葉月「それが…カチドキ…アームズ…」
私がオーバーロードの踏みつけを耐えていると葛葉さんは大砲の様を武器をスクラッチし、オーバーロードを撃ち抜いて吹き飛ばし、すかさずオレンジロックシードを装着した。
(ロックオン)
(オレンジチャージ)
紘汰「でやああっ!!」
デェムシュ「ヌオオオオ!!」
赤いオーバーロードは葛葉さんの一撃で爆発したかと思いきや爆発に紛れて赤い霧のようになり一瞬で高速移動して逃亡してしまった。
紘汰「逃がした!?」
葉月「いえ…今は追わなくていいです…今は…」
紘汰「貴虎を探さないと…だな…」
葉月「そうですね…うっ…」
紘汰「葉月!?おい…しっかりしろ!!」
私は立ち上がろうとしたがダメージのせいでうまく立ち上がれずに再び地面に倒れてしまった。
葉月(オーバーロードがあんなに強いなんて…まったく歯が立たなかった…)
私は震える手でマロンエナジーロックシードの蓋を閉じて変身を解除すると自身の手の震えが止まらない事に気がついた、
葉月(まさか…貴虎さんはあのオーバーロードに襲われて…?)
紘汰「おい…大丈夫か?」
葉月「すみません…足を引っ張ってしまって…」
私はなんとか立ち上がって再び歩きだそうと一歩を踏み出そうとしたが葛葉さんがフラフラの私の体を支えた。
紘汰「その体じゃ無理だ!!一旦体制を整えないと!!
葉月「でも!!」
私はなんとか食い下がるが今の私では葛葉さんの足を引っ張る事しか出来ないと感じて私は渋々葛葉さんの提案に乗る事に。
葉月「戻りましょう…」
-ドルーパーズ-
私達はヘルヘイムの森から帰還し、フルーツパーラー「ドルーパーズ」にて休憩も兼ねて立ち寄っていた。しかし葛葉さんはアルバイトの時間が迫っていたのかそのまま黄色のエプロンを身に着けて接客モードに入っていた。
葉月「え…っ?受付に?」
紘汰「そうなんだよ…おっかしいなぁ…」
私はフルーツ盛りのパフェをつつきながら葛葉さんにそう尋ねる。私と葛葉さんがヘルヘイムの森に行く前に、葛葉さんはユグドラシル本社に行き貴虎さんと直接コンタクトを取ろうとしたのか受付に貴虎さんの所在を尋ねたところ貴虎という社員が居ないという衝撃的な内容だった。
葉月「いや…そんな…ありえないですよ…行方不明だからって…秘書の私の元にも連絡が無いのにおかしいですよ」
紘汰「そうだよなぁ…おかしいな…どうなってるんだ…?」
戒斗「おい、何をボーっとしているとっくに空だ…さっさと注げ」
紘汰「…ただいま」
私の後ろには駆紋戒斗さんがおり空になったコップを葛葉さんに突きつけていて葛葉さんは嫌々ながらもコップにコーヒーを注いでいく。
葉月(うわぁ…大変だな…)
私はパフェをつつきながら2人のやり取りを見ていたが配達の注文が入ったのか葛葉さんはフルーツの入ったバスケットを持ち出かけてしまった。
駆紋「…」
葉月「…どうしました?」
私は出かけていく葛葉さんの後ろ姿をじっと見つめる駆紋さんに気づいて気になって声をかけるが突如立ち上がり駆紋さんは葛葉さんの後を追いかけてしまう。
葉月「え…っ!?ちょ…私も…」
私も後を追うために立ち上がるが突如スマホに着信が入り慌てて電話に出ると電話の相手は湊先輩だった。
葉月「え……貴虎さんが見つかった!?」
-ユグドラシル本社-
私は湊先輩に呼び出されてユグドラシル本社にやって来ていた。湊先輩に話を聞くと行方不明になっていた貴虎さんの位置がわかったとの事で私は貴虎さんを助けにいく為に準備を整えてクラックの入口で湊先輩と待ち合わせをしていた。
葉月「それでは行きましょう…先輩!!」
湊「…えぇ…」
葉月「先輩…?大丈夫ですか?」
湊先輩はいつもの元気な顔では無く、暗くてまるで体調の悪そうな顔になっており私はとても心配になってしまう。
葉月「先輩…私1人でも大丈夫なので今日はお休みになられた方が…」
湊「いいえ…私も行くわ…私が行かなければ意味がないもの…」
-ヘルヘイムの森-
私達は変身した状態で貴虎さんを探す為にヘルヘイムの森を探索していた。私が先行してその後ろに湊先輩が続き、湊先輩が後ろから方向を指示してくれて指示された方向に歩みを進めた。
湊「反応があったのはこの辺りよ」
