仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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155話 舞い踊るVENUS

 

-2018年-

 

(フィニッシュタイム!!)

 

ゲイツ「終わりだ!!」

 

(ガイム!!ザックリカッティング!!)

 

ミズキ「ぐわあああっ!!」

 

現実世界ではアナザーヴィーナスを引き付けていたが2013年でアナザーヴィーナスのウォッチが破壊された影響であっさり倒す事ができてアナザーヴィーナスは消滅してしまいその場には倒れ伏したミズキが残された。

 

ゲイツ「ジオウ、ツクヨミどうやらうまくやったようだな…」

 

 

-2013年-

 

チャッキー「ミズキ!!」

 

リカ「ミズキしっかりして!!」

 

チャッキーとリカの2人が現れてミズキを助け起こすとミズキは顔を上げて2人に抱きついた。

 

リカ「ごめん…ごめんなさい!!」

 

チャッキー「えっ…」

 

リカ「どうしたの?」

 

ミズキ「リーダー水瀬は私達のチームを守るためにチームを抜けてくれたんだ…」

 

チャッキー「どうしてそれを!?」

 

ミズキ「私どうかしてた!!私1人がキラキラ輝けばいいと思った…でも違った…みんなと繋がることもない私1人じゃ輝けないんだ…」

 

チャッキー「ミズキ…」

 

ミズキ「2人の事も悪く言ってごめんなさい…」

 

リカ「ミズキ…」

 

チャッキー「今は私達3人でチームVENUSでしょ?葉月さんがいない分は私達が頑張ろう?」

 

ミズキ「うん…うん!!」

 

チャッキー「もう一度やり直そう…みんなで!!」

 

ミズキ「はいっ!!」

 

 

 

ソウゴ「うまくいってよかったね」

 

ツクヨミ「そうね…」

 

物陰からその様子を見ていたソウゴとツクヨミは斬月カチドキライドウォッチを取り出すとじっと眺めた。

 

ソウゴ「ヴィーナスのライドウォッチじゃなかったけど確かにこのウォッチにはヴィーナスの力が入ってたよ!!」

 

ツクヨミ「不思議よね…何故かしらこの斬月ってライダー…?仮面ライダーヴィーナスに深い関わりがあるライダーなのかしら?」

 

ソウゴ「うーんよくわからないけど…とりあえず後の事は任せてもいい?」

 

ツクヨミ「えっ…私が?」

 

ソウゴはブランクウォッチをツクヨミに渡してツクヨミはソウゴの方をじっと見た。

 

ソウゴ「そのウォッチが未来で斬月ってライダーのウォッチになるんだからこの時代で水瀬さんにバレないように渡してあげないと!!」

 

 

葉月(気づいたら私のポケットに入っていたんです…持ち主が現れたらすぐに気づいて貰えるように目立つようにスカートのベルトに吊り下げてたんです。)

 

 

ソウゴ「入れるところをバレないようにポケットに入れてあげてね!!」

 

ツクヨミ「バレないようにね…大変だわ…」

 

ソウゴ「頼んだよツクヨミ!!」

 

 

-ユグドラシル-

 

ツクヨミは葉月にこっそりブランクウォッチを渡すためにユグドラシルに侵入しており葉月の居場所を隠れながら探していた。

 

ツクヨミ(本当広い会社…一体どこにいるの?)

 

 

先輩女性社員「葉月!!もう少しで会議の時間よ!!急ぎなさい!!」

 

葉月「はい先輩!!」

 

通路の隅の物陰に隠れていると私服姿の水瀬葉月が慌てて近くの更衣室へと入り扉を閉めた。

 

ツクヨミ「居た!!」

 

先輩女性社員「早く着替えなさい!!あと5分で始まるわよ!!」

 

葉月「あわわわ…今、行きます!!」

 

数分後に黒いジャケットに黒のフレアスカートに身を包んだ葉月が更衣室から飛び出して書類を抱えたまま白いジャケットに白のタイトスカートに身を包んだショートカットの女性の後を追った。

