サガラ「自分の物語を真っ直ぐ突き進みな?きっとその先に誰も見た事が無い仮面ライダー鎧武の世界が見えてくる筈だ…」
葉月「自分の物語を突き進む…」
私はサガラさんから言われた事をじっと考えていると目の前の暗闇が晴れていた。
皐月「これは…」
私達の目に映ったのは私達の知る沢芽市ではない。街は巨大な菩提樹の根に呑まれ、建物は幾百年の時を経たように朽ち果てている。その光景はヘルヘイムに呑み込まれたフェムシンムの遺跡を連想させた。
葉月「これが…狗道供界の言う救済?」
皐月「究極の進化を唱えながら、命の存在そのものを否定する借りの救世主なんて…」
供界「貴方もなのか…呉島葉月よ…」
葉月「狗道供界!?」
私達の前に狗道供界が現れており私達は同時に警戒モードに入った。
供界「世界に融けたあなたが、私の意識とひとつにならない!?あなたが、どうしてそこまで強力な自我を保つことができるのだ?」
葉月「貴方の思想なんかより、ずっと強くて確かなものを知っているからです」
供界「貴方も呉島光実と同じ事を言うのだな?」
狗道供界は手を翳すとその手に光り輝く黄金の果実を出現させて私達に見せつけた。
供界「私は黄金の果実を手にした!否、私こそが進化の根源、黄金の果実そのものだ!もはや如何なる手段を用いても、私を滅ぼすことはできない!」
狗道供界は黄金の果実を掲げるとクラックが開いて中からたくさんの怪人を呼び出してしまい中には先程戦ったロイミュード達も居た。
葉月「皐月…戦えますか?」
皐月「当然です!!」
皐月はライダーブレスでは無くエナジーロックシードを持っておりその腰には既にゲネシスドライバーが装着されていた。
葉月「貴方が生きていてくれてよかった…爆発に巻き込まれたかと思いました。」
かつて試練が終わった直後に過去からやって来たハイパーゼクターが見せてくれた皐月の最後を目撃していたので私は無事を喜んだ。
皐月「あの戦いで月光が…モルフォゼクターが私を守ってくれたんです」
葉月「モルフォゼクターが…」
皐月「モルフォゼクターは破壊されてしまいましたがその力は別の形となって私の前に現れたんです…それがこのロックシードです」
葉月「月光の魂を受け継いだ…」
皐月「仮面ライダー月光の力はこうやって新しい力に生まれ変わったんです幼虫からサナギにそれから成虫になりそれからまた繰り返し子孫を残す蝶のように…」
私達の前に4体のロイミュードが迫り皐月が一歩前に出てロックシードを構えた。
ハート「お前1人に何が出来る?」
ブレン「貴方では何も出来ませんよ?」
メディック「力の差を教えて差し上げますわ」
最後に仮面ライダーのような姿であるチェイスが歩み寄り武器を構えていた。
チェイス「仮面ライダーは俺が倒す」
皐月「皮肉な話ですね…仮面ライダーが仮面ライダーを倒す…ですか」
チェイス「何を言っている…俺が…仮面ライダーだと?」
皐月「そうですよ仮面ライダーチェイサーさん…」
チェイス「仮面ライダー…チェイサー…だとっ!?うっ…」
チェイスは仮面ライダーである事を忘れているのか仮面ライダーである事を皐月に問い詰められており苦しそうに頭を抱えた。
葉月「あのチェイスが仮面ライダー?」
皐月「えぇ…チェイスは仮面ライダーチェイサーとなり仮面ライダードライブの仲間と共に最後まで勇敢に戦った戦士ですよ」
ハート「いい加減な事を言うな彼は魔進チェイサーだ」
皐月「貴方もですよ…ハートさんいえ仮面ライダーハートさん…」
ハート「何だと!?」
ブレン「えっ…えっ…じゃあ私も?私も仮面ライダーなんでしょうか?」
皐月「貴方は…どうでしょう?」
メディック「関係ありませんわ我々はロイミュード…仮面ライダーの敵なんですから!!」
皐月「いいですよ…戦いの中で私が思い出させてあげますから!!」
皐月は4人にそう呟くと再びエナジーロックシードを構えると開錠した。
皐月「変身!!」
(チェリーエナジー)
上空からさくらんぼの赤い鎧が降りて来て皐月はゲネシスドライバーにロックシードを装着してハンガーを閉じた。
(ロックオン・ソーダー)
(チェリーエナジーアームズ)
皐月はゲネシスドライバーをレバーを押し込むと皐月の体を黒いアンダースーツが覆いさらにその上から赤い鎧が被さり展開して変身を完了させた。
チェイス「お前は…?」
葉月「皐月がアーマードライダーに!?」
皐月の変身するアーマードライダーはシドさんと同じチェリーエナジーロックシードであり複眼は金色で赤い鎧にアンダースーツは黒、背中には仮面ライダー月光と同じく白い2つに分かれた大きなマントがついていた。
皐月「これが月光の力を受け継いだ私の新しい変身…」
チェイス「何?」
皐月「アーマードライダー…アルテミスです!!」
それは月光と同じくギリシア神話の月の女神をモチーフのアーマードライダーであった。