開けた場所に辿り着き私達は探索を始めるがそこに突如として初級インベスが現れて襲って来たので私は迎え撃つためにソニックアローを構えた。
葉月「先輩…ここは私が…はっ!!」
私はソニックアローで素早く目の前のインベスを狙い撃ち、横から迫ってくるインベスをソニックアローの刃で素早く切り裂いて蹴散らしていった。
葉月「やあっ!!」
再び向かってくるインベスを湊先輩直伝の回し蹴りを浴びせて地面に倒してソニックアローを突き立てた。
(マロンエナジースカッシュ)
私はゲネシスドライバーのレバーを1回絞り、刃にエネルギーを集中させて周りのインベスを一気に全滅させた。
葉月「先輩…大丈夫でした…」
湊「ハァッ!!」
葉月「…っ!?きゃあああ!!」
私は湊先輩の無事を確認しようと先輩の方を振り返ったところ、突如として湊先輩からソニックアローの斬撃を浴びて地面を転がった。
葉月「う…先輩…?何するんですか!?」
湊「ハァァァ!!」
葉月「うぐっ…先輩…どう…して…?」
湊先輩は私に連続してソニックアローの斬撃を繰り出すが私はなんとかソニックアローで先輩の斬撃を受け止めるが振り払われてしまい、再び斬撃を受けてしまう。
湊「ハァッ!!」
葉月「やめて下さい…先輩!!あぁっ…」
私は先輩の射撃をソニックアローで弾いて防御しながら呼びかけるが先輩は私の呼びかけには答えず再び矢を放って来て私は防御できずにソニックアローの一撃を受けてしまう。
葉月「ぐっ…先輩…何で…何でなんですか…!?」
私はソニックアローを構えて湊先輩目掛けて狙いを定めるが突如としてその手が止まる。
葉月(先輩を…撃つの…?そんな事…出来ない…先輩を攻撃なんて…出来るわけない…)
私はソニックアローをゆっくりと下ろすがそこに接近して来た湊先輩の斬撃を浴びて再び地面に転がった。
湊「ハァッ!!」
葉月「あぐ…っ…せ…んぱい…」
私は再びソニックアローで先輩のソニックアローの斬撃を受け止めるが下からのソニックアローの斬撃は防げず私のソニックアローが跳ね上げられてしまい崖下へと落ちてしまった。
葉月「…っ!?しまっ…あぁっ…」
ソニックアローを崖下へと落とされて防御する術を失った私に先輩の容赦の無い斬撃が連続で繰り出されて私は抵抗も出来ずに攻撃を受けてしまい再び地面を転がった。
葉月「先輩…どうして…私を…?」
湊「…迷惑なのよ!!貴方は!!いつも私の後ろで先輩先輩と…」
葉月「…え…」
湊「そして目障りなのよ…私達の周りをうろちょろと邪魔をして…」
湊先輩に私は激しく言葉で責め立てられ私は体が固まるが、私は先輩の声が涙声になっている事に気がついた。
葉月「先輩…泣いているんですか?」
湊「…っ!!泣いてなんか…」
葉月「泣いてるじゃないですか!!先輩…私を攻撃しながらもとても辛そうですよ!!」
湊「っ!!」
葉月「先輩!!」
湊「黙りなさい!!」
(ロックオン)
湊先輩は叫びピーチエナジーロックシードをソニックアローに装着してエネルギーをチャージさせながら私に向かってソニックアローを構えた。
葉月「やめて…やめて下さい…先輩…」
私は呼びかけるが先輩はソニックアローを私に向かって構えたままついに必殺技を発動させてしまう。
(ピーチエナジー)
葉月「きゃあああああ!!」
私は湊先輩のソニックアローの一撃を受けてしまい、吹き飛ばされてとうとう変身が強制的に解除されてしまいボロボロの姿で地面に倒れ込んでしまう。私は全身ボロボロであちこちに傷を負ってしまい、破れた黒のスーツのジャケットがぱさりと地面に落ちた。
葉月「あぁ…うぅ…」
私は立ち上がれずに地面に倒れたまま先輩を見上げるが、私にとどめを刺す為かソニックアローを手に私の元へとやって来て私の胸倉を掴んで私を強制的に立ち上がらせた
葉月「うぐ…」
私は強制的に立ち上がらされたところに頬と腹をソニックアローで殴打されて私は再び地面に倒れ込み、倒れた私に向かってソニックアローを構えた。
葉月「やめて…先輩…」
湊「ああああああ!!」
ついに湊先輩のソニックアローの最後の一撃が私に振り下ろされたようで、私はこれから来るであろう衝撃と痛みを恐れて目を瞑ってしまった。