 

ツクヨミ「よし…今なら…」

 

ツクヨミは葉月が出てきた更衣室へと侵入すると更衣室のロッカーを順番に開けていく。

 

ツクヨミ「あった!!これだ!!」

 

ツクヨミは葉月のロッカーを見つけて中を開くとロッカーにはチームVENUSの集合写真が貼り付けてありその近くにはVENUSと書かれたパーカーとロングスカートがハンガーに掛けられていた。

 

ツクヨミ「後はポケットにこっそり忍ばせておけば…」

 

ツクヨミは葉月のロングスカートを手に取ってポケットにブランクウォッチを入れると元通りにハンガーに掛けて扉を閉めると静かにその場を後にした。

 

 

ソウゴ「お疲れ様ツクヨミ!!」

 

ツクヨミ「毎回毎回ブランクウォッチを渡すの大変ね」

 

 

葉月Side

 

先輩女性社員「今日もお疲れ葉月。まさかあんな案を考えつくなんて驚いたわ」

 

葉月「えへへ。私、この街が大好きですから…もっとよりよい街に出来ると思うんです。

 

先輩女性社員「「踊りたくなる街」ってテーマなかなかいいじゃない!!」

 

葉月「私の好きなダンスがテーマになって嬉しいですよ!!」

 

先輩女性社員「貴方も元ダンサーなのよね?そのパーカー…」

 

葉月「そうですよ。こう見えても私は元リーダー…あれ…」

 

私はスーツを脱いで私服に着替えようとパーカーを羽織ってロングスカートを履こうとスカートに手を伸ばして、足に通した瞬間に何か固い物が足に当たった様な感じがして、私は思わずスカートのポケットの中を探った。

 

先輩女性社員「どうしたの?」

 

葉月「いえ…何かポケットに何か…何これ?」

 

先輩女性社員「何かしらそれ?」

 

葉月「黒い時計…?」

 

先輩女性社員「葉月のじゃないの?」

 

葉月「いえ…見覚えが無いです…誰かが入れた…?」

 

先輩女性社員「なら…忘れ物取扱の担当に回したら…」

 

葉月「いえ…誰かが今も探してると思うので私がしばらく預かっておきます!!」

 

先輩女性社員「持ち主に気づいて貰う必要があるわね。目立つ場所に身につけたらどう?」

 

葉月「それ良いですね!!えーっと首から下げるには大きすぎるし腰につけるのはどうでしょう?」

 

先輩女性社員「いいと思うわ。腰から下げるならベルトにカラビナをつけてストラップで括ったらどうかしら?」

 

葉月「これなら!!ストラップは…」

 

先輩女性社員は葉月に桃色のストラップを自身のバックから取り出すと葉月のスカートのベルトについているカラビナに取り付けた。

 

葉月「わぁ…桃色可愛いですね!!ありがとうございます!!」

 

その時葉月のスマホにメッセージが入り葉月はメッセージに目を通すとストラップにライドウォッチを括り付けた。

 

葉月「すみません先輩…主任から呼ばれちゃいました。」

 

先輩女性社員「行きなさい…待ってるから。」

 

葉月「はいっ!!」

 

 

 

その頃ソウゴとツクヨミは最後にこの時代の葉月の様子を見守るためにユグドラシルの建物の近くの高台へとやって来ていた。

 

ツクヨミ「あ、出て来たわ!!」

 

ソウゴ「おっ!!」

 

強風が吹き荒れるユグドラシルの屋上には黒のスーツとジャケットの胸に飾った鮮やかな緑のポケットチーフがトレードマークの男性がおり屋上から街の様子を眺めていたが屋上に通じるドアが開け放たれると顔を入口の方へと向けた。

 

主任「来たか…」

 

葉月「お、お待たせしてすみません主任!!」

 

主任「いや、すまないな…いきなり呼び出したりして」

 

葉月「いえ私、もう帰るだけだったので…」

 

葉月は主任に頭を下げると強風が足元で吹き抜けて葉月のロングスカートが激しくはためき舞い上がった。

 

葉月「あっ…わわわわっ!!」

 

主任「む…」

 

葉月は舞い上がるスカートを慌てて抑えるが主任は舞い上がるスカートを直視してしまいそれを見た葉月は今だに暴れるスカートを抑えながら静かに呟いた。

 

葉月「み、見ました?」

 

主任「み、見てはいな…」

 

葉月「主任のえっち…」

 

主任「なっ…何を言っている!?」

 

主任は顔を赤く照れてしまっており葉月はニヤリと笑うとスカートを捲り上げて主任に見せてしまった。

 

葉月「なーんちゃって!!中にダンス用のハーフパンツを履いていたので平気でーす!!」

 

葉月のロングスカートの中には紫色のDANCEと白い文字で書かれたハーフパンツを履いており貴虎はそれを見てため息をついた。

 

主任「まったく…あまりこの私を揶揄うんじゃない!!」

 

葉月「えへへ!!すみませーん!!」

 

葉月は笑みを浮かべると主任の隣に立って街の方へと視線を向けた。

 

貴虎「お前は本当にダンスが好きなんだな…」

 

葉月「えぇ…ありがとうございます…ダンスで街を盛り上げるって意見に賛同してくださって。」

 

主任「私は最初はダンスなど社会に何の役にも立たないクズの集まりだと思っていたがお前と出会ってその考えが間違いだと気付かされた。」

 

葉月「主任…」

 

主任「私はお前の意見を尊重しよう…だからお前も他の奴らの言葉ではなく自分の信じる道を突き進んで欲しい。」

 

葉月「はい…最初から私はそのつもりです!!」

 

主任「その真っすぐさと優しさと考え方に私は惚れてしまったんだな…」  

 

葉月「えっ…主任…それって…」

 

主任は葉月の方へと視線を戻すと僅かに顔を赤くさせてしまい葉月はつい主任のいつもと違う雰囲気に違和感を感じて主任の方を見た。

 

主任「水瀬…俺はお前の事が好きだ…結婚を前提に俺と付き合って欲しい」

 

葉月「っ〜〜〜!!」

 

主任「返事を聞かせてくれるか?」

 

葉月「………主任!!」

 

葉月は主任の胸に取び込むと主任は葉月の体を優しく受け止めた。

 

葉月「主任!!私も…大好きです!!愛しています!!」

 

主任「水瀬!!」

 

葉月「…葉月…ですよ!!」

 

しばらく2人はお互いを抱きしめ合うとすぐに2人は手を繋いだまま街の方へと視線を戻して街の風景を眺めた。

 

葉月「みんなが幸せになれる街を一緒に作っていきましょうね!!」

 

主任「あぁ…そうだな葉月…」

 

2人は手を繋いだまましばらく街の景色を見ていると吹き荒れる強風が再度葉月のロングスカートを激しくはためかせて、激しく暴れるスカートの動きに合わせてベルトから下がっているライドウォッチが左右に激しく揺れてライドウォッチは一瞬白い光に包まれると白いライドウォッチへと変化したが今の2人がそれに気づく事は無かった。

 

 

ソウゴ「ねぇ…見えないんだけど…どう?ツクヨミ?」

 

ツクヨミ「大丈夫…水瀬さんちゃんとウォッチを持ってる!!」

 

ツクヨミは双眼鏡を使って葉月のウォッチを確認すると2人は地上へと移動してタイムマジーンを呼び出して乗り込んだ。

 

ソウゴ「水瀬さんならこの街を守れるって信じてるよ水瀬さん…俺、必ず最高最善の魔王になるからいつかまた…会おう!!」

 

 

ウォズ「かくしてジオウは本来の歴史に存在しない仮面ライダーヴィーナスとの出会いを果たした。水瀬葉月との出会いは今後の常盤ソウゴの魔王への道にどのような未来をもたらすのか…おや?我が魔王がオーマジオウとの邂逅を果たして…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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