仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

15 / 282
15話 葛葉さんと一緒に

 

葉月「貴虎さんが…行方不明…」

 

帰って来た探索メンバーから告げられたのは貴虎さんが行方不明になったとの衝撃的な結末だった。私は貴虎さんの捜索を申し出たが強力なオーバーロードが現れたとの事で下手な接触を避けるためにヘルヘイムへの出入りを禁止されてしまった。

 

葉月「くっ…やっぱり見張りが…」

 

私はこっそり巨大クラックからヘルヘイムへと進入して貴虎さんを探しに行こうとしたが、見張りが立っていて立ち入る事が出来ずがっくりと肩を落とした。

 

葉月「なんとかして貴虎さんを探したいけど…私1人じゃ…」

 

紘汰「おーい!!」

 

私は自宅に続く道を歩いていたが後ろから誰かが私を呼んでいる様で振り返るとそこには葛葉紘汰さんがこちらに手を振っていた。

 

 

 

紘汰「やっぱりアンタも貴虎の行方はわからないんだな」

 

葉月「オーバーロードの探索に行ったっきり帰って来て無いんです。」

 

私は葛葉さんから話を聞くとオーバーロードと一緒に戦い、オーバーロードの力なら森の侵略を止める手掛かりが見つけられるかもしれないと協力関係を結んだ矢先の話だったそうだ。

 

葉月「オーバーロードはヘルヘイムの森を支配できる…つまり話しさえできれば私達の世界を救えるかもしれない…」

 

紘汰「そうなんだ!!あいつらから話を聞けば俺達の世界を救う方法が見つかるかもしれないんだ!!」

 

葉月「それが可能なら…誰も犠牲にならないで世界を救えるかもしれませんね…」

 

紘汰「信じてくれるのか?」

 

葉月「信じます!!誰も犠牲にならない方法があるのなら…私はそれに賭けてみたいです!!それに…貴虎さんが信じたんです…私も葛葉さんの言葉を信じます。」

 

私達は和解してがっちりと握手する事が出来た。葛葉さんが笑みを浮かべて私も同じ様に笑顔を浮かべた。

 

紘汰「アンタも俺の話を信じてくれて良かったよ。」

 

葉月「…葉月…」

 

紘汰「えっ!?」

 

葉月「私の事は葉月って呼んでください。」

 

紘汰「あ…あぁ!!よろしくな!!」

 

 

 

 

 

-ヘルヘイムの森-

 

私と葛葉さんはロックビークルを使いヘルヘイムの森へとやって来ていた。私達は変身した状態でヘルヘイムの森へと足を踏み入れて貴虎さんを探す事に。ちなみに私はロックビークルはヘルヘイムの森に行ける事ができる事を知らずにとても驚いた。

 

紘汰「よし!!こいつを使ってみよう!!」

 

(ピーチエナジー)

 

(ミックス!!ジンバーピーチ!ハハーッ!)

 

葛葉さんはなんとピーチエナジーロックシードを取り出してゲネシスコアにセットしてジンバーピーチアームズへと姿を変えた。

 

葉月「それ…湊先輩の…?いつの間に…」

 

紘汰「えっ…あっ…ごめんな…?君の先輩のなんだっけ?」

 

葉月「返してって言いたいところですけど…今はオーバーロード探索に集中しましょ」

 

ピーチエナジーロックシードは聴覚に優れている様で遠くの物音や話し声を聞き取ることができるらしいのだが不意に葛葉さんか顔を上げた。

 

紘汰「…っ!?この足音…近い!?」

 

私達が辺りを見回したところ近くの林から赤い謎のインベスが現れて襲いかかって来て私達は攻撃を間一髪で躱した。

 

紘汰「なっ!?いきなり現れやがった!?遺跡の奥に居る筈じゃっ!?」

 

葉月「私達を待ち伏せしてた?…まるで私達が来る事が分かってたみたいです。」

 

紘汰「うわぁっ…」

 

