仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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160話 フォラスの企み

 

その頃記憶を失った貴虎はプロト鎧武に変身したアイムとプロトバロンのグラシャ、プロトグリドンのフォラスとの戦いを見守っていたが突如突如アーマードライダー斬月が乱入して3人のアーマードライダーを圧倒しているのを見て頭を抱えた。

 

グラシャ「なんだアイツ!?」

 

フォラス「新しいアーマードライダーか!?」

 

斬月「ハッ!!」

 

貴虎「うわっ…」

 

斬月は貴虎を狙いに定めて無双セイバーを振り下ろすが貴虎はギリギリで攻撃を躱し、斬月の方を見ながら記憶を微かに思い出そうとしていた。

 

貴虎「俺はあいつを知っている…アーマードライダー…斬月!!」

 

斬月「ハアッ!!」

 

貴虎「くっ…」

 

アイム「どりゃあっ!!」

 

再び貴虎に振り下ろされた無双セイバーをアイムが割って入って受け止めてアイムは貴虎に向かって叫んだ。

 

アイム「おいおっさん!!逃げるぞ!!」

 

 

一方とある場所にて鎮宮影正と呼ばれる青年が父である鎮宮鍵臣と呼ばれる男と重要な話をしていた。

 

影正「謎のアーマードライダーが現れました」

 

鍵臣「謎のアーマードライダー?」

 

影正「アーマードライダー斬月…」

 

鍵臣「呉島貴虎か?」

 

影正「斬月が呉島貴虎を襲っていました」

 

鍵臣「どういう事だ?」

 

影正「わかりません…失礼します。」

 

影正が立ち去ろうと歩き出すと側で待機していた雪叢・ベリアル・グランスタインと呼ばれる傭兵が入れ替わりに鍵臣の元へとやって来た。

 

ベリアル「貴方が雇い主?よろしくね!!」

 

鍵臣「……」

 

ベリアル「クソじじい…」

 

握手をしようと手を差し出すが断われてしまい思わずベリアルは悔しそうな表情を見せた。

 

ベリアル「依頼内容はガキ共の監視。このアタシにガキ共のお守りをしろと?安く見られたものね…」

 

鍵臣「予定変更だ。ある男を殺して欲しい…」

 

すると鍵臣の部下が歩み寄りベリアルに1枚の写真と銀色のキャリーケースを差し出した。

 

ベリアル「あら〜いい男!!殺すには勿体無い!!」

 

鍵臣「探し出して抹殺しろ!!一刻も早くな…それはプレゼントだ。」

 

部下の男が銀色のキャリーケースを開けるとそこには戦極ドライバーが収められておりベリアルは中身を確認した。

 

ベリアル「ライダーシステム?プロのアタシにこんな物預けるなんて…鬼に金棒じゃなーい!!有り難く使わせて貰うわ!!それじゃ…いい報告待っててね〜」

 

ベリアルは立ち去った後1人になった鍵臣は静かに1人呟いた。

 

鍵臣「呉島の時代は終わった…この国はいや…世界は我ら一族が支配する!!」

 

 

貴虎Side

 

貴虎達は斬月を誘き出して正体を探るためにチームバロック・レッドに助力を求めていたが交渉は難航していた。

 

アイム「手を組んでくれるんだな!?」

 

グラシャ「断る!!」

 

アイム「どうして!?お前もアイツの力をわかってるだろう?」

 

グラシャ「勝てないとは言った…だが逃げるつもりは無い…どんな邪魔が入ろうと俺は俺の強さを示す!!」

 

アイム「でもっ!!」

 

グラシャ「話は終わりだ帰れ!!」

 

アイム「おい待てよ!!」

 

グラシャ「帰らないと言うのなら今からここで始めてもいい…」

 

チームバロック・レッドのメンバーがグラシャの言葉に一斉に武器を構えるが貴虎がアイムを嗜めていた。

 

貴虎「行こう…交渉は決裂のようだ」

 

アイム達が立ち去った後物陰で様子を見ていたグリーン・ドールズのリーダーであるフォラスがグラシャの元へと歩み寄った。

 

