仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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161話 イドゥン復活

 

葉月「ひいいいい…どこまで続いてるんですかこの穴!?」

 

藤果「くっ…」

 

私達は手を繋いだまま穴の下へと落下しているがもはや地上の光が届かない場所のようで私は思わず落下する地点をなんとか見ようと目を凝らして下を見た。

 

葉月「見えない…」

 

藤果「いえ、もう少しです!!微かに灯りが!!」

 

よく見ると落下する地点には灯りがあり私は着地の衝撃を和らげるためにソニックアローの刃先を壁に向かって突き刺した。

 

葉月「くっ!!ううううう…」

 

ソニックアローの刃が壁をガリガリと物凄い勢いで削り私はなんとか着地の衝撃を和らげると静かに地下へと降り立った。

 

葉月「ふぅ…なんとかなりました…藤果さんは大丈夫でしたか?」

 

藤果「えぇ…なんとか」

 

藤果さんも無事に薄暗い地下に降り立ち私達はロックシードの蓋を閉じると変身を解除して歩き始めた。

 

葉月「ここが地下世界アンダーグラウンドシティですか…」

 

藤果「とても薄暗いですね」

 

葉月「念の為ミハイルさんに到着した事を連絡してみますね」

 

私は壁際まで行きスマホを取り出すとミハイルさんに連絡を取ろうとしたが突如背後の扉から音が響いた。

 

葉月「わっ…わっわっちょっと待って〜!!」

 

藤果「葉月さん!?」

 

背後の扉がなんと回転してしまい私は回転に巻き込まれてしまい回転する扉の向こうの空間に出てしまった。

 

葉月「しまった…分断された…」

 

私は思わぬ大失態に舌を打つが扉の向こうから藤果さんの扉を叩く音が聞こえて私は大声を張り上げた。

 

藤果「葉月さん大丈夫ですか?」

 

葉月「私はなんとか…ただ離れ離れになっちゃいました…」

 

藤果「くっ…この扉、固くて動かない…」

 

葉月「ど、どうしましょう?」

 

藤果「このまま一旦別れて先を進むしかなさそうですね…」

 

葉月「わかりました…後でなんとか合流しましょう!!」

 

藤果「えぇ…葉月さんもお気をつけて!!」

 

私達はそれぞれ別れて先を進むことになり私は薄暗い通路の階段をゆっくりと登って行った。

 

 

藤果Side

 

葉月と離れ離れになってしまった藤果は狭い通路を進んで行くと開けた場所に辿り着き、周りを見回していると人の気配を感じて物陰に隠れていた。

 

ベリアル「もう〜この素敵な男はどこにいるの?」

 

フォラス「オレンジの奴らと一緒に居たのですか…奴らどこへ行ったんでしょう?」

 

ベリアル「まったく使えないわね貴方…」

 

藤果(誰?)

 

突如現れたベリアルとフォラスの2人に藤果は警戒しながら物陰から様子を伺っていた。

 

ベリアル「アタシこういう素敵な男には弱いのよ〜」

 

フォラス「あぁ…ベリアルさんってオカ…」

 

ベリアル「それ以上言ったら殺すわよ…後、ワタシの事は師匠と呼びなさい?」

 

フォラス「ひぃぃぃ…すみません師匠!!」

 

ベリアル「まったくこんな素敵な男。殺すには勿体無いわ!!」

 

ベリアルは1枚の写真を取り出して眺めると写真に向かって口付けをしてしまった。

 

ベリアル「貴方?さっさとこの男の元へと案内しなさい!!」

 

フォラス「ひぃぃぃぃ…」

 

ベリアルが貴虎の写真をフォラスに向かって見せつけるとその写真をよく見ようと藤果は双眼鏡を取り出して写真の人物を確認しようとしていた。

 

藤果(っ!?貴虎!?)

 

ベリアル「どうやらネズミが迷い込んでいるみたいね?」

 

藤果(!?)