私達が驚く中でオーバーロードは剣を振り翳して私達を攻撃を仕掛けて来て葛葉さんが剣の一撃を受けてしまう。

 

葉月「葛葉さん!!」

 

私は追い討ちをかけるオーバーロードの剣をソニックアローで受け止めるが力の差があるのか私がどんどん押されていき、足が後ろに下がってしまう。

 

葉月「うっ…なんてパワー…これがオーバーロードの力?」

 

デェムシュ「ヌオオオオオ!!」

 

葉月「きゃああっ!!」

 

私は剣で押し切られてしまいそのまま剣の一撃を浴びてしまい私はたまらず膝をついてしまい、オーバーロードは私を蹴り飛ばし私は地面を転がった。

 

紘汰「葉月!!うおおおっ!!」

 

(ミックス!!ジンバーレモン!!ハハーッ!)

 

葛葉さんは素早くジンバーレモンアームズへと変わりソニックアローで射撃するが剣で弾き返されてしまう。

 

葉月「はっ!!」

 

デェムシュ「ヌオオ!?」

 

私もすぐにソニックアローを構えて狙い撃つと意外に効果があった様でオーバーロードは足を止めて膝をついた。

 

葉月「葛葉さん!!」

 

紘汰「おうっ!!」

 

(オレンジオーレ・ジンバーレモンオーレ!!)

 

(マロンエナジースパーキング!!)

 

私はゲネシスドライバーを2回レバーを絞り、葛葉さんはブレードを2回斬り必殺技のために2人同時に飛び上がった。

 

紘汰「セイハァァァ!!」

 

葉月「やあああああ!!」

 

私達同時のキックがオーバーロードに炸裂しオーバーロードは跳ね飛ばされて私達は同時に地面に着地した。

 

紘汰「やったか!?」」

 

デェムシュ「ヌオオオオ!!」

 

「「うわぁぁぁぁ!!」」

 

オーバーロードは赤い霧のようになり私達を巻き込んで赤い台風の様な物を生み出して私達は空高く吹き飛ばされて鈍い音を響かせて地面に落下する。

 

デェムシュ「ヌオオオオ!!」

 

葉月「ああああぁっ…」

 

落下の衝撃で私は動けない中追い討ちをかける様にオーバーロードは私の腹を踏みつけて来て、私のアーマーが鈍い金属音を響かせ白いアンダースーツから火花が上がった。

 

紘汰「葉月!!…この野郎!!」

 

(カチドキ)

 

(カチドキアームズいざ出陣…エイエイオー!!)

 

葉月「葛葉さん…」

 

私がオーバーロードの攻撃を耐える中で葛葉さんは新しいアームズに変身して巨大な大砲のような武器を構えた。

 

紘汰「ここからは…俺のステージだ!!」

 

 

 

湊Side

 

その頃ユグドラシルの研究所でヘルヘイムの森の監視映像を見ていた凌馬が葉月とオーバーロードが戦っている場面を見ており、横にいた湊が目を見開いて映像に釘付けになる。

 

凌馬「これはまた予想外だね…まさか水瀬君がオーバーロードに接触してしまうとはね」

 

湊「プ…プロフェッサー…」

 

凌馬「水瀬君には残念だったよ…このまま本部に報告されると面倒な事になりかねない。」

 

港「じゃあ…葉月は…?」

 

凌馬「彼女はもう用済みだね…このまま生かしておくと貴虎に続く脅威になってしまう」

 

湊「まさか…プロフェッサー…?」

 

凌馬「まぁ…いいさ遅かれ早かれこうなる事は貴虎同様分かりきっていた…傷つき、疲れ切った秘書の為に休息の時が必要だ…」

 

葉月「そんな…彼女は!!」

 

湊は凌馬に意見しようとしたが、凌馬はその湊の話を遮り湊に1つ指示を出した。

 

凌馬「水瀬君は君が始末するんだ…君なら出来るよね?湊君?」

 

湊「わ…私は…」

 

凌馬「頼んだよ…湊君?」

 

 

湊「はい…プロフェッサー凌馬…」

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。