フォラス「オレンジの奴ら思ったより早く動いて来たねぇ?」

 

グラシャ「お前の方が俺の元に来るのが早かったがな?」

 

フォラス「そりゃあの白いアーマードライダーは脅威だからな…奴に暴れられたら俺達の勢力図は簡単に崩れちまう!!だからここは俺と手を組んで奴を一緒に倒しちまうのは…」

 

グラシャ「誰であろうが答えは変わらない!!お前と組むつもりは無い…」

 

フォラス「強気だねぇ…わかった。俺がオレンジの連中と組んでも知らないよ?」

 

グラシャ「そうしたければそうすればいい!!お前達もは白いアーマードライダーも俺達が纏めて叩き潰す!!」

 

フォラス「その自信は一体どこから来る?」

 

グラシャ「怒りだ。自分に対する怒り、弱い物に対する怒り、それが俺を強くする…俺はいずれ貴族共を倒してこの国の頂点に立つ…だからお前など眼中に無い!!」

 

フォラス「その言葉に後悔しなきゃいいんだけどな…」

 

グラシャ「ぐっ…」

 

突如グラシャが苦しみ出してしまいチームメンバーが慌てて駆け寄るがグラシャはなんとかメンバーを静止した。

 

フォラス「あれれれれ〜この間の俺との戦いのダメージ残ってたりする?」

 

グラシャ「行くぞ…」

 

グラシャ達が立ち去った後フォラスの元にチームメンバーが集まって来てフォラスはメンバーに声を掛けた。

 

フォラス「アイム達と接触する!!奴と手を組んでグラシャを殺る…なんだか調子悪そうだったしな!!その後に俺とアイムで白いアーマードライダーだ!!出来るだけアイツに戦わせて俺は体力温存。最後に生き残るのはこの俺だ…」

 

ニヤリと笑みを浮かべるフォラスだったが突如どこからか手拍子が鳴り響き全員の視線が突如として現れたベリアルへと注がれた。

 

ベリアル「よっ!!はっ!!もういっちょ!!お疲れ様でした!!なーんてね?」

 

フォラス「!?」

 

ベリアル「貴方…中々策士じゃない?でも覚えておくといいわ。どんなに策を巡らせても弱い奴は生き残れない…死ぬだけよ!!」

 

フォラス「何者だてめぇ?」

 

ベリアル「アタシの名前が知りたい?だったら教えてあげる。雪叢・ベリアル・グランスタイン…プロの傭兵よ!!」

 

フォラス「傭兵…って事は貴族共に雇われたのか」

 

ベリアル「そうよ!!貴方にしつもーん!!この男に見覚えない?」

 

ベリアルが1枚の写真を見せるとそこには貴虎の写真がありそれを見たフォラスが思いついたような顔を見せた。

 

フォラス「知ってるよ。オレンジの奴らといた記憶喪失の男だ」

 

ベリアル「じゃあ案内して。」

 

フォラス「はいって言うとでも思ったか?」

 

ベリアル「じゃあはいって言わせてあげる…来なさい!!」

 

フォラスのチームメンバーが一斉にベリアルに襲い掛かるがベリアルは圧倒的な力でメンバーとフォラスを地面に倒してしまった。

 

ベリアル「貴方のチーム…ワタシが貰い受けるわ!!」

 

フォラス「お前達!?」

 

ベリアルはフォラスのチームメンバーを操りベリアルの指示で勢いのあるダンスを披露し始めてしまいそれを見たフォラスが焦りの表情を見せた。

 

ベリアル「初お披露目よ!!その目に焼き付けなさい?ワタシの新しい戦闘服!!」

 

ベリアルの腰には既に銀色の戦極ドライバーが装着されており懐からドリアンロックシードを取り出して構えた。

 

ベリアル「変身」 

 

 

(ドリアン)

 

(ロックオン)

 

(ドリアンアームズ!ミスター デンジャラス!)

 

ベリアルはプロトブラーボへと変身を果たすとフォラスへと襲い掛かりフォラスはベリアルの鎧を殴打するが鎧の突起物に手を痛めてしまった。

 

フォラス「あはぁ!!痛ぇ!!あぁ〜」

 

ベリアル「アタシ卑怯な子は嫌いじゃ無いわ。貴方の事…アタシが使ってあげる…アタシが戦闘のいろはを教えてあげる!!」

 

ベリアルはフォラスを蹴り飛ばして地面に転がったフォラスにドリノコを突きつけた。

 

ベリアル「どう?案内する気になったかしら?」

 

フォラス「案内します!!案内…させてください!!」

 

ベリアル「あ〜ら〜物分かりがいい子は大好きよ!!」

 

フォラス「レディ?こちらへどうぞ!!」

 

 

葉月Side

 

藤果さんから堀江三津子さんの話を聞いていた私は一度ミハイルさんと報告も兼ねて連絡を取る事にしてミハイルさんと通信を繋いでいた。

 

葉月「アンダーグラウンドシティ?」

 

ミハイル「調べたところ貴虎と最後の通信があった辺りは巨大な穴があり、穴の下には巨大な地下都市があるそうだ。」

 

葉月「そこに貴虎さんが…?」

 

ミハイル「おそらく貴虎も何かしらの事件に巻き込まれた可能性かある…気をつけるんだ!!」

 

葉月「わかりました。」

 

私はミハイルさんとの通信を切り辺りを散策していると藤果さんが巨大な穴を発見していた。

 

藤果「おそらくこの穴の下にアンダーグラウンドシティが…」

 

葉月「おそらく貴虎さんが居る場所…」

 

藤果「しかし葉月さんはどうするのですか?ドライバーを奪われてしまって生身じゃ危険では?」

 

葉月「実はですね…」

 

私は懐から予備の戦極ドライバーを取り出して藤果さんに見せると藤果さんは驚きの表情を浮かべた。

 

葉月「こう言うこともあろうかと戦極ドライバーも持って来ていたんですよ。」

 

私の戦極ドライバーには既に凌馬さんから送られたゲネシスコアが装着されていた。

 

葉月「ロックシードを奪われなくてよかったです…」

 

私と藤果さんは腰に戦極ドライバーを当てると私達の腰に黄色いベルト帯が巻き付いてベルトが腰に装着された。

 

葉月「ついにここまで来ましたね…」

 

藤果「ここまでの道のりはとても長かったですね…」

 

葉月「でも…本当によかったんですか?今回の旅は危険がいっぱいなのに…」

 

藤果「私は葉月さんと貴虎の力になりたいんです…だから貴方と一緒に行きます。」

 

葉月「藤果さん…わかりました!!藤果さんの力を貸して下さい!!」

 

私は藤果さんの手を握ると目の前に広がる巨大な穴へと向き直った。

 

葉月「それじゃ…行きましょう!!藤果さん!!」

 

藤果「はいっ!!」

 

私は2つのロックシードを取り出して構え、同時に藤果さんも黄緑色のロックシードを構えた。

 

葉月•藤果「「変身!!」」

 

(イチゴ)•(ピーチエナジー)

 

(リンゴ)

 

私はイチゴロックシードを戦極ドライバーに装着してコアスロットにピーチエナジーロックシードを追加で装着し藤果さんは黄緑色の青リンゴのロックシードを戦極ドライバーに装着して私達は同時にハンガーを閉じた。

 

 

(ロックオン•ソイヤ!!ミックス!!)

 

(ロックオン•Come on!!)

 

 

(イチゴアームズ!シュシュッと スパーク! ジンバーピーチ!ハハーッ!)

 

私はイチゴロックシードとピーチエナジーロックシードによりアーマードライダーヴィーナス•ジンバーピーチアームズへと変身を果たしてソニックアローを装備した。

 

 

(リンゴアームズ• デザイア フォビドゥン フルーツ)

 

藤果さんも青リンゴロックシードによりアーマードライダーイドゥンに変身して剣と盾を装備した。

 

葉月「はあっ!!」 

 

藤果「はっ!!」

 

 

私達は変身を完了させると手を繋いで穴に飛び込み巨大な穴の底に広がる地下世界・アンダーグラウンドシティへと飛び込んでいった。

 

葉月「今行きます…貴虎さん!!」

 

 

 

 

 

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