仮面ライダー鎧武 呉島貴虎の秘書   作:雨風歌

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164話 ロックシードの暴走

 

-鎮宮家研究施設-

 

影正「三津子、どういうつもりだ?」

 

研究施設の中央の診療台に意識を失った葉月が寝かされており、それを見た影正が側で見ている三津子に声を掛けた。

 

三津子「この子は私が貰う事にしたわ!!何か文句があるの?」

 

影正「はあっ…まぁ好きにするがいいさ…けど彼女の装備は貰っていくよ…強力なロックシードは貴重だからね…」

 

影正は机の上に置かれた葉月のイチゴロックシードとピーチエナジーロックシードを掴もうと手を伸ばすが、三津子は2つのロックシードを空中に浮かせて自身の手に引き寄せた。

 

三津子「この子の装備は私の物よ…触らないで!!」

 

影正「ちっ、分かったよ…そのまま彼女を捕らえておけよ?呉島貴虎に接触させる訳にはいかないからね…」

 

 

葉月Side

 

葉月「うぅん…ここは?」

 

三津子「起きたのかしら呉島葉月?」

 

葉月「貴方は三津子さん!?私を…攫ったんですか!?」

 

三津子「そうよ。藤果から貴方を奪う…それが私の考えた新たな復讐よ…」

 

葉月「どうして…私を…!?っ!?体が…動か…無い…」

 

私に歩み寄る三津子さんから離れようと体を動かすが、彼女のエスパー能力なのか私の体は身動き一つ封じられてしまい、動けない私の体の上に三津子さんが跨り始めた。

 

三津子「私はね貴方をずっと見ていたわ…沢芽市で戦う貴方の活躍をね」

 

葉月「いつの間に…」

 

三津子さんは私に跨ると私の頬に手を当てて来て、私は思わず顔を背けようとしたが、やはり顔を動かす事が出来なかった。

 

三津子「貴方は戦いの中で舞い踊る女神のよう…気づいたら貴方の美しさに夢中になっていたわ…」

 

葉月「なっ…何を…ひゃっ…」

 

三津子さんは私の体を触り始めて白いジャケットのボタンを外し始めて、そのまま白いジャケットを脱がして診療台から落としてしまった。

 

三津子「私はね貴方のような強く美しい女性が好きなのよ…私は貴方を愛しているわ…」

 

葉月「何を言って…私と貴方は女性同士じゃ無いですか!!」

 

三津子「愛の形に性別なんて関係ないわ?ふふふふ…」

 

葉月「ひゃっ…やめて…触らないで下さい!!」

 

三津子さんはとうとう私の足首を触り始めて私は思わずこの後の行動を察してしまい、涙が溢れてしまった。

 

三津子「愛してるわ葉月…このまま私のモノになりなさい?」

 

葉月「あ…あぁ…やめ…やめて…」

 

ついに三津子さんの手が私のスカートの中にまで伸びてしまい、私のスカートを掴んだところで私は思わず目を瞑ってしまった。

 

三津子「ぐあっ…」

 

突如発砲音が響いて三津子さんが私から離れると、銃撃を放った人物の方を睨みつけた。

 

三津子「なっ…誰なのよアンタ!?」

 

葉月「貴…虎さん…?」

 

そこには無双セイバーを構えたアーマードライダー斬月がおり、三津子さんはすぐにゲネシスドライバーを装着してマロンエナジーロックシードを開錠した。

 

三津子「邪魔をするなぁぁぁ!!変身っ!!」

 

(マロンエナジーアームズ)

 

三津子「ハアッ!!」

 

斬月「……」

 

三津子さんはソニックアローを振り下ろすが、斬月は盾で冷静に攻撃を受け止めて無双セイバーで逆に三津子さんを連続で切りつけてダメージを与えていた。

 

三津子「くっ…何なのアンタ!?こっちは強いベルトを使ってるのに!?」

 

斬月「……」

 

三津子さんは斬月にそう問いかけるが、斬月は一言も発さずただひたすら無双セイバーを叩きつけており、最後に三津子さんを蹴り飛ばすと、戦極ドライバーのカッティングブレードに手を掛けた。

 

(メロンスカッシュ)

 

三津子「うっ…ああああっ!!」

 

斬月の斬撃が命中して三津子さんは吹き飛ばされてしまい、三津子さんが慌てて立ちあがろうと視線を斬月に戻すが、そこには斬月の姿は無く、三津子さんはよろよろと立ち上がった。

 

三津子「なっ…何なのアイツ!?うっ…」

 

葉月「えっ…」

 

突如三津子さんは胸を押さえて苦しみ始めてしまい、私は診療台から降りると三津子さんの方へと駆け寄った。

 

葉月「三津子さん!?どうしたんですか!?」

 

三津子「何…これ…!?」

 

三津子さんの腰のゲネシスドライバーに装着されているマロンエナジーロックシードが赤く光っており、そこから何かしらの異常が発生しているようで、三津子さんは強制的に変身が解除されてしまった。

 

三津子「あっ…ああああああ何よこれ!?」

 

葉月「なっ…腕が…」

 

三津子さんの腕が突如ヘルヘイムの植物に覆われると、三津子さんの腕はインベスの腕のように変わってしまい、それを見た三津子さんは自身の腕を強く握りしめた。

 

三津子「戻れっ!!戻りなさいよ!!」

 

三津子さんは腕に力を込めるとすぐに元の腕に戻ったが、三津子さんは大汗をダラダラ垂らしながら自身の体をじっと見ていた。

 

三津子「何?何なのよ…これは!?」

 

葉月「まさかそのロックシードは…プロトタイプ!?」

 

私はロックシードがプロトタイプである事に気づいて三津子さんのドライバーからロックシードを外そうと駆け寄ったが、三津子さんが警戒して私から離れてしまった。

 

三津子「触らないで!!」

 

葉月「何言ってるんですか!?そのロックシードは危険なんですよ!!」

 

三津子「私は力を手に入れた…今更手放せる訳ないでしょ!!」

 

葉月「何を…?」

 

三津子「大丈夫…まだ力を使いこなせてないだけ…次は使える筈…」

 

葉月「待って…待って下さい!!」

 

三津子さんは研究施設から飛び出してしまい、私は慌ててその後を追った。

 

 

 

 

 

 

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