凰蓮さんと城乃内さんとペコさんとラットさんが生身でデェジュシャシュの体を掴み妨害していた。

 

デェジュシャシュ「貴様ら…」

 

城乃内「やめろ!!」

 

凰蓮「その子達は最後の希望…やらせないわ!!」

 

ペコ「さっさとこの街から出ていけよ!!」

 

ラット「そうだ!!」

 

葉月「皆さん…」

 

デェジュシャシュ「邪魔だぁぁぁ!!」

 

デェジュシャシュは剣で辺りを振り払うと4人は吹き飛ばされてしまい地面にそれぞれ倒れてしまった。

 

デェジュシャシュ「ヌン!!」

 

シロ「がっ…」

 

デェジュシャシュはシロちゃんの鎧を掴み上げて無理やり立たせると黒い大剣を構えた。

 

シロ「お兄…ちゃん…」

 

デェジュシャシュ「終わりだ…デヤアッ!!」

 

シロ「うわああああああっ…」

 

チャッキー「シロちゃああああん!!」

 

チャッキーさんの叫びが響く中でシロちゃんはデェジュシャシュのとどめの一撃を受けてしまい変身が強制的に解けて地面に崩れ落ちてしまった。

 

シロ「がはっ…うぅ…」

 

デェジュシャシュ「まだ生きているのか?まぁいい貴様は後で始末する…その前に…!!」

 

デェジュシャシュは最後に私の方へと歩み寄ると私の赤い鎧を踏みつけ始めた。

 

葉月「がはっ…うぐっ…」

 

デェジュシャシュ「呉島葉月…貴様は今度こそ私の手であの世に送ってやろう!」

 

デェジュシャシュの踏みつけにより私の赤い鎧と白いアンダースーツからは火花が上がり私は堪らず苦痛の声を漏らすがデェジュシャシュは再び私を踏みつけようと足を振り上げた。

 

デェジュシャシュ「ヌアッ!!」

 

チャッキー「駄目ぇぇぇ!!」

 

リカ「ああああああっ!!」

 

葉月「っ!?チャッキーさん、リカさん逃げて!!」

 

気づくとチャッキーさんとリカさんが先程の凰蓮さん達と同じように生身でデェジュシャシュの体を掴み妨害していた。

 

葉月「葉月さんは殺させない!!絶対に!!」

 

リカ「そうよ!!アンタなんかに葉月さんはやらせない!!」

 

葉月「駄目…逃げて2人とも…」

 

デェジュシャシュ「小娘が!!」

 

チャッキー「かはっ…」

 

リカ「うっ…」

 

デェジュシャシュはチャッキーさんとリカさんの首を両手で掴み持ち上げてしまい2人は堪らず苦悶の声を漏らしていた。

 

デェジュシャシュ「私の邪魔を…するなぁぁぁ!!」

 

チャッキー「うぅぅ…」

 

リカ「あぁ…」

 

チャッキーさんとリカさんはそのまま投げ飛ばされてしまい地面を転がり苦痛の声を上げた。

 

デェジュシャシュ「さぁ私を阻む者はもう居ない…今度こそ貴様の最期の時だ!!」

 

葉月「あぐっ…」

 

私はなんとか立ちあがろうとするがデェジュシャシュの足が私のお腹を踏みつけるのが早く、私は再び動きを封じられてしまった。

 

デェジュシャシュ「安心しろ…貴様を殺した後にまずは裏切り者のデェングムボシュを始末してやる」

 

葉月「シロ…ちゃんを…」

 

デェジュシャシュ「おっと…あの小娘を忘れていたな…ヴィーナスとなって私の邪魔をしたあの小娘…チャッキーと呼んでいたか?」

 

葉月「っ!!」

 

デェジュシャシュは地面に倒れているチャッキーさんと私の方をチラチラ見るとニヤリと笑みを浮かべた。

 

デェジュシャシュ「貴様らは親友なのだろう?貴様を始末した後は裏切り者のデェングムボシュと一緒に貴様のいるあの世へ送ってやろう…」

 

デェジュシャシュはついに黒い大剣を構えて漆黒のエネルギーを纏わせると私に向かって大きく振り上げた。

 

光実「葉月さん!!」

 

ザック「葉月ぃぃ!!」

 

凰蓮「お嬢さん!!」

 

城乃内「葉月!!」

 

みんなの声が響くが容赦なくその剣が振り下ろされてしまい私は堪らず顔を手で覆った。

 

デェジュシャシュ「死ねぇぇぇぇぇ!!」

 

シロ「お姉ちゃあああああん!!」

 

チャッキー「葉月さぁぁぁぁん!!」

 

最後にシロちゃんとチャッキーさんの叫び声が響き私はこれからやって来る死の瞬間を恐れて目を瞑った。

 

葉月(嫌…もう死にたくない…助けて…)

 

最後に頭に浮かんだのは私の1番愛する大きな背中の黒いスーツの男性の姿であった。

 

葉月(助けて…貴虎さん…)

 

 

(メロンエナジースカッシュ)

 

???「ハアッ!!」

 

直後鋭い男性の声が響き渡り攻撃を受け止める武器の音が聞こえてきて私は思わず顔を上げた。

 

デェジュシャシュ「バカな…貴様は…」

 

私の前に立ちデェジュシャシュの剣を受け止めていたのは私と同じ白いアンダースーツを身に纏いその鎧はメロンの鎧で覆われておりその手にはソニックアローが握られていた。

 

シロ「あの人は…」

 

チャッキー「まさか!!」

 

???「ハアアアア…ハアッ!!」

 

デェジュシャシュ「グアッ…」

 

斬月・真と呼ばれるそのアーマードライダーに変身するその人物はデェジュシャシュを斬撃で吹き飛ばすと私の方へゆっくりと振り向き私はその姿を見るなり涙が溢れてしまい涙をぼろぼろ溢しながら大きく叫んだ。

 

葉月「た、貴虎さぁぁぁん!!」

 

直後にデェジュシャシュが立ち上がり同じく声を張り上げて叫んでいた。

 

デェジュシャシュ「呉島…貴虎ァァァァ!!」

 

 

貴虎「待たせてすまなかった…葉月…」

 

私の愛する男性、アーマードライダー斬月・真こと貴虎さんは私に向かってそう答えた。

 

 

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