 

ベリアルが藤果が隠れている物陰へと視線を向けておりナイフを取り出していた。

 

ベリアル「早く出てこないとナイフを打ち込むわよ?」

 

ベリアルに既に勘付かれてしまったようで藤果は仕方なくベリアルの前に姿を現す事にして2人に姿を見せた。

 

フォラス「女!?」

 

ベリアル「女?まったく…アタシ達の会話を盗み聴きするとはいい度胸をしているわね?」

 

藤果「貴方は?」

 

ベリアル「こんな地下世界に女が居るなんて只者じゃ無いわね貴方?何が目的かしら?」

 

藤果「質問しているのは私です。その写真の男を探しているだけです!!」

 

ベリアル「あら〜貴方もこの男の魅力に魅了された子かしら?でも残念ね?この男は私が貰い受けると決めているのよ〜」

 

藤果「何をふざけた事を…」

 

フォラス「どうするんですか師匠!?」

 

ベリアル「この女を貴族の連中に差し出せば追加の報酬が貰えるかもしれないわ?」

 

フォラス「確かに!!こんな地下世界に女は珍しいですもんね!!」

 

ベリアル「わかっているじゃない?じゃあするべき事はわかっているわね?」

 

フォラス「当然!!ウラアアアッ!!」

 

突如フォラスが藤果に襲い掛かり藤果は冷静にフォラスの拳を躱しながら蹴りを浴びせた。

 

藤果「ハアッ!!」

 

フォラス「ぐわっ…」

 

ベリアル「へぇ〜貴方やはり只者じゃ無いわね?貴方は傭兵?いや暗殺者ってところかしら?」

 

藤果「貴方に答えるとでも?」

 

ベリアル「生意気な女!!貴方!!やってしまいなさい!!」

 

フォラス「わかりましたよ師匠!!」

 

フォラスはドングリロックシードを構えると勢いよく開錠した。

 

フォラス「変身!!」

 

 

(ドングリ)

 

(ロックオン•Come on!!)

 

(ドングリアームズ!ネバー ギブアップ!)

 

フォラスはプロトグリドンに変身を果たし藤果は突然の変身に驚愕していた。

 

藤果「アーマードライダー!?」

 

フォラス「オラッ!!」

 

藤果「くっ!!」

 

藤果は振り下ろされる武器を避けながら戦極ドライバーを取り出して腰に装着すると青リンゴロックシードを構えた。

 

フォラス「なっ…お前も戦極ドライバーを!?」

 

藤果「変身」

 

(リンゴ)

 

藤果は青リンゴロックシードを開錠すると上空から黄緑と赤のラインが混じったリンゴの鎧が現れて藤果はロックシードをドライバーに装着してハンガーを閉じた。

 

(ロックオン)

 

西洋風の待機音が流れて藤果はカッティングブレードに手をかけると素早くブレードでロックシードの断面をカッティングした。

 

(Come on!!)

 

(リンゴアームズ• デザイア フォビドゥン フルーツ)

 

藤果の体を銀色のアンダースーツが覆いその上から黄緑のリンゴの鎧が被さり展開して藤果はイドゥンへの変身を完了させた。

 

フォラス「なっ…また新しいアーマードライダーだと!!」

 

ベリアル「あら素敵〜そのリンゴいいじゃない〜アタシの物にしたいわ!!」

 

フォラス「くっ…舐めやがって!!デヤアアッ!!」

 

フォラスが武器を構えて突進するが藤果は黄緑色の盾から赤い剣を抜くとフォラスの武器を冷静に受け止めた。

 

フォラス「なっ…」

 

藤果「ヤアッ!!」

 

フォラス「ぐわっ!!」

 

藤果はガラ空きになったフォラスの体に剣の一撃を浴びせて吹き飛ばしてしまいフォラスは地面を何度も転がってしまった。

 

フォラス「ちくしょう…この女!!」

 

ベリアル「リンゴのロックシードだなんて素敵!!欲しいわ!!」

 

ベリアルの視線は既に藤果の戦極ドライバーに装着されている青リンゴのロックシードに注がれており弟子がやられているのを気にもしていない様子であった。

 

 

 

 

 

 

 

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