葛葉さんは骸骨恐竜と化した狗道供界と向き合っていたが手を翳すと私達の周りにクラックが出現して中を覗くと元の沢芽市が広がっていた。
貴虎「これは…元の世界に帰れるのか?」
城之内「ええ! ちょっとお前!何でそう毎回水くさいのさ!俺だってまだ戦える…」
凰蓮「はいはい、大丈夫よ坊や。二度あることは三度あるってね。これからもちょくちょく会えるかもしれないわよ」
ザック「紘汰、悪いな!俺の代わりにガツンと一発ぶちかましてやってくれ!」
光実「僕だっていつまでも助けられてるだけじゃありません!紘汰さんや舞さんがピンチの時は、たとえ宇宙の果てでも駆けつけますから!僕たちずっと仲間です」
光実君達はクラックを通じて元の世界に帰還して私とチャッキーさんとシロちゃんに皐月の4人が残り葛葉さんは私達4人に向かって親指を突き立てた。
紘汰「みんないいチームだ!!沢芽の事は任せたぜ!!」
チャッキー「紘汰さん…」
葉月「葛葉さん…」
葛葉紘汰に歩み寄る葉月とチャッキーを見ていたシロと皐月はクラックの方へと歩いていき葉月達の方を見ると声を掛けた。
シロ「…私達先に戻ってるね」
皐月「後悔の無いようにね2人とも…」
葉月「はい…」
2人はクラックの中へと入り元の世界へと戻ると私達は葛葉さんへと向き直った。
紘汰「2人には彼の最後の瞬間を見守ってて欲しいんだ…アイツはやり方と手段を間違えてしまっただけで本当に世界を救いたいって気持ちが最初はあった筈だから…」
チャッキー「うん…」
葉月「はい…」
私達は葛葉さんから離れると骸骨恐竜と化した狗道供界へと向き直った。
供界「葛葉紘汰…黄金の果実…私はその力で人類の救済を…」
紘汰「なあ。あんたが本当に救いたかったのは何なんだ?」
供界「私、は.…人類を…わた、しが…わたし、を」
紘汰「あんたが本当に救いたかったのは世界に融けて消えちまった自分自身じゃないのか?」
供界「わたし、を…た、すけて…」
骸骨恐竜と化した狗道供界が高く跳躍して葛葉紘汰を押しつぶそうと大地へとその巨体を叩きつけて地面はクレーターが出来るが既に葛葉紘汰はその場には居なかった。
(極スカッシュ)
供界「ぐっ…葛葉紘汰…あなたはいつまで戦い続ける気だ?」
それはきっと命そのものに対する問いかけだ。はたして戦士の答えは簡潔だった。
紘汰「生きている限り、ずっと」
供界「そうか。ならば生きて、死ね。この苦痛に満ちた、この世界で」
狗道供界は体が微粒子状になり最後に銀色に光り輝く葛葉紘汰に向かって最後の言葉を投げかけた。
供界「私は、何もない場所に、ひとり、堕ちてゆく」
世界に融けて消えた彼へ贈る、もうどこにも届かない言葉を投げかけた。
紘汰「おやすみ。狗道供界」
舞「紘汰!!」
紘汰「舞…待たせてすまなかったな」
舞「ううん…全然大丈夫だよ…って葉月さんにチャッキー!?」
チャッキー「舞っ!?」
戦いを終えた葛葉さんの元に女神となった舞さんが現れてチャッキーさんはその姿を見るやとても驚いていた。
舞「チャッキー強くなったね。2人が一緒に戦っているのも見てたよ!!」
チャッキー「そんな…ちょっと恥ずかしいな…」
次に舞さんは私の方へと視線を向けると私の事を抱きしめて来た。
葉月「ま、舞さん!?」
舞「ごめん…葉月さんが死んじゃった時、肝心な時に私、役に立てなかった!!」
葉月「そんな事ないですよ…みなさんの思いと銀色の果実の力で私はなんとか戻って来れました…」
舞「葉月さん…」
葉月「私はこれからも私自身の物語を紡いで行こうと思います。」
舞「葉月さんの物語?」
私は目を閉じると銀色の果実の力で見た未来の映像を思い出して口にした。
葉月「堀江三津子さん…アーマードライダープロトヴィーナス…」
舞「えっ…?」
葉月「ときめさん、仮面ライダージャンヌ…五十嵐さくらさん、仮面ライダーアギレラ…夏木花さん、仮面ライダーサーベラ…神代玲花さん…」
チャッキー「えっ…葉月さん?」
葉月「そして仮面ライダーマジェード…九堂りんねさん…私はこれからの未来で沢山の仮面ライダーやその仲間達と出会うようです。」
チャッキー「それは前に時空の狭間で見たって言う未来の映像に出て来た人達?」
葉月「そうです…私はこれからも様々な人達と出会い一緒に戦う事になるようです…」
舞「凄いなぁ…葉月さんの未来がこれから楽しみだね!!」
葉月「そこで舞さんに1つお願いしたい事があるんですけど…いいですか?」
舞「うん!!私に出来る事だったら…」
葉月「時空の狭間で見た私の未来の映像の記憶を全て消して欲しいんです!!」
舞「な、どうして!?」
紘汰「なるほど…そう言う事か…」
舞「どう言う事…?」
葉月「すでに出来上がっている人生で不安も心配もなく、すべてが予測可能な世界で幸せに生きていけるとは思えないんです。」
紘汰「やっぱり…そうだよな…」
チャッキー「決められたレールの上を走る人生なんてきっとつまらない…そうだよね」
葉月「そうです。何が起こるかわからないからこそ、人生は楽しい…そう思うんです
舞「そっか…そうだよね…わかった葉月さんの未来の記憶は消させてもらうね?きっと現実に戻ったら綺麗に記憶は消えてると思うから!!」
葉月「ありがとうございます!!」
紘汰「それじゃ舞…そろそろ…」
舞「そうだね紘汰。私達も未来に向かって歩いていこっか!!」
2人は手を繋ぐと最後にこちらに振り向いて手を振ってくれた。
紘汰「いつかまたどこかで会おう…」
葉月「はい…またいつか…」
2人は手を繋ぐとクラックを開いて自身の守る新しい世界へと戻ってしまい私もチャッキーさんの手を繋ぐと開いているクラックへと歩いて行った。
葉月「それじゃ私達も帰りましょうか私達の世界へ…」
チャッキー「うん…帰ろう…一緒に!!」
私はチャッキーさんと手を繋ぎクラックの中へと足を踏み入れると最後に振り返って呟いた。
葉月「私は…呉島葉月は確かにここに存在しますよ…この世界で…」
ウォズ「さて…この本によれば、普通の高校生、常盤ソウゴ。彼は魔王として時の王者、オーマジオウとなる未来が待っていた…」
ウォズ「仮面ライダーディケイドの力を手に入れた彼はアナザーヴィーナスに立ち向かうために仮面ライダーヴィーナスのウォッチを手に入れようと仮面ライダーヴィーナスこと水瀬葉月に接触するために動き始めるが本来の歴史に存在しない仮面ライダーヴィーナスのウォッチは存在せず…?おっと先まで読みすぎましたね。」