仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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126話 初めての夫婦喧嘩

 

葉月「はあっ!!」

 

貴虎「ぐあああっ…」

 

私と貴虎さんは外へ出るとお互いソニックアローを繰り出すが私のソニックアローが貴虎さんのソニックアローを跳ね上げて連続で斬撃を与えて貴虎さんが膝を付いた。

 

葉月「どうしたんですか貴虎さん!!私相手に手加減は無用です!!」

 

貴虎「葉月っ!!どうして…わかってくれない!!」

 

葉月「私はちゃんと戦えます!!みんなが命を賭けて戦ってるのに私だけ安全な場所で待つ事なんて出来ません!!」

 

貴虎「葉月!!」

 

貴虎さんは私の動きを無理やり封じるつもりか私の手首を掴み上げ私は必死に振り払おうとするが背後が階段である事に気づかずに貴虎さんを巻き込んだまま私は階段から転げ落ちた。

 

葉月「っ!!」

 

貴虎「なっ…」

 

私は咄嗟に貴虎さんを抱きしめて庇うように地面に落下してしまい地面を何度も転がってしまった。

 

貴虎「葉月…私を庇ったのか…」

 

葉月「ぐっ…うぅ…」

 

階段から落ちた衝撃で私は痛みのあまり地面で呻き、上手く動けない私の元に貴虎さんがソニックアローを手に歩み寄り私は攻撃を受けると思い身構えた。

 

貴虎「私は…お前を傷つけたくない…」

 

葉月「何言ってるんですか!!私達喧嘩の最中ですよ?」

 

貴虎「何っ?」

 

葉月「私達の意見のぶつかり合いは簡単には行きません…こうなったらとことん喧嘩をしましょう!!お互いの想いのぶつかり合いです!!」

 

貴虎「くっ…」

 

葉月「隙ありです!!はっ!!」

 

貴虎「ぐあっ…」

 

貴虎さんは私の咄嗟の攻撃を反応しきれずに斬撃を浴びて地面を転がった。

 

葉月「どうしたんですか貴虎さん?私相手には満足に戦えませんか?」

 

貴虎「くっ…ハアッ!!」

 

貴虎さんは私の射撃を斬撃で防ぎながら私の元へと駆け出すと私の首を掴んで来た。

 

葉月「あぐっ…」

 

貴虎「ハアッ!!っ!?」

 

私は貴虎さんに壁際まで追い詰められてしまいそのまま首を掴んだまま私は壁に体を叩きつけられてしまった。

 

葉月「ぐっ…どうしたんですか?」

 

貴虎「くっ…」

 

ついに貴虎さんは私を押し倒すとソニックアローの刃を向けるが私に斬撃を与えることが出来ないようで動きを止めた。

 

貴虎「頼む…もう戦うのをやめてくれ…」

 

葉月「嫌です!!」

 

貴虎「そうか…なら…」

 

貴虎さんは私の腰のゲネシスドライバーに視線を移すと私のドライバーを奪うためにゲネシスドライバーを掴むが私は咄嗟にドライバーを掴む手を掴んで抵抗する。

 

貴虎「ドライバーを渡すんだ…頼む!!」

 

葉月「っ…そうまでして…私の戦う力を奪ってまで私を戦いから遠ざける気ですか!?」

 

貴虎さんは必死に私のドライバーを外そうと上に下に動かすが簡単には外れずドライバーはガチャガチャと音を立てる。

 

貴虎「私は…」

 

葉月「ごめんなさい貴虎さん…」

 

貴虎「なっ…」

 

(マロンエナジースカッシュ)

 

葉月「やあっ!!」

 

貴虎「ぐっ…うわああああああ!!」

 

私のドライバーに手を掛けて必死に腰から外そうとした事で大きな隙が生まれてしまい、私はレバーを押し込みソニックアローの斬撃を与えて貴虎さんを吹き飛ばしてしまい貴虎さんは地面に崩れ落ちてしまった。

 

葉月「隙ありですよ貴虎さん…」

 

私は倒れている貴虎さんに歩み寄り貴虎さんの腰のゲネシスドライバーに手を掛けるとベルト帯の接続部を外してドライバーを腰から外してしまった。

 

葉月「貴虎さん…私の勝ちですよ」

 

貴虎「……」

 

葉月「貴虎さん…私相手に何で手を抜いたんですか!!」

 

貴虎「私は…もうお前を失いたく無い…」

 

葉月「えっ…」

 

貴虎「お前が死んだと聞いた時…居ても立っても居られなかった…」

 

貴虎「お前を戦いに駆り立てたのはこの私だ…だからこそお前にはもう茨の道を歩んで欲しくない…」

 

葉月「貴虎さん…」

 

私は自身が1度命を落としてしまいその事で貴虎さんが深い悲しみを抱えている事を感じるととても申し訳ない気持ちになってしまい私も地面に膝を突いてしまった。

 

葉月「貴虎さん…」

 

私はロックシードの蓋を閉じて変身を解除すると貴虎さんが私の肩を掴んで来たので私は思わず顔を上げた。

 

貴虎「葉月…すまなかった…」

 

 

私達は部屋に戻ると私達はベッドに腰掛けて冷静に話をする事になり貴虎さんはまず私に頭を下げた。

 

貴虎「葉月…お前も光実と同じなんだな…」

 

葉月「光実君?」

 

貴虎「お前は守られた未来を手に入れるより今の時代で戦う事を選んだ…私と同じだ。」

 

葉月「貴虎さん…」

 

貴虎「後悔は…無いのか?」

 

葉月「最初から後悔なんてありません…貴方の隣で一緒に大切な人を守りたい…それは変わりません…」

 

貴虎「葉月…お前本当に強いな…」

 

葉月「貴虎さん…」

 

貴虎さんは私の手を握ると体勢を変えて私をゆっくりとベッドに押し倒していき私は抵抗せずにそれを受け入れた。

 

貴虎「そんな前向きで明るい君に私は惹かれたのだな…」

 

貴虎さんは私の体に跨ると私のスーツのジャケットのボタンを1つ1つと外していき中に着ていた白いブラウスが露わになる。

 

貴虎「これから私は君を守る…」

 

葉月「だったら私は貴虎さんを守ります…だって私達夫婦じゃないですか!!」

 

貴虎「そうだな…」

 

貴虎さんは私のスーツのジャケットのボタンを全て外し終えるとジャケットをベッドの下に投げ捨ててしまい私の頭を自身の手で支えた。

 

貴虎「葉月…私はお前を愛している…」

 

葉月「貴…虎…さん…」

 

 

私は貴虎さんの言葉を受けて笑みを浮かべた。それを見た貴虎さんも小さく笑い、ゆっくりと私と唇を重ね合わせた。最初とは違って、今は深く。それで理性は熱情に溶けて、そのまま貴虎さんは私のブラウスに手を掛けた。

 

私達のベッドの下の床には貴虎さんが放り投げた私のジャケットの他に続いて私の皺になったフレアスカートがパサリと落ちてその側には私達のゲネシスドライバーが折り重なるように置いてありメロンと栗の錠前が月明かりに照らされて煌めいていた。

 

 

シロ「お姉ちゃんにロックシードを返そうと思ったけどまた今度にしよう…」

 

部屋のドアが僅かに開いており、隙間からシロが顔を覗かせたがすぐに顔を引っ込めてドアをゆっくりと閉めた。

 

シロ「お姉ちゃん…幸せにね…」

 

静かに立ち去ろうとするシロの手には修復されたピーチエナジーロックシードが握られており、静かにポケットに仕舞うとその場を後にした。

 

 

 